児玉雨子
児玉 雨子 | |
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生誕 | 1993年12月21日(30歳) |
出身地 | 日本・神奈川県横浜市 |
学歴 | 明治大学大学院文学研究科修了 |
ジャンル | J-POP |
職業 | 作詞家、小説家、作家 |
活動期間 | 2011年 - |
事務所 |
Gオフィス( - 2020年) A-Sketch(2020年 - ) |
公式サイト | https://kodama-ameko.com/ |
児玉 雨子(こだま あめこ、1993年12月21日 - )は、日本の作家、作詞家、小説家。神奈川県出身、横浜市育ち[1]。明治大学文学部(文芸メディア専攻)卒業、同大学院文学研究科修了[2]。A-Sketch所属。
来歴・人物
[編集]幼小中高一貫校に幼稚園から通う。高校2年のときに小説を書き、集英社のすばる文学賞に応募、二次選考まで進む。2011年に、知己の静岡朝日テレビのプロデューサーから同局で放送されている『コピンクス!』の主題歌「カリーナノッテ」の作詞を依頼される[3]。以来、コピンク*作品の作詞を担当する一方、夢みるアドレセンスを皮切りに他アイドルへの作品提供も行っている。
ハロー!プロジェクト(ハロプロ)楽曲の作詞を担当するようになったきっかけは、タワーレコード渋谷店で行われていた『南波一海のアイドル三十六房』を観に行ったところ、MCの南波一海からアップフロントワークスの橋本慎を紹介[4]され、その際に橋本から「作詞家なの?じゃあ一緒にやろうよ!」と声をかけられたことから[5]。当初はボツ続きだったが、2015年のアンジュルム改名後初のシングル『乙女の逆襲』、カントリー・ガールズとしての初のシングル『愛おしくってごめんね/恋泥棒』が相次いで採用。
作詞活動の他、2013年には、コピンク*作品を元にしたオーディオストーリー『コピンクス!ストーリーズ〜star chat〜』の原案および第2話以降の脚本を担当。2014年にはライブイベントの構成・演出を担当している。夢みるアドレセンスの振付を担当していた竹中夏海から女性アイドル好きで構成される「なでksジャパン」の2期生に勝手に任命される[6]。
2015年、iDOL Streetによる新プロジェクト「Girls Street 2020」のクリエイターに就任[7]。
2021年、自身初の小説単行本『誰にも奪われたくない/凸撃』を刊行。2023年、「##NAME##」で第169回芥川龍之介賞候補となる[8]。
作詞作品
[編集]コピンク*関連
[編集]feat.コピンク*
[編集]アーティスト | タイトル | 備考 |
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feat.コピンク*(初代) (CV:宮本佳林(元Juice=Juice)) |
カリーナノッテ | |
最高視感度 | ||
兎tocome | 竹屋なかことの共作 feat.ゴロー(CV:さわやか五郎)バージョンあり | |
リバース | ||
feat.コピンク*(二代目) (CV:浅川梨奈(元SUPER☆GiRLS)) |
ティアラの条件 | |
スーパースター | ||
feat.コピンク*(三代目) (CV:廣川奈々聖) (わーすた、元FUKUOKA はかたみにょん★) |
QUETE POP | |
憂鬱なファルセット | ||
feat.コピンク* (CV:小野田紗栞(ハロプロ研修生)&宮本佳林) |
サヨナラチュー |
スピンオフ
[編集]アーティスト | タイトル | 備考 |
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feat.サラ(CV:早乃香織) | メ□セージ | |
夢みるアドレセンス | ハナモモ | YUMIKOとの共作 |
コピンク* feat.クインセ(CV:荻野可鈴) | いつかお姫様が | |
コピンク* feat.フジー(CV:井之上史織) | ほしをみる | |
コピンク* feat.加藤里保菜 | メロウチューン | |
小玉梨々華(現わーすた、当時サッポロ Snow♥Loveits)と藤巻直哉 | いただきマーチ | |
コピンク* CV:コノワール(吉田凜音) | 前髪のカーテン | |
ミスリーダー | ||
ピンキーリング(北島真由(当時なごやちゅ〜ぶ♥)& 木下菜乃(FUKUOKA はかたみにょんsweet★)) |
小指姫 |
ハロー!プロジェクト関連
[編集]iDOL Street関連
[編集]アーティスト | タイトル | 備考 |
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FUKUOKA はかたみにょん★ | 黄昏バイシクル | 吉田真理との共作 |
サッポロ Snow♥Loveits | ご都合女の子 | |
トーキョー夢ぴよ組 | いわゆるアイドル | |
