星兜
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星兜(ほしかぶと)は、平安時代中期頃に発生した兜の一形式。兜本体(鉢)を形成する鉄板を接ぎ留める鋲の頭を、鉢の表面に見せたもの。鋲の頭を星と呼ぶところから星兜の名が付いた。
平安時代には、10数枚の鉄板から成り星が大きい厳星兜(いがぼしかぶと)が大鎧に付く兜として流行したが、時代が下るにつれ板数は増し星が小型化した小星兜(こぼしかぶと)に変化した。筋兜の流行により室町時代前期に一時衰退するが、戦国期に再び使用されるようになり江戸時代に至る。
現在日本最古の星兜と推測される遺品は、徳島県藍住町に伝わるもの。鉄板5枚張りで、平安時代初期の作品と考えられている[1]。
源頼光の兜
[編集]平安時代の武将である源頼光が酒呑童子討伐の前に、神の化身から星兜(古い出典だと星甲)が授けられる[2]。
脚注
[編集]- ^ “観音庵の星兜(藍住町)”. 徳島新聞社. 2010年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年3月5日閲覧。
- ^ 酒典童子絵巻(しゅてんどうじえまき)(京都国立博物館)
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、星兜に関するカテゴリがあります。