乙原駅 (島根県)
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乙原駅 | |
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駅全景(2008年7月) | |
おんばら Ombara | |
◄竹 (2.2 km) (2.9 km) 石見簗瀬► | |
所在地 | 島根県邑智郡美郷町乙原465[1] |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■三江線 |
キロ程 | 39.8 km(江津起点) |
電報略号 | オン |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[2][3] |
乗車人員 -統計年度- |
3人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1935年(昭和10年)12月2日[4] |
廃止年月日 | 2018年(平成30年)4月1日[5] |
備考 |
乙原駅(おんばらえき)は、島根県邑智郡美郷町乙原にあった、西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線の駅(廃駅)である。
三江線の廃止に伴い、2018年(平成30年)4月1日に廃駅となった[5]。
歴史
[編集]年表
[編集]- 1935年(昭和10年)12月2日:三江線の石見川本駅 - 石見簗瀬駅間延伸に伴い、旅客駅として新設[4]。
- 1948年(昭和23年)5月10日:小手荷物の取り扱いを開始[7]。
- 1955年(昭和30年)3月31日:三江南線開業に伴い、従来の三江線が三江北線に改称され、当駅も同線の所属駅となる[8]。
- 1975年(昭和50年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道へ承継[8]。
- 2018年(平成30年)4月1日:三江線の全線廃止に伴い、廃駅となる[5]。
地名の由来
[編集]「乙原」は「おっぱら」と読む地域もあり、「越原」の字をあてるところもある。「落ち原」の意味で、山の斜面など、傾斜が急な原野、あるいは原野が出会う場所を指している[11]。
駅構造
[編集]浜原方面に向かって左側に、単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)であった[2][3]。ホームは、斜面上のやや高いところにあった[2][3]。浜田鉄道部が管理する無人駅で駅舎はなく、ホーム上に待合室があるのみの簡素な駅であった[2][3]。入場時は、直接ホームに入る形状になっていた。なお、自動券売機などは設置されなかった。
-
駅構内(2008年7月)
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廃線後の駅入口。待合室は撤去されている(2019年9月)
利用状況
[編集]近年の推移は下記の通り。
年度 | 乗車人員 | 備考 |
---|---|---|
1985年 | 66 | [12] |
1992年 | 44 | [13] |
1993年 | 38 | [14] |
1994年 | 42 | [15] |
1995年 | 44 | [16] |
1996年 | 45 | [17] |
1997年 | 39 | [18] |
1998年 | 33 | [19] |
1999年 | 29 | [20] |
2000年 | 27 | [21] |
2001年 | 21 | [22] |
2002年 | 20 | [23] |
2003年 | 18 | [24] |
2004年 | 10 | [25] |
2005年 | 9 | [26] |
2006年 | 5 | [27] |
2007年 | 4 | [28] |
2008年 | 2 | [29] |
2009年 | 3 | [30] |
2010年 | 2 | [31] |
2011年 | 3 | [32] |
2012年 | 5 | [33] |
2013年 | 3 | [34] |
2014年 | 3 | [35] |
2015年 | 4 | [36] |
2016年 | 4 | [37] |
2017年 | 3 |
駅周辺
[編集]乙原集落の外れにあった。江の川からはやや離れており、田畑もある。
- 乙原簡易郵便局
- 教円寺
バス路線
[編集]三江線廃止前は美郷町スクールバス邑智循環線「乙原駅前」バス停があった。2018年(平成30年)4月現在、乙原駅前停留所に大和観光の川本美郷線が乗り入れている[38]。
その他
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ “乙原駅”. JR西日本. 2010年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月11日閲覧。
- ^ a b c d e 『山陰駅旅』今井出版、2015年10月1日、249頁。ISBN 978-4-906794-90-4。
- ^ a b c d e f 『週刊 JR全駅・全車両基地』 59号 三次駅・備後落合駅・宇都井駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年10月6日、22頁。
- ^ a b 大蔵省印刷局編、『官報 1935年11月26日 鐵道省告示第五百四十七號』、1935年、613頁
- ^ a b c “近年廃止された鉄軌道路線” (PDF). 国土交通省. 2019年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。
- ^ 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、332頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「運輸省告示第143号」『官報』1948年5月07日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 33号 木次線・堺線・芸備線・呉線・可部線・福塩線・三江線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年3月7日、25頁。
- ^ “日本国有鉄道公示第9号”. 官報. (1975年4月15日)
- ^ “「通報」●三江北線乙原駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1975年4月15日)
- ^ 『コンパクト版日本地名事典』、吉田茂樹著、新人物往来社、1991年
- ^ 島根県統計書(昭和60年)
- ^ 島根県統計書(平成4年)
- ^ 島根県統計書(平成5年)
- ^ 島根県統計書(平成6年)
- ^ 島根県統計書(平成7年)
- ^ 島根県統計書(平成8年)
- ^ 島根県統計書(平成9年)
- ^ 島根県統計書(平成10年)
- ^ 島根県統計書(平成11年)
- ^ 島根県統計書(平成12年)
- ^ 島根県統計書(平成13年)
- ^ 島根県統計書(平成14年)
- ^ 島根県統計書(平成15年)
- ^ 島根県統計書(平成16年)
- ^ 島根県統計書(平成17年)
- ^ 島根県統計書(平成18年)
- ^ 島根県統計書(平成19年)
- ^ 島根県統計書(平成20年)
- ^ 島根県統計書(平成21年)
- ^ 島根県統計書(平成22年)
- ^ 島根県統計書(平成23年)
- ^ 島根県統計書(平成24年)
- ^ 島根県統計書(平成25年)
- ^ 島根県統計書(平成26年)
- ^ “三江線沿線地域公共交通網形成計画(案)” (PDF). 三江線沿線地域公共交通活性化協議会. p. 11 (2017年8月). 2017年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月22日閲覧。
- ^ 島根県統計書(平成28年)
- ^ 三江線沿線バスマップ・時刻表 安芸高田市
- ^ “三江線神楽愛称駅名・大型愛称駅名板・神楽演目解説” (PDF). ぶらり三江線WEB. 三江線活性化協議会. 2016年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月14日閲覧。