Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

コンテンツにスキップ

高國輝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2024年7月13日 (土) 01:59; ねずお (会話 | 投稿記録) による版(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
高 國輝
Kao Kuo-Hui
富邦ガーディアンズ 二軍打撃コーチ #28
2013年7月17日
基本情報
国籍 中華民国の旗 中華民国台湾
出身地 花蓮県光復郷
生年月日 (1985-09-26) 1985年9月26日(39歳)
身長
体重
189 cm
103 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2006年 アマチュアFA
初出場 2013年3月24日
年俸 月給56万台湾元(2021年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
指導歴
  • 富邦ガーディアンズ (2024 - )
国際大会
代表チーム チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ代表
五輪 2008年
WBC 2013年2017年
プレミア12 2015年
高 國輝
各種表記
繁体字 高 國輝
簡体字 高 国辉
拼音 Gāo Guóhuī
和名表記: こう こくき
発音転記: ガオ・グォーフェイ
英語名 Kao Kuo-Hui
テンプレートを表示
獲得メダル
男子 野球
チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ
アジア競技大会
2010

高 國輝(ガオ・グォーフェイ、1985年9月26日 - )は、台湾中華民国)の花蓮県出身の元プロ野球選手外野手)。旧名は、羅 國輝(ろう こくき)。

祖父は元中華民国国軍軍人、母はアミ族[1]。弟の羅國華は元中信兄弟所属、羅國龍統一ライオンズ高國麟は富邦ガーディアンズ所属のプロ野球選手である[1]

経歴

[編集]

マリナーズ傘下時代

[編集]

2006年にシアトル・マリナーズと契約、プロとしてのキャリアをスタートさせた。この年はA級でプレーした。

2008年北京オリンピックの野球チャイニーズタイペイ代表に選出された。中国戦でホームランを打っている。

2010年はマリナーズのAA級まで昇格したが、輝かしい成績を残せないままシーズンを終えてしまった。オフの11月に開催された広州アジア競技大会の野球チャイニーズタイペイ代表に選出された。

義大・富邦時代

[編集]

2012年は、シアトル・マリナーズ傘下AA級チームで目立った成績を残せていないため、ドラフトでCPBLのどの球団からも1巡目で指名されず、2巡目で義大ライノズ (後の富邦ガーディアンズ)に指名をされた。

2013年はリーグ2位の14本塁打、リーグ2位の打率.350、リーグ1位のOPS.977を記録した。

2014年7月19日

2014年は故障のためわずか52試合の出場にとどまったが、18本の本塁打を放ち本塁打王に輝いた

2015年は5月15日の統一ライオンズ戦で初のサヨナラヒットを打った。9月11日の中信兄弟戦ではキャリア3本目となる満塁ホームランを放ち、CPBL史上3番目の早さ(96試合)でシーズン30本塁打に到達した。同月26日の統一ライオンズ戦ではCPBL史上最多となる34本塁打マーク。最終的には39本塁打を記録し、2年連続の本塁打王を獲得した。同月30日に2015 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表に選出された[2]

2016年開幕前の1月29日に「侍ジャパン強化試合 日本 vs チャイニーズタイペイ」のチャイニーズタイペイ代表27名に選出された[3]。シーズンに入ると林智勝と並ぶ34本塁打を記録し、規定により打数の少ない高がCPBL史上初となる3年連続で本塁打王を獲得した[4]

2017年1月23日に2017 ワールド・ベースボール・クラシック・チャイニーズタイペイ代表に選出された[5]。7月8日のオールスターゲームでは9番・左翼手で先発出場するが、怪我を負っていたため守備だけに就き打席には入らなかった[6]。同月25日に左手の手術が終わり、リハビリを開始した。9月23日の中信兄弟戦で復帰し決勝打を放った。最終的にキャリア最少となる25試合出場に留まった。

2018年4月7日のLamigoモンキーズ戦で左膝を負傷し、登録抹消した。5月5日のLamigoモンキーズ戦ではプロ初のサヨナラホームランを記録した[7]。同月13日のLamigoモンキーズ戦では左翼手で出場し、王柏融のフェンス際の打球にジャンピングキャッチをした際、ボールを弾きスタンドに入れてしまい、ホームランとなった[8]。7月7日のオールスターホームラン競争に選出されるも、左腹部の違和感で出場を辞退した。

2020年7月18日の楽天モンキーズ戦で4番の高國輝がホームランを放つと、5番打者の弟・高國麟が直後の打席でホームランを放ち、CPBL史上初となる兄弟で連続ホームランを達成した[9]。8月12日の楽天モンキーズ戦でCPBL史上初となる代打サヨナラ満塁本塁打を記録した[10]。10月6日の統一ライオンズではCPBL史上7人目かつ史上最速となる通算150本塁打を達成した[11]。最終的には97試合に出場し、4年ぶりの2桁となる25本塁打や70打点を記録しカムバック賞を受賞した[12]。後期に限ってはホームランを17本放った。

