エンジニアが仕事で成果を出す上では、本人のスキルや知見もさることながら、会社の労働環境や制度、サポートの仕組みも重要なファクターです。エンジニアはとりわけ「合理性」を重視する職種と言われており、やはり「パフォーマンスを発揮するために必要な労働環境」は気になるポイントでしょう。
そこで、多種多様な休日・休暇制度をはじめ、合理的にリモートワークを選べる働き方など、エンジニアにとって魅力的な労働環境を整備しているリクルートに取材。働き方とパフォーマンスを結びつけるエッセンスに迫りました。
「営業の印象が強く、リクルートのエンジニアがどのように働いているのか、イメージが沸かない」という方もいるかもしれませんが、各人がパフォーマンスを発揮できるよう、じつは制度・環境面でさまざまな工夫が凝らされているそうなのです。
そこで今回は、データ推進室のエンジニアである中間康文さん、阿内宏武さんにインタビュー。社内制度をはじめとした「働きやすさを実現するソフト」と、それらがご自身の仕事ぶりやキャリアにどのような影響をもたらしているかについて、現場目線のリアルな声を伺いました。
中間 康文(なかま・やすふみ)さん
株式会社リクルート プロダクト統括本部 プロダクト開発統括室 データ推進室 HR領域データソリューションユニット HRデータソリューション部 中途データサイエンスグループ(データサイエンティスト)
2021年にリクルートに新卒入社。現在は主にHR(人材)領域で、レコメンドシステムの開発やエンハンスなどを担当する。世界最大級のデータ分析コンペティションプラットフォームであるKaggleにおいては最上位のランク(Tier)であるGrandmasterを取得している。
阿内 宏武(あうち・ひろむ)さん
株式会社リクルート プロダクト開発統括室 データ推進室 HR領域データソリューションユニット HRデータソリューション部 HRエージェントデータサイエンスグループ マネジャー
2016年、当時のリクルートホールディングスに新卒入社。『ゼクシィ』や『カーセンサー』などの販促領域でデータ分析を担当し、HR領域へ異動。『タウンワーク』などを担当した後、2022年にデータサイエンティスト組織のマネジャーに。現在は『リクルートエージェント』や『リクルートダイレクトスカウト』のデータ分析を担当する。Kaggleにおいては、Grandmasterに次ぐランクのMasterを取得している。
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- 「ペットのケア」にも適用OK? 多種多様な休日・休暇制度の中身
- 制度の目的は「仕事のパフォーマンスを最大化すること」
- 学会発表、コンペ、ナレッジ共有……エンジニアとしてリクルートで働くメリットは?
- 「Pay For Performance」。時間や場所の使い方は任せる
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「ペットのケア」にも適用OK? 多種多様な休日・休暇制度の中身
── リクルートにはさまざまな休日・休暇制度があるということですが、中間さんや阿内さんがこれまでに利用された制度を教えてください。
中間 直近だと、入社4年目になる前後のタイミングで「出産育児休暇制度」を利用しました。子どもが生まれた時に申請すると、最大40日間の有給休暇を取得できる制度です。私の場合、生後すぐのタイミングで20日間、生後3か月のタイミングで20日間と、2回に分けて取得しました。
──「続けて40日間」ではなく、20日ずつに分けた理由は何ですか?
中間 リクルートには「ミッショングレード制」といって、半年ごとに個人の能力見立てや成長への期待値に基づいたミッションが与えられ、その達成度に応じて評価(ボーナスや次期のグレード)が決まる制度があります。育休を40日間一気に取ってしまうと、6か月のうち丸々2か月間も空白ができてしまいます。でも、期をまたぐ形で20日ずつ割り振って取得すれば、育休を取りながらミッション達成に向けたアクションにも取り組みやすくなると考えました。
──他に利用された休暇制度はありますか?
中間 妻の体調が悪かった時に、「ケア休暇」を利用しました。家族のケアだけでなく、ペットを病院に連れていく時などにも利用できる制度で、週所定勤務日数に応じて、最⼤で年5⽇付与されます。まわりの勤怠状況を見ていると、子どもの急な発熱などでケア休暇制度を利用する人も多いのかなと思います。
──お子さんやペットがいる方にはとても助かる休暇制度ですね。阿内さんはいかがでしょうか?
阿内 入社4年目と9年目に「STEP休暇」を取得しました。勤続3年ごとに暦日で14~28日の有給休暇を取得できる制度です。1回目は第一子が生まれるタイミングで取得し、産後のサポートや育児に充てました。また、休暇中にKaggleの勉強も行って、コンペで金メダルを獲得しKaggle Masterになることができました。
2回目のSTEP休暇は最近取得したのですが、およそ1か月かけて、ずっと温めていた副業の会社設立の準備や採用活動に充てました。
──人によって使い方のバリエーションも豊富なんですね。でも、せっかくこうした休暇制度があっても、まとまって休むとチームのメンバーに迷惑がかかるということで取得がはばかられ、制度が十分に活用されていない会社もあると思います。リクルートの場合はいかがですか?
