宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント
宮里藍 サントリーレディスオープン ゴルフトーナメント | |
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トーナメント情報 | |
創設 | 1990年 |
開催地 | 兵庫県(1990年, 1992年 - ) |
開催コース | 六甲国際ゴルフ倶楽部(2006年 - ) |
基準打数 | Par72(2021年) |
ヤーデージ | 6,484Yards(2021年) |
主催 |
サントリーホールディングス株式会社 株式会社フジテレビジョン 関西テレビ放送株式会社 |
ツアー | 日本女子プロゴルフ協会 |
競技方法 | ストロークプレー |
賞金総額 | 1億5000万円(2021年)[1] |
開催月 | 6月 |
最高記録 | |
最少打数 | 265 岩井千怜 (2023年)[2] |
通算スコア | -23 同上 |
最新優勝者 | |
大里桃子(2024年) |
宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント(AI MIYAZATO SUNTORY LADIES OPEN GOLF TOURNAMENT)は、毎年6月第2週に行われる日本女子プロゴルフ協会公認による女子ゴルフトーナメントである。
概要
[編集]本大会はサントリーホールディングス・フジテレビジョン・関西テレビ放送の3社の主催によって開催されている。2021年から賞金総額1億5000万円、優勝賞金2700万円[注 1]に引き上げられた[1]。
2012年までは女子の試合としては珍しく、公式戦(メジャー大会)以外では唯一の4日間競技だった。
開催コースは1991年の第2回大会のみ千葉県市原市のキングフィールズゴルフクラブで開催された以外は、第1回の1990年から1998年までは主に兵庫県神戸市北区の有馬ロイヤルゴルフクラブで、1999年以降は兵庫県三木市にあるジャパンメモリアルゴルフクラブ(現・三甲ゴルフ倶楽部ジャパンコース)[3]でそれぞれ行われていたが、2006年からは神戸市北区にある六甲国際ゴルフ倶楽部に場所を移して現在に至っている。[4]
2018年度から大会アンバサダーに元女子プロゴルファーの宮里藍(2017年引退)を迎え、大会名も『宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』に変更されることが2018年3月5日に主催者のサントリーより発表された[5]。
2020年からこの大会の優勝者及び2位の選手には8月に開催される『AIG女子オープン選手権』の出場権が付与される[1]。このため、2022年度から副題として「神戸から世界へ」・「~全英女子への道~」が付けられている。
歴代優勝者
[編集]開催回 | 開催年 | 優勝者名 | 開催コース |
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第1回 | 1990年 | 黄玥珡 | 有馬ロイヤルゴルフクラブ |
第2回 | 1991年 | 村口史子 | キングフィールズゴルフクラブ |
第3回 | 1992年 | 柏戸レイ子 | 有馬ロイヤルゴルフクラブ |
第4回 | 1993年 | 前田すず子 | |
第5回 | 1994年 | 山岡明美 | |
1995年大会は阪神・淡路大震災のため中止 | |||
第6回 | 1996年 | 元載淑(ウォン・ジェスク) | ジャパンメモリアルゴルフクラブ |
第7回 | 1997年 | 塩谷育代 | 有馬ロイヤルゴルフクラブ |
第8回 | 1998年 | マーニー・マクグァイヤ | |
第9回 | 1999年 | 肥後かおり | ジャパンメモリアルゴルフクラブ |
第10回 | 2000年 | 中野晶 | |
第11回 | 2001年 | 服部道子 | |
第12回 | 2002年 | 坂東貴代 | |
第13回 | 2003年 | 李知姫 | |
第14回 | 2004年 | 宮里藍 | |
第15回 | 2005年 | 不動裕理 | |
第16回 | 2006年 | ニッキー・キャンベル | 六甲国際ゴルフ倶楽部 |
第17回 | 2007年 | 張娜 | |
第18回 | 2008年 | 上田桃子 | |
第19回 | 2009年 | 諸見里しのぶ | |
第20回 | 2010年 | 飯島茜 | |
第21回 | 2011年 | アン・ソンジュ | |
第22回 | 2012年 | 金孝周(当時アマチュア) | |
第23回 | 2013年 | 森田理香子 | |
