光田由里
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光田 由里(みつだ ゆり、1962年 - )は、日本の写真評論家、写真史家である。
経歴
[編集]京都大学文学部を卒業(美学・美術史専攻)した。大学卒業後、富山県立近代美術館で学芸員を3年ほど務めた。1989年、渋谷区立松濤美術館に移り学芸員を務めた[1]。2014年に同館を退職した。2015年、DIC川村記念美術館学芸課長を務めた。 慶應義塾大学アート・センター訪問所員。
写真を専門とするも、それ以外の近現代美術にも造詣が深く、近現代美術に関する企画も行っている。特に、日本戦前を代表する写真家の一人、野島康三の専門家である。
企画した主要な展覧会
[編集]- 野島康三とその時代(松濤美術館、1991年)
- 野島康三とレディスカメラクラブ(松濤美術館、1992年)
- モダンフォトグラフィ 中山岩太展(芦屋市立美術博物館・松濤美術館、1996年~1997年)
- 生誕百年 安井仲治(松濤美術館、2004年)
- 大辻清司の写真 出会いとコラボレーション(松濤美術館、2007年)
- 中西夏之新作展 絵画の鎖・光の森(松濤美術館、2008年)
主要編著書
[編集]- 写真、「芸術」との界面に―写真史1910年-70年代(青弓社・写真叢書、2006年)
- 大辻清司の写真―出会いとコラボレーション(大日方欣一+光田由里・編、フィルムアート社、2007年)
- 日本の写真家101(飯沢耕太郎編、新書館、2008年、執筆者の1人。福原信三、野島康三、福原路草、中山岩太、安井仲治の5名につき執筆)
- 野島康三写真集(光田由里・監修、赤々舎、2009年)
- 高松次郎 言葉ともの(水声社、2011年)
講演会・トークショーなど
[編集]- 福島辰夫写真評論集・連続講座(MEM(NADiff A/P/A/R/T 2F))
- 【第1回】2011年10月23日(日)16:00-17:30 講師:光田ゆり (美術評論家)(テーマ「破綻と彷徨」:1930年代の写真作家たち)
- 【第3回】2011年12月3日(土)18:30-20:00 講師:光田ゆり (美術評論家)(テーマ「現代写真」と「現代美術」の発生と展開:瑛九 デモクラート 福島辰夫)
- 美術評論家連盟主催・シンポジウム2011《岡本太郎と美術批評》(11/27(日) 13:00~16:50 東京国立近代美術館地下1階講堂) 紹介
- トークショー「岩太・仲治・信三・路草の写真」光田由里+白山眞理(2011年12月3日(土) 14:00~16:00、JCIIフォトサロン)