2021年4月30日の統一ライオンズ戦で左翼手として打球を追った際に、左脹脛を痛め途中交代をした[13]。翌日に一軍登録を抹消となった[14]

2023年限りで現役を引退した。

2024年からは、富邦でコーチを務める。

選手としての特徴

[編集]

飛球をよく打ち、フライアウト数は2015年、2016年連続リーグ1位となった[15]

詳細情報

[編集]

年度別打撃成績

[編集]
















































O
P
S
2013 義大
富邦
102 398 357 60 125 31 2 14 202 65 5 3 1 2 34 0 4 45 8 .350 .411 .566 .977
2014 52 220 188 43 58 14 0 18 126 57 6 0 0 0 26 3 3 42 4 .309 .409 .670 1.079
2015 120 545 485 107 157 29 1 39 305 110 7 3 0 6 43 3 8 77 9 .324 .387 .629 1.016
2016 104 451 392 88 112 24 2 34 242 104 6 2 0 5 49 0 5 69 9 .286 .368 .617 .985
2017 25 103 93 9 19 7 0 3 35 13 0 0 0 1 9 0 0 20 2 .204 .272 .376 .648
2018 62 243 198 24 50 12 0 9 89 38 3 1 0 3 40 0 2 52 8 .253 .379 .449 .828
2019 50 176 160 24 50 16 0 9 93 29 1 0 0 1 15 0 0 46 1 .312 .369 .581 .950
2020 97 381 343 59 104 26 0 25 205 70 3 0 0 5 31 1 1 86 7 .303 .358 .598 .956
通算:8年 612 2517 2216 414 675 159 5 151 1297 486 31 9 1 23 247 7 23 437 48 .305 .377 .585 .962
  • 2020年度シーズン終了時
  • 各年度の赤太字はリーグ歴代最高、太字はリーグ最高

タイトル

[編集]

表彰

[編集]

記録

[編集]

背番号

[編集]
  • 28 (2013年 - )

代表歴

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b 親近自然的童年,最美好! | 高國輝,卓子傑 | 主題文章” (中国語). 天下文化 (2016年4月26日). 2024年6月1日閲覧。
  2. ^ 2015第一屆世界12強棒球錦標賽 中華隊28人名單正式公布 中華民國棒球協會官方網站 (中国語) (2015年9月30日) 2015年10月9日閲覧
  3. ^ 中職日職對抗賽 代表隊參賽名單出爐 中華職棒大聯盟全球資訊網The Official Site of CPBL (中国語) (2016年1月29日) 2016年2月17日閲覧
  4. ^ 侍ジャパンも注目の台湾先住民打者、3年連続本塁打王 リーグ史上初 | 芸能スポーツ | 中央社フォーカス台湾 MOBILE”. japan.cna.com.tw. 2016年10月15日閲覧。
  5. ^ 快訊/經典賽中華隊28人名單 陽岱鋼入列 ETtoday運動雲 (中国語) (2017年1月23日) 2017年1月24日閲覧
  6. ^ 中時新聞網. “受傷打先發第9棒 高國輝明星賽守備就好 - 體育” (中国語). 中時新聞網. 2017年7月8日閲覧。
  7. ^ 自由時報電子報 (2018年5月6日). “中職》跑壘大意遭封殺 高國輝向球迷道歉(影音) - 自由體育”. 自由時報電子報. 2018年5月6日閲覧。
  8. ^ 27年前的現在 遊騎兵外野手頂出史上最烏龍全壘打” (中国語). tw.sports.yahoo.com. 2020年5月27日閲覧。
  9. ^ 高家兄弟背靠背開轟 富邦大勝樂天”. www.cpbl.com.tw. 2020年7月18日閲覧。
  10. ^ 高國輝代打轟再見滿貫砲 富邦戲劇性轟退樂天”. www.cpbl.com.tw. 2020年8月13日閲覧。
  11. ^ 自由體育 (2020年10月7日). “高國輝「最快150轟」 懊惱被連3K - 自由體育”. 自由時報電子報. 2020年10月7日閲覧。
  12. ^ 聯合新聞網 (20201026T171107Z). “中職/高國輝25轟帶回東山再起獎 史上第二人 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2020年10月26日閲覧。
  13. ^ 聯合新聞網 (20210430T204104Z). “中職/高國輝左小腿拉傷 退場怒摔手套 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2021年4月30日閲覧。
  14. ^ 高國輝下二軍 洪總無奈:比較有力量的都有傷 | 運動 | 中央社 CNA” (中国語). www.cna.com.tw. 2021年5月1日閲覧。
  15. ^ TW#Baseball”. TW#Baseball. 2017年10月12日閲覧閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]