備中神代駅
表示
備中神代駅 | |
---|---|
駅舎(2023年9月) | |
びっちゅうこうじろ Bitchū-Kōjiro | |
所在地 | 岡山県新見市西方字庄兵衛3899-1 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
電報略号 | ヒシ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
6人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)10月25日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■伯備線[1] |
キロ程 |
70.8km(倉敷起点) 岡山から86.7 km |
◄*布原 (2.5 km) (6.2 km) 足立► | |
所属路線 | ■芸備線 |
キロ程 |
0.0km(備中神代起点) 新見から6.4 km |
◄*(布原) (- km) (3.9 km) 坂根► | |
備考 | 無人駅 |
* 新見 - 布原 - 当駅間は線路名称上は伯備線であるが、その間にある布原駅には芸備線の列車のみ停車(伯備線列車は全て通過する)。 |
備中神代駅(びっちゅうこうじろえき)は、岡山県新見市西方字庄兵衛にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。
乗り入れ路線
[編集]当駅の所属線である伯備線と[1]、当駅を起点とする芸備線が乗り入れている[2]。芸備線は全列車が伯備線を通して新見駅まで乗入れる。新見駅 - 当駅間の途中にある布原駅には伯備線列車は停車せず、芸備線列車のみ停車する。
歴史
[編集]- 1928年(昭和3年)10月25日:国有鉄道伯備線全通(備中川面駅 - 足立駅間開業)と同時に開設[1]。しかし、当駅を含む備中川面駅 - 上石見駅間の列車運行は同年11月25日から。
- 1930年(昭和5年)2月10日:三神線が矢神駅まで開業し、分岐駅になる[2]。
- この線の旅客列車は、当初は、備中神代駅を終着・始発とし折返す列車が多かった(この地方の中心都市である新見駅へさえも直通せず、伯備線列車との乗換が必要であった)。
- 1937年(昭和12年)7月1日:線路名称改定。三神線が芸備線の一部となる。
- 1971年(昭和46年)10月1日:貨物及び荷物扱い廃止[1][3]。無人駅化[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる[1][2]。
- 2001年(平成13年)
- 2022年(令和4年)12月:新駅舎供用開始。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。 2つのホームに挟まれた2線(1・2番のりば)が伯備線、一番駅舎から遠い1線(3番のりば)が芸備線のホームとなっており、伯備線両方向の列車同士、もしくは伯備線と芸備線の列車同士の交換が可能である。(芸備線両方向の列車同士の交換は不可。)伯備線は2番のりばを上下本線とした一線スルーとなっているが、停車列車は基本的に駅舎側の1番のりば(上下副本線)に停車する。
2007年(平成19年)7月1日訂正ダイヤでは当駅での伯備線停車列車同士の行違いが無く、2番のりばは特急が通過するのみとなっていたが、2008年(平成20年)3月のダイヤ改正で当駅での停車列車同士の行違いが復活し2番のりばへの列車停車が設定された。
新見駅管理の無人駅で、自動券売機等の設備は無い。駅ホームへの入口には旧駅舎玄関の門構えが設置されていた[5]が、2022年(令和4年)8月頃に解体・撤去され、同年12月に待合室兼用の簡易的な駅舎が建設された。なお、その際に公衆便所も撤去されたため、電車内のトイレを利用するように促す案内が掲示されている。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | 伯備線 | 上り | 新見・倉敷・岡山方面 |
下り | 米子方面 | ||
3 | 芸備線 | 上り | 新見方面 |
下り | 東城・備後落合方面 |
- 付記事項
- 本項ではJR西日本公式サイトの全域路線図[6]に従い路線記号を表記しているが、実際の駅構内の主だった旅客案内に取り入れられている路線記号・ラインカラーは、2017年3月ダイヤ改正の段階では伯備線の緑色の「」のみであり、芸備線のものはラインカラーも含めて反映されていなかった。その後2023年3月ダイヤ改正で、時刻表の見出しと停車駅案内図がラインカラーと路線記号と伯備線新見駅 - 岡山駅間の駅ナンバーを反映したデザインに更新されている。
- 前述の通り伯備線の全列車は布原駅を通過するため、1・2番のりばの駅名標の隣駅表示は新見駅となっている。
- 当駅は芸備線の起点であり、構内には同線の0キロポストがある。
利用状況
[編集]1日の平均乗車人員は以下の通りである[7]。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1981 | 42 |
1990 | 66 |
1999 | 38 |
2000 | 39 |
2001 | 41 |
2002 | 41 |
2003 | 44 |
2004 | 42 |
2005 | 47 |
2006 | 41 |
2007 | 35 |
2008 | 33 |
2009 | 27 |
2010 | 27 |
2011 | 20 |
2012 | 21 |
2013 | 22 |
2014 | 18 |
2015 | 15 |
2016 | 17 |
2017 | 14 |
2018 | 8 |
2019 | 7 |
2020 | 4 |
2021 | 6 |
駅周辺
[編集]- 新見市神郷支局
- 神代郵便局
- 国道182号
- 岡山県道・鳥取県道8号新見日南線
- 中国自動車道 神郷パーキングエリア
- 備北バス・新見市営バス「神代駅」停留所
その他
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 石野 1998, p. 261.
- ^ a b c 石野 1998, p. 263.
- ^ “日本国有鉄道公示第376号”. 官報. (1971年9月30日)
- ^ 「通報 ●伯備線豪渓駅ほか4駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年9月30日、11面。
- ^ 藤原裕士「全国謎探検 庇を残して母屋は消えた こんなカタチもある老朽駅舎の改築方法」『トワイライトゾーンMANUAL』第10巻、ネコ・パブリッシング、p.273。
- ^ “[httpd://www.jr-odekake.net/eki/pdf/index_all.pdf JR西日本全域路線図]” (PDF). JRおでかけネット. 2016年4月21日閲覧。 (PDF)
- ^ “岡山県統計年報”. 岡山県. 2023年3月29日閲覧。
- ^ “新見市の駅特集 備中神代駅”. 新見市. 2022年7月11日閲覧。
参考文献
[編集]- 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 備中神代駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道