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大正14年内務省告示第56号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

内務省告示第56号(ないむしょうこくじだい56ごう)は、1925年(大正14年)3月30日に旧内務省が発表した、東京地区の地下鉄整備計画である。「東京都市計画高速度交通機関路線」として5路線を決定している。[1]

この計画は、1946年12月7日に戦災復興院告示第252号「東京復興都市計画高速鉄道」[2] によって改訂されている。

概要

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2項目からなり、第1項目で「東京都市計画高速度交通機関路線」として5路線を位置づけている。第2項目で「東京市区改正設計中高速度鉄道線路の部を削る」としている。

東京都市計画高速度交通機関路線

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路線 区間 延長距離 免許状下付事業者 1946年12月までの開業状況
1925年 1929年 1934年 1937年 1941年
1号線 五反田付近 - 芝公園 - 新橋 - 日本橋 - 万世橋 - 上野 - 浅草 - 押上 16.7 km 東京地下鉄道

(高輪南町 - 浅草公園広小路)[3]

東京地下鉄道

(高輪南町 - 浅草公園広小路、馬込町 - 大崎町 - 三田二丁目[4])

京浜地下鉄道

(品川 - 新橋[5])

帝都高速度交通営団 東京地下鉄道により新橋 - 浅草、8.0kmが開業。

1939年より、新橋で3号線と相互直通運転(現在の銀座線)。

東京地下鉄道

(新橋 - 浅草公園広小路、馬込町 - 大崎町 - 三田二丁目)

2号線 目黒付近 - 西久保 - 祝田町 - 本石町 - 浅草橋 - 田原町 - 南千住 16.1 km 東京市

(目黒町 - 南千住町)[6]

未開業。
3号線 渋谷付近 - 桜田本郷町 - 東京 - 万世橋 - 本郷三丁目 - 巣鴨付近 15.4 km 東京市

(渋谷町 - 巣鴨町)[6]

東京高速鉄道

(渋谷町 - 東京)[7]

東京高速鉄道により渋谷 - 新橋、6.3kmが開業。

1939年より、新橋で1号線と相互直通運転(現在の銀座線)。

東京市

(東京 - 巣鴨町)

4号線 新宿付近 - 四谷見附 - 日比谷 - 築地 - 蛎殻町 - 御徒町 - 本郷三丁目 - 竹早町 - 大塚 20.0 km 東京市

(淀橋町角筈 - 大塚)

東京高速鉄道

(淀橋町角筈 - 築地)[7]

帝都高速度交通営団により着工するも、未開業。
東京市

(築地 - 大塚)

5号線 池袋付近 - 早稲田 - 飯田町 - 一ツ橋 - 東京 - 永代橋 - 洲崎 14.2 km 東京市

(西巣鴨町 - 深川西平井町)[6]

未開業。
- 82.4 km - 14.3 km

関連項目

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脚注

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  1. ^ 官報. 1925年03月30日、告示 / 内務省 / 第56号 / 東京都市計畫高速度交通機關路線決定/p717
  2. ^ 官報. 1946年12月07日、告示 / 戰災復興院 / 第252号 / 東京復興都市計画高速鉄道決定/p45
  3. ^ 官報. 1919年11月19日、彙報 / 地下鐵道免許狀下付東京輕便地下鐵道株式會社發起人(鐵道院)/p511
  4. ^ 1928年5月19日に三田二丁目 - 大崎町間の免許取得(鉄道統計資料. 昭和3年 第3編 監督/1.免許(本年度中)/p3)。1929年5月20日に大崎町 - 馬込町間の免許取得(鉄道統計資料. 昭和4年 第3編 監督/1.免許(本年度中)/p3)。
  5. ^ 鉄道統計. 昭和12年度 第3編 監督/5.譲渡(本年度中)/p7
  6. ^ a b c 官報. 1925年05月18日、彙報 / 鐵道免許狀下付東京市(鐵道省)/p458
  7. ^ a b 鉄道統計資料. 昭和7年度 第3編 監督/4.讓渡(本年度中)/p5


先代
1920年: 東京市告示第2号
東京圏の鉄道整備基本計画
1925年: 内務省告示第56号
次代
1946年: 戦災復興院告示第252号