阿内 そういう意味での取得のしづらさみたいなものは、全くないですね。むしろ、「自分もそのうち休暇を取るからお互い様」という感覚が共有されているので、みんな気兼ねなく制度を活用しています。それに、長期休暇を取る際にはきちんとドキュメントをまとめて引き継ぎを行う必要がありますが、これまで何となくの暗黙知でやられていたものがドキュメントになることで属人化が解消され、チーム全体の業務が効率化するというメリットもあると思います。
制度の目的は「仕事のパフォーマンスを最大化すること」
──先ほど中間さんからミッショングレード制の話も出ましたが、休日・休暇制度が充実している一方で、やはり「成果」もしっかりと求められるのでしょうか?
阿内 そうですね。先ほど中間が紹介したように、ミッショングレード制は「当期におけるミッションの達成度」がボーナスや次期のグレードに反映される仕組みですが、1か月休んだら、1か月分達成基準が甘くなるわけではありません。休まず期待通りのパフォーマンスを出した人と同等の評価を得るには、休んだ分を取り返す働きをしなければならないわけです。
中間 なので、休み明けはまず、不在中に起きたことや現状の把握といったキャッチアップから始まります。最新の状況にアップデートしてから業務にあたる必要があるので、私自身も育休明けはより気合いを入れて業務に向き合いました。
──そこは自己責任というか、ミッション達成に支障が出ないよう、ブレーキとアクセルを自分自身でコントロールする必要があると。ちなみに、なかには休日・休暇制度をほとんど使わない人もいるんですか?
阿内 そもそもリクルートは相対的に休みの多い会社なので、リッチな休暇制度は必要ないという人も一定数いると思います。年間15日ほどは必ず取らなくてはいけない「フレキシブル休日」という制度があるため、リクルートは「週休約3日」と言われていたりもします。ただ、休みが多いのはあくまで自律的に働けるようにすることで仕事で最大限のパフォーマンスを出してほしいから、でもあるので、単純に休みが多い=ラクということではない気がしますね。
──休日・休暇制度以外にも、パフォーマンスの向上につながるような社内制度や仕組みはあるのでしょうか?
中間 まずはリモートワーク制度ですね。私の場合、自宅から都心のオフィスまで片道約1時間かかるので、毎日出社するとなるとかなりの時間をとられます。リモートワークならその通勤時間を全て業務に充てられるので、効率化につながっていると感じます。
阿内 リモートワークやコアタイムのないフレックスタイム制は、特に子どもができてから恩恵を感じることが増えました。子どもの急な発熱による保育園のお迎えや通院の対応ができたり、妻と交代で面倒を見ながら勤務ができたりと、出社が前提の場合は難しかった時間の使い方ができています。仮にこれらがなかったら家庭に及ぼす影響が大きくなり、結果としてパフォーマンスが下がっていたようにも思います。
また、リモートワークは業務効率化だけでなく、作業環境の最適化が図れるのもポイントですね。私の場合はモニターの大きさや数、外部キーボード、椅子、自分で淹れたコーヒーなど、開発環境にこだわっています。
ちなみに、会社が法人契約している自宅近くのサテライトオフィスも利用可能です。私の自宅の最寄駅にもサテライトオフィスがあるので、子どもを駅前の保育園に送った後にそのままそこで仕事をして、夕方にまたお迎えに行くといった働き方も可能です。マネジャーはメンバーの利用状況を確認できるのですが、地方滞在中に数時間だけサテライトオフィスを利用するというケースもあるようです。
学会発表、コンペ、ナレッジ共有……エンジニアとしてリクルートで働くメリットは?
──作業環境の最適化、という話も出ましたが、エンジニア視点でリクルートで働くことのメリットは他にありますか。たとえば、成長支援やリモートワーク以外の労働環境という点では、いかがでしょうか?
阿内 我々が所属するデータ(推進)室には、Kaggle等で利用するクラウドの費用を用途に応じて支援してくれる制度があります。最近だと私のグループのメンバーがLLMのコンペでAPI費用として活用し、金メダルを取りました。
また、これは人事制度ではないですが、業務としての学会参加は積極的に行っています。もちろん、単に海外旅行に行けてラッキーという感じではなく、学会に参加する場合は必ず「学会発表や聴講の結果を、担当するサービスのデータで検証し報告する」といったミッションを設定し、評価に直結させています。
そして、こうした自己研鑽はゆくゆく業務での成果にもつながるものなのだと思います。Kaggleなどもそうですが、外で実績を残している人は業務でも成果を出せることが分かっているので、そのための投資とも言えるのでしょうね。
──中間さんはどうですか。エンジニアやデータサイエンティストとしてリクルートに所属するメリットは?