第24回 | 2014年 | アン・ソンジュ | |
第25回 | 2015年 | 成田美寿々[6] | |
第26回 | 2016年 | 姜秀衍(カン・スーヨン)[7] | |
第27回 | 2017年 | キム・ハヌル[8] | |
第28回 | 2018年 | 成田美寿々[9] | |
第29回 | 2019年 | 鈴木愛[10] | |
2020年大会は新型コロナウイルス流行の影響により中止[11] | |||
第30回 | 2021年 | 青木瀬令奈[12] | 六甲国際ゴルフ倶楽部 |
第31回 | 2022年 | 山下美夢有[13] | |
第32回 | 2023年 | 岩井千怜[14] | |
第33回 | 2024年 | 大里桃子[15] |
テレビ中継
[編集]地上波のテレビ中継はフジテレビの制作でFNS系列28局で決勝ラウンドの2日間を中継している。例年、関西テレビ(共催者)と東海テレビが制作・技術協力に、北海道文化放送が制作協力に就いている。また、BSデジタル放送のBSフジ、及びCS放送のフジテレビONEでは4日間中継している。
なお地上波で中継予定だった2020年大会の放送枠は決勝ラウンド1日目の代替として「めざましテレビ きょうのわんこスペシャル」、同2日目の代替で関西テレビ制作の「さんまのまんまSP特別編」を放送した[注 2]。
チャリティ
[編集]1995年は阪神・淡路大震災のため中止され、大会に予定された賞金総額の全額で神戸市に小型消防車30台が寄付された。以降2008年まで大会名の愛称を「We Love KOBE」とし、大会中のアマプロトーナメントの入場料やチャリティコーナーの売上金などで2008年までに消防車72台、消防ポンプ38台が神戸市に寄贈された。チャリティ金はその他にも子供のためのスポーツ振興や、災害義援金として役立てられている。
参考
[編集]- 日本女子プロゴルフ協会 サントリーレディスオープン[リンク切れ]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “「サントリーレディス」がバージョンアップ!V&2位に「全英」出場権/国内女子”. サンケイスポーツ. 産経デジタル. (2020年1月15日) 2020年1月15日閲覧。
- ^ “岩井千怜が自身初の完全優勝 トーナメントレコードで今季2勝目「自分でもびっくり”. 日刊スポーツ 2023年6月11日閲覧。
- ^ “倶楽部の歴史”. 三甲ゴルフ倶楽部公式サイト. 2020年9月25日閲覧。
- ^ トーナメントでは、東コースの1番から9番をアウトコース、西コースの14番、15番、18番、1番、2番、10番、11番、12番、13番をインコースとして使用している。
- ^ “「サントリー・レディース」に宮里藍さん冠名、日本女子2人目”. スポーツニッポン新聞社. (2018年3月6日) 2018年3月6日閲覧。
- ^ 成田美寿々が完全優勝で今季2勝目 2位のイ・ボミは“5度目” - ゴルフダイジェスト・オンライン、2015年6月14日閲覧
- ^ ベテラン姜秀衍が逃げ切りVで涙 イ・ボミは追い上げ届かず - ゴルフダイジェスト・オンライン、2016年6月12日閲覧
- ^ 宮里藍2アンダー26位、キム・ハヌルが今季3勝目 - 日刊スポーツ、2017年6月11日閲覧
- ^ 成田美寿々4打差逆転で今季初V! 有村とのPO制す - 日刊スポーツ、2018年6月10日配信、同日閲覧
- ^ 「愛」が憧れ「藍」に近づく 鈴木愛絶賛された神業 - 日刊スポーツ、2019年6月16日配信、同日閲覧
- ^ 宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント2020 開催中止のお知らせ サントリーHD、CX、カンテレ、JLPGA
- ^ “青木瀬令奈が涙の4年ぶりV「引退」よぎった28歳の覚悟と辿り着いた境地 - 国内女子ゴルフ : 日刊スポーツ”. 日刊スポーツ. (2021年6月13日) 2023年7月31日閲覧。
- ^ "山下美夢有が4打差逆転V、今季2勝目 4バーディー、ノーボギーで藤田さいきを1打抑える". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 12 June 2022. 2022年6月12日閲覧。
- ^ 岩井千怜が自身初の完全優勝 トーナメントレコードで今季2勝目「自分でもびっくり」 - 日刊スポーツ、2023年6月11日配信、同日閲覧
- ^ “大里桃子が逆転で1120日ぶり3勝目 黄金世代は前週の新垣比菜に続くV…宮里藍サントリーレディス”. スポーツ報知. 2024年6月9日閲覧。