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坊がつる讃歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「坊がつる讃歌」
芹洋子シングル
B面
リリース
規格 シングル
ジャンル 愛唱歌
時間
レーベル キングレコード
作詞・作曲 作詞:神尾明正、松本征夫、作曲:竹山仙史(#1)
作詞:岩谷時子、作曲:いずみたく(#2)
チャート最高順位
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みんなのうた
坊がつる讃歌
歌手 芹洋子
作詞者 神尾明正
松本征夫(補)
作曲者 竹山仙史
編曲者 青木望
映像 実写
初放送月 1978年6月 - 7月
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坊がつる讃歌」(ぼうがつるさんか)は、芹洋子のシングル(キングレコード GK-218)。1978年6月21日発売。

坊がつる讃歌碑

概要

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表題曲「坊がつる讃歌」は、NHKみんなのうた』で1978年6月 - 7月に放送された。原曲「坊がつる賛歌」は、1952年(昭和27年)に大分県竹田市坊ガツルにある山小屋九州大学の学生3人によって広島高等師範学校山岳部第一歌「山男の歌」(「広島高師の山男」とも。作詞は1937年、作曲は1940年)をベースに作られた。

芹洋子は1978年12月31日に放送された第29回NHK紅白歌合戦において、本曲で初出場を果たしている。大分県統計協会が毎年発行する県民手帳では、2004年平成16年)版まで「大分のうた」欄に「大分県行進曲」「久住高原の唄(豊後追分)」と合わせて本曲の歌詞が掲載されていた。

以上のことから芹洋子の代表曲の一つとして親しまれているが、NHK『みんなのうた』では過去に一度も再放送が無く、映像も現存していない(音声は現存する)。『みんなのうた発掘プロジェクト』にて1978年度の放送楽曲が次々と提供されたが[1]、現時点で本曲と1979年2月 - 3月放送の『太陽の街』の2曲は未発掘で、同番組で芹洋子が歌唱した楽曲では唯一である[2]。そのため2022年3月5日放送の『「みんなのうた60」イヤー グランドフィナーレ特番』では、ゲスト出演の芹洋子を紹介する映像で本曲に触れた際に「第29回NHK紅白歌合戦」の映像が使われた。

収録曲

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  1. 坊がつる讃歌(広島高師山岳部歌より)(3:49)
    作詞:神尾明正、松本征夫、作曲:竹山仙史、編曲:青木望、歌:芹洋子、演奏:キング・オーケストラ
  2. 愛(4:33)
    作詞:岩谷時子、作曲:いずみたく、編曲:小野崎孝輔、歌:芹洋子、演奏:キング・オーケストラ

参考文献

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  • 『九重山 法華院物語―山と人』編著者 松本徰夫・梅木秀徳他、弦書房(2010年3月1日発行)、ISBN 978-4-86329-034-1
  • 松本・草野・梅木、合作「坊ヶツル讃歌」九州山小屋の会会報『山小屋』第11号(1952年12月3日発行)、p.32
  • 神尾明正「坊がつる讃歌」早稲田大学校友会誌『早稲田学報』1979年1月号、pp.25-6
  • 「広島高師の山男」広島県山岳連盟会報『もみじ』第91号(2010年1月20日発行)、p.26
  • 山本明正『坊がつる讃歌 誕生物語 ― 広島高師をめぐる人と人のつながりを追って』Akimasa Net(2023年)ISBN 979-8388587893

脚注

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  1. ^ 発掘プロジェクト発足前は1978年度の放送楽曲全24曲中、2曲(虫歯のこどもの誕生日、早春賦)しか現存していなかった。
  2. ^ 『星と虹と』『春をうたおう』『矢車草』『進め!しんじ君』も対象だったが、現在は音声・映像共に発掘済み。

外部リンク

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