中間 そもそも自分が新卒入社時にリクルートを選んだ理由でもありますが、研修が充実していてたくさんのスキルを身に付けられる点は大きいです。入社直後の研修だけでなく、たとえば、いくつかのオンライン学習サービスを会社負担で利用できるような制度もあり、スキルアップをサポートする制度が充実しているのはエンジニアのニーズにも合致していると言えるのではないでしょうか。
また、リクルートは事業領域が幅広く、私が所属するHR領域以外にも旅行や住まい、自動車などのさまざまな領域に兼務で関われる機会もあります。データサイエンティストとしては、いろいろな領域のデータに触れられるのも魅力の一つですね。
阿内 確かに事業領域の幅広さはリクルートで働く大きなメリットだと思います。私自身、若いうちから一つの領域だけに特化したくないという思いがあり、リクルートを選びました。実際、入社以来さまざまなサービスを渡り歩いてこられたのは良い経験になっていますし、そこで出会う同僚も優秀な人ばかりで刺激を受けます。これも10年近くリクルートにいる理由の一つですね。
中間 あとは、さまざまなチームがナレッジを共有する場も充実しています。データテクノロジーユニットでいうと「DTU (データテクノロジーユニット) 共有会」というユニット全体の勉強会があり、各自が担当するサービスでの取り組みや活用しているツール、海外のカンファレンスで得た情報などがシェアされるので、良いインプットの機会になっています。
阿内 ナレッジの共有、という側面では、共有することにインセンティブが設けられている場合もあります。たとえば、全社イベントにおいて何かしらの知見を他領域に展開したことで表彰され、賞金が授与されたケースもあります。
中間 自分は実際にKaggleの経験を活かしてレコメンドの精度を改善し、入社2年目と4年目に表彰され、ナレッジを共有させていただきました。
──それは、新たなナレッジを生み出すモチベーションにもつながりますね。お金の話が出たついでにお伺いしたいのですが、リクルートの給与制度については、どんな感想をお持ちですか?
阿内 やはりシンプルで納得感がありますね。サービスや組織の発展に貢献すれば、その分しっかり給与に反映される仕組みで、入社2〜3年目でも、難易度の高いミッションに取組み、それに応じた報酬を得ている人もいます。
「Pay For Performance」。時間や場所の使い方は任せる
──ざっと伺うだけでもさまざまな制度やサポートの仕組みが出てきましたが、これらはエンジニアのニーズや働き方にしっかりフィットしていると感じますか?
阿内 エンジニアは「エンジニアの三大美徳の一つは怠惰」と言ったりするような生き物です。つまり、ものすごく合理性を重視している。その意味で、リモートワークやフレックスタイム制を通じて働き方を自律的に選択できることは、エンジニアの価値観にとてもフィットすると感じています。
その他の制度についても、ある程度はエンジニアのニーズに合致するものが多いと思いますが、今後さらに新しい制度の導入や既存の制度の見直しが行われる可能性もあると思います。
実際、既存の制度も昔から同じ形で存在していたわけではなく、都度制度の見直しが行われてきました。先ほどの「クラウド支援制度」も最近できたものですし、以前は結婚をお祝いする主旨の制度もありましたが、ライフスタイルの多様化に伴い廃止し、属性に関わらず必要な時に活用できる制度が新設されています。働く人のニーズはもちろん、時代の流れに合わせて制度を設計し直すのもリクルートならではだと感じますね。これからも、その時々の経営・事業課題やニーズを踏まえながら制度が見直されていくのではないかと思います。
──では、最後に改めて伺います。これまでに紹介してきたような社内制度やルール、あるいはカルチャーのなかで、特に「リクルートらしさ」を感じるポイントがあれば教えてください。
中間 働く場所の柔軟性を確保していたり、自律的に働く時間を選択できたり、会社全体として仕事とプライベートを両立しやすい状態を目指しているのが伝わってくるところです。
阿内 私がリクルートらしさを感じるのは、「Pay For Performance」(期待する役割や成果に対して、きちんと報酬で報いる)という一貫した姿勢です。それは、「休みや時間・場所の使い方は任せるから、成果は出しましょう」という会社からのメッセージであると受け止めています。ですから、自分を律することができる人、自分で自分をコントロールできる人にとっては最高の環境だと思いますね。
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取材・構成:榎並 紀行(やじろべえ)
撮影:関口 佳代