名古屋めし
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名古屋めし(なごやめし)とは、愛知県名古屋市を中心とする中京圏が発祥もしくは中京圏で発展した食事の総称である。
概要
多くは、名古屋市周辺が発祥の名物とされる食べ物であるが、他の地域発祥であっても名古屋地区において独特の発展を遂げた物も含む。
名古屋めしは、名古屋嬢ファッションの流行についで名古屋から進出した地方文化で、博多めしなどと同様に“地名+めし”の名前で構成されている。
名古屋はかなり独特な食文化を持っている。その中でも、味噌カツやひつまぶし、天むすといった名古屋の名物が最近雑誌などで特集されるようになった。ただし、味噌カツと天むすは三重県津市が発祥の地である。名古屋から関東への出店が相次いだこと、愛・地球博の開幕や好景気で名古屋に活気が出てきたことなどが、総称の「名古屋めし」が全国的に知られるようになった原因である。名物、八丁味噌に代表されるようにいずれも味付けが濃い傾向がある。
名古屋地区発祥の名古屋めし
独自発展した名古屋めし
その他の名古屋めし
独自の名称を用いる名古屋めし
- コロ
- ざるではなく丼に入った冷たいきしめん・うどんなどの麺類
- (例・冷しきしめんはきしコロ) 注:蕎麦・素麺・冷や麦には用いない
- 海老おろし
- 海老の天ぷらと大根おろしが入った麺類(温・冷)
- インディアンスパゲティ
- カレー味のスパゲティ
名古屋めしの代表的な店
- ひつまぶし
- 手羽先
- みそかつ
- エビフライ
- 味噌煮込みうどん
- 台湾ラーメン
- 天むす
- エビフライサンド
- あんかけスパ
- カレーうどん
- 小倉トースト
- 喫茶店、モーニングサービス
- モーニング喫茶リヨン - 18時までモーニングサービスを行っている。
- その他
名古屋地区外への波及
2005年の愛知万博の開催などで名古屋文化への関心が高まり、また名古屋嬢にも代表される様なファッション文化の周知により文化浸透の土壌が形成され、全国各地に名古屋めしのフランチャイズが開店していった。現在、名古屋めしを給する店のうち、世界の山ちゃん、矢場とん、山本屋総本家、コメダ珈琲店などが関東などへの進出を果たしている。