SUPER☆GiRLS | いそいでアダム | |
スイート☆スマイル |
アニメ・ゲーム関連
[編集]アーティスト | タイトル | 備考 |
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夢川ゆい(CV:伊達朱里紗) | チクタク・Magicaる・アイドルタイム! | アニメ「アイドルタイムプリパラ」挿入歌 |
虹色にの(CV:大地葉) | あっちゃこっちゃゲーム | |
華園しゅうか(CV:朝日奈丸佳) | Miss.プリオネア | |
WITH[9] | Giraギャラティック・タイトロープ | |
MY☆DREAM[10]&華園しゅうか(朝日奈丸佳) | ワクワクO'clock | トレーディングカードアーケードゲーム「プリパラ」 |
安野希世乃 | 戸惑いトレイン | OVA「エスカクロン」挿入歌 |
久海菜々美(CV:山下七海) | ドラマチックを君と | 「Wake Up,Girls! 新章」キャラクターソング |
桃山みらい&萌黄えも(CV:林鼓子、久保田未夢) | レディー・アクション! | アニメ「キラっと☆プリチャン」挿入歌 |
桃山みらい(CV:林鼓子) | ワン・ツー・スウィーツ | |
萌黄えも(CV:久保田未夢) | スキスキセンサー | |
Miracle Kiratts[11]&Meltic StAr[12] | ハッピーピクニック | |
リングマリィ(CV:茜屋日海夏、徳井青空) | インディビジュアル・ジュエル | |
大和アレクサンダー&十王院カケル&涼野ユウ (CV:武内駿輔、八代拓、内田雄馬) |
レッドナイト・ヴァンパイア | スマートフォン用ゲーム「KING OF PRISM プリズムラッシュ!LIVE」向け書き下ろし楽曲 |
太刀花ユキノジョウ&鷹梁ミナト&涼野ユウ (CV:斉藤壮馬、五十嵐雅、内田雄馬) |
氷上白浪男 | |
桜島麻衣&古賀朋絵&双葉理央&豊浜のどか&梓川かえで&牧之原翔子 (CV:瀬戸麻沙美、東山奈央、種﨑敦美、内田真礼、久保ユリカ、水瀬いのり) |
不可思議のカルテ | アニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」エンディングテーマ |
菅野よう子 feat.chelly | 星と翼のパラドクス | アーケードゲーム「星と翼のパラドクス」主題歌 |
IDOLiSH7[13] | Everyday Yeah! | |
NAGISA Night Temperature | ||
園田智代子(CV:白石晴香) | チョコデート・サンデー | ゲーム「アイドルマスター シャイニーカラーズ」キャラクターソング |
三峰結華(CV:成海瑠奈/希水しお) | プラスチック・アンブレラ | |
ランカ・リー=中島愛/シェリル・ノーム starring May'n | 時の迷宮 | 「劇場短編マクロスF 〜時の迷宮〜」主題歌 菅野よう子との共作 |
陽比野まつり(CV:廣瀬千夏)みゃむ(CV:小池理子) | マジ・ワッチャパレード | アニメ「ワッチャプリマジ!」挿入歌 |
永吉昴&双海亜美&エミリースチュアート&北沢志保 (CV:斉藤佑圭、下田麻美、郁原ゆう、雨宮天) |
スペードのQ | ゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」キャラクターソング |
望月杏奈(CV:夏川椎菜) | スポットライト・ミラーランド | 「アイドルマスター ミリオンライブ!」キャラクターソング |
潔世一(CV:浦和希)、我牙丸吟(CV:仲村宗悟)、成早朝日(CV:梶田大嗣)、五十嵐栗夢(CV:市川蒼) | 暴風とプロメテウス | TVアニメ「ブルーロック」キャラクターソング |
その他
[編集]小説
[編集]単行本
[編集]- 『誰にも奪われたくない/凸撃』(2021年7月 河出書房新社)
- 「誰にも奪われたくない」(『文藝』2021年春季号)
- 「凸撃」(『文藝』2021年夏季号)
- 『##NAME##』(2023年7月 河出書房新社)
- 「##NAME##」(『文藝』2023年夏季号)
- 『江戸POP道中文字栗毛』(2023年9月 集英社)
単行本未収録作品
[編集]- 「模像系彼女しーちゃんとX人の彼」(『月刊ニュータイプ』2015年9月号 - 2022年3月号)
- 「善き愛のパワー」(『小説すばる』2021年3月号)
- 「アンリアル・エステート」(『装苑』2021年7月号)
- 「じゃあ何から産まれたかったの?」(『文藝』2022年春季号)
連載
[編集]- 「ストロベリーショート」(ピンクスCHANNEL)
- 「児玉雨子の〆飯」(『BRUTUS』2021年3月1日号 - ) - エッセイ
- 「江戸POP道中文字栗毛」(『よみタイ』2021年12月26日 - ) - エッセイ
- 「街の気分と思考」(『新潮』2022年2月号 - ) - リレーエッセイ
