坊がつる讃歌
表示
「坊がつる讃歌」 | |
---|---|
芹洋子 の シングル | |
B面 | 愛 |
リリース | |
規格 | シングル |
ジャンル | 愛唱歌 |
時間 | |
レーベル | キングレコード |
作詞・作曲 |
作詞:神尾明正、松本征夫、作曲:竹山仙史(#1) 作詞:岩谷時子、作曲:いずみたく(#2) |
チャート最高順位 | |
| |
みんなのうた 坊がつる讃歌 | |
---|---|
歌手 | 芹洋子 |
作詞者 |
神尾明正 松本征夫(補) |
作曲者 | 竹山仙史 |
編曲者 | 青木望 |
映像 | 実写 |
初放送月 | 1978年6月 - 7月 |
「坊がつる讃歌」(ぼうがつるさんか)は、芹洋子のシングル(キングレコード GK-218)。1978年6月21日発売。
概要
[編集]表題曲「坊がつる讃歌」は、NHK『みんなのうた』で1978年6月 - 7月に放送された。原曲「坊がつる賛歌」は、1952年(昭和27年)に大分県竹田市の坊ガツルにある山小屋で九州大学の学生3人によって広島高等師範学校の山岳部第一歌「山男の歌」(「広島高師の山男」とも。作詞は1937年、作曲は1940年)をベースに作られた。
芹洋子は1978年12月31日に放送された第29回NHK紅白歌合戦において、本曲で初出場を果たしている。大分県統計協会が毎年発行する県民手帳では、2004年(平成16年)版まで「大分のうた」欄に「大分県行進曲」「久住高原の唄(豊後追分)」と合わせて本曲の歌詞が掲載されていた。
以上のことから芹洋子の代表曲の一つとして親しまれているが、NHK『みんなのうた』では過去に一度も再放送が無く、映像も現存していない(音声は現存する)。『みんなのうた発掘プロジェクト』にて1978年度の放送楽曲が次々と提供されたが[1]、現時点で本曲と1979年2月 - 3月放送の『太陽の街』の2曲は未発掘で、同番組で芹洋子が歌唱した楽曲では唯一である[2]。そのため2022年3月5日放送の『「みんなのうた60」イヤー グランドフィナーレ特番』では、ゲスト出演の芹洋子を紹介する映像で本曲に触れた際に「第29回NHK紅白歌合戦」の映像が使われた。
収録曲
[編集]- 坊がつる讃歌(広島高師山岳部歌より)(3:49)
- 作詞:神尾明正、松本征夫、作曲:竹山仙史、編曲:青木望、歌:芹洋子、演奏:キング・オーケストラ
- 愛(4:33)
参考文献
[編集]- 『九重山 法華院物語―山と人』編著者 松本徰夫・梅木秀徳他、弦書房(2010年3月1日発行)、ISBN 978-4-86329-034-1
- 松本・草野・梅木、合作「坊ヶツル讃歌」九州山小屋の会会報『山小屋』第11号(1952年12月3日発行)、p.32
- 神尾明正「坊がつる讃歌」早稲田大学校友会誌『早稲田学報』1979年1月号、pp.25-6
- 「広島高師の山男」広島県山岳連盟会報『もみじ』第91号(2010年1月20日発行)、p.26
- 山本明正『坊がつる讃歌 誕生物語 ― 広島高師をめぐる人と人のつながりを追って』Akimasa Net(2023年)ISBN 979-8388587893