- 「きょうも何かを刻みたくて」(『Hanako』2022年6月号 - ) - エッセイ
イベント・ライブ
[編集]- ピンクス&コピンクス!トークライブ2014 〜私のリバースデー〜 (2014年3月13日、AKIBAカルチャーズ劇場) - 企画
- アイドル女子会&セーラームーン妄想キャスティング会議(2014年3月26日、阿佐ヶ谷ロフトA) - 出演
- a-nation island「IDOL NATION NEXT」(2014年8月14日、代々木第二体育館) - 構成演出
- ピンクス&コピンクス!スペシャルライブ2014〜嘘みたいな今日〜(2014年9月23日、静岡市清水文化会館マリナート大ホール) - 構成演出
- ピンクス&コピンクス!ラストライブ予習トークライブ〜スタッフ&コスタッフ!裏話大会〜 (2016年2月29日、阿佐ヶ谷ロフトA) - 出演
- ピンクス&コピンクス!ラストライブ 2016 MOMENT memories & memorize(2016年3月12日、ディファ有明) - 企画
メディア出演
[編集]- 「ヒャダインの"ガルポプ!"」(2016年8月5日、NHK-FM)- トークゲスト
- 「musicる TV」(テレビ朝日)
- 2017年11月29日 - 「カリスマ音楽作家たちによる秘密のトーク」でヒャダインと対談
- 2018年1月30日 - 4月10日 「音楽専門学校生チーム対抗コライトバトル」作詞担当
- 「今日は一日“ハロプロ”三昧」(2019年8月16日、NHK FM) - トークゲスト
- 「ゆる言語学ラジオ #292」(2023年12月26日、YouTube)- トークゲスト
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ https://kodama-ameko.com/topics
- ^ “【特集・第1回】作詞家・作家 児玉雨子さんにインタビュー|明治大学”. MEIJI NOW (2018年10月30日). 2018年10月31日閲覧。
- ^ 南波一海『ヒロインたちのうた』(音楽出版社)p.173
- ^ 南波一海『ヒロインたちのうた』(音楽出版社)p.179
- ^ “WHAT LIES BENEATH THE PASSION VOL.1 : AMEKO KODAMA (LYRICIST) 熱量の裏側 −vol.1 児玉雨子(作詞家)”. Tokyo Girls' Update (2016年4月4日). 2016年4月28日閲覧。
- ^ “なでksジャパンてなぁに:追記”. なでksジャパン. note(ピースオブケイク) (2014年7月11日). 2015年1月9日閲覧。
- ^ “iDOL Streetが新プロジェクト立ち上げ、東京五輪に向けて"女子のパワー"発信!”. エンタメNEXT (徳間書店). (2015年1月14日) 2015年2月7日閲覧。
- ^ “【速報】第169回芥川龍之介賞候補作が発表されました。”. 本の話. 文藝春秋 (2023年6月16日). 2023年6月17日閲覧。
- ^ 夢川ショウゴ&三鷹アサヒ&高瀬コヨイ(CV:山下誠一郎、小林竜之、土田玲央)
- ^ 夢川ゆい&虹色にの&幸多みちる(CV:伊達朱里紗、大地葉、山田唯菜)
- ^ 桃山みらい&萌黄えも&青葉りんか(CV:林鼓子、久保田未夢、厚木那奈美)
- ^ 赤城あんな&緑川さら&紫藤める(CV:芹沢優、若井友希、森嶋優花)
- ^ 七瀬陸&和泉一織&二階堂大和&和泉三月&四葉環&逢坂壮五&六弥ナギ(CV:小野賢章、増田俊樹、白井悠介、代永翼、KENN、阿部敦、江口拓也)
- ^ “石原夏織、アルバム『Calm Scene』で覗かせた新たな顔 楽曲提供陣16名からメッセージも”. Real Sound (2024年4月24日). 2024年4月24日閲覧。
- ^ “クロミがimaseとコラボ、「Greedy Greedy」新バージョンのMV公開”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2022年3月30日) 2022年10月15日閲覧。
- ^ “自身の歌声と向き合い、新たな“表現”に挑戦した1枚に!Liyuu、2ndアルバム『Soaring Heart』リリースインタビュー”. リスアニ! (2024年2月7日). 2024年2月8日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]映像外部リンク | |
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MUSIC+ アンジュルム「乙女の逆襲」作詞家・児玉雨子インタビュー 10分09秒 - 19分43秒の間にインタビューが収録。 |
- 児玉雨子 - Kodama AMEKO
- Girls Street 2020 - PROFILE
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