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blacknessfallさんの映画レビュー・感想・評価

blacknessfall

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ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.9

養蜂家のステイサムはフィッシング詐欺で全財産を失い自殺に追い込まれた隣人のお婆さんの仇を討つために封印してた超特殊工作員の戦闘力を解禁し詐欺組織の殲滅に動きだす。

久々のステイサム。最強アクション・
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カオス: マンソン・マーダーズ(2025年製作の映画)

3.7

以前にも何かのマンソン映画レビューで言ったけどフィクションも入れたら何本あるんだよマンソン映画。マンソン映画祭できるよな。

マンソン始めファミリーの主要メンバーも鬼籍に入ってきてるし今さらドキュメン
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.3

観たい観たいと思いつついつしかそのこと自体すっかり忘れた頃に見放題落ちで気づく最近よくあるパターンで鑑賞。ホラーって似たようなのいくつもあるし配信以降アクセスしやすいから一作に対する思いが薄れる一方だ>>続きを読む

ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.6

二十年ぶりぐらいに吹替え版を再鑑賞。
なんか、年を取ると色々どうでも良くなるんだと思ったね。ビートルジュースの西川のりおがまんま西川のりおというか『じゃりン子チエ』のテツのノリであまつさえ「あっ!あそ
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懲役十八年(1967年製作の映画)

3.3

東映オンラインシアターで無料公開中。

おれに取っての東映は完全にエログロ実録ヤクザに振り切る70年代からだから67年の本作は対象外ではあるんだけど、日本のスカーフェイス、リアルギャング・スター安藤昇
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

3.3

最近すっかりご無沙汰だったけど何を隠そうニコラス・ケイジを偏愛する者(ケイザー)なのでアマプラの見放題に降りてきた以上避けて通るわけにはいかんのだよ。

大学教授のケイジが多くの人の夢に現れて話題の怪
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

またしても配信終了間近につられてしまった。
何人かの方からオススメされてたし課金して観るのいやなんでね。それに映画選択に関してはとっくに己を持たぬ身なんでね。惰性で観るんだから何でもいいんだよ。

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ベルサイユのばら(2025年製作の映画)

2.3

ベルばら🌹は少年期にやたらと再放送されてたからやたらと観てたんだテレビ📺️ 不朽の名作だからガキが見てもおもしろかったし、中学生ぐらいになると歴史も分かってくるからまたおもしろさが増す。なので都合4回>>続きを読む

Broken Rage(2024年製作の映画)

5.0

孤独孤高の老殺し屋ねずみ🐭(北野武)は粛々と殺しを遂行する日々だったが警察に尻尾掴まれる。懲役免除と引き換えに麻薬を仕切るヤクザ組織への潜入捜査を持ちかけられる。
シリアスなヒリヒリする空気感が支配す
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プッシャー2(2004年製作の映画)

3.9

旬が過ぎた感あるけど今や巨匠の一角となってる レフン、イケオジNo.1の座に君臨するマッツ・ミケルセン、二人を最初に観たのは本作になる。
でも、当時は二人がそんなふうになるなんて思わなかった。名前なぞ
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.3

SNS普及以降肥大する一方の承認欲求と自己顕示欲を題に取った映画。フォロワーさんの深く鋭いレビューに触発されて鑑賞。

主人公のシグネは恋人のトーマスがアーティストとして注目を集めるのに嫉妬と焦りを駆
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欲情のアマゾン川(2022年製作の映画)

1.6

持病の悪化に伴いライフスタイルの変更を余儀なくされてると以前にお伝えしたとおり目下それに向けて動いてる。慣れないところに行ったり、やったことないことにチャレンジしている。だから予定もゴロゴロ変わったり>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.4

サタニズムはアントン・ラヴェイの提起によってオカルトから脱却した。あらゆる因習、抑圧からの解放とキリスト教勢力を始めとする個を組織の利益に寄与するためだけの部品に塗り変える体制に異を唱え何者にもスポイ>>続きを読む

エミリー・ザ・クリミナル(2022年製作の映画)

3.5

ワープア女子のエミリーは個人事業主契約と言うな名の使い捨て配達員として生活している。学校で習得したデザイン技術で就活してるがうまくいかない。期待を胸に臨んだ友人紹介のデザイン事務所の面接は途中までは好>>続きを読む

ブロンソン(2008年製作の映画)

3.4

プライベートも世情もストレスフルな事象ばかりで鬱に押しつぶされそうだから派手に暴れるやつ、しかも反体制的な㊚が見たいから再鑑賞したんよ。

ストレス発散になったかどうかの前に衝撃を受けたね。今回はアマ
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.4

一部でカルト視されてるアメリカン・ニューシネマ期のロードムービー。

夫に離婚訴訟を起こされ子供を取られ家から身一つで追い出されたワンダは街にある小さなバーで中年男と出会う。虚ろな状態のまま男と関係を
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血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.5

買ったまま放置してたソフト潰し💿️




と、その前に、イギー・ポップの単独公演アナウンスされたね。あること知ってたらパンスプはスルーしたかもな。いずれせよ3月まではイギーでいっぱいだよな、多くのパ
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

2.0

映画館で予告見て気になってたやつ。

アメリカの片田舎で白人至上主義のエミリーは『アーリア人の団結を守る娘たち』という極右団結(サークル)を立ち上げる。
第一回目の会合には彼女を入れて6人の“愛国”女
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.9

リンチ追悼第二弾。

すごいと思うのはこれでもリンチ映画の中では分かりやすい方ってことなんだよな。普通の職人監督が撮れば叙述ミステリーの佳作みたいな話。それをリンチが撮ると、お得意の幻惑夢想的な演出と
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ブロウ(2001年製作の映画)

3.4

完全に勘違いしてた。てっきりジョニー・デップがコロンビアのコカイン・キング、パブロ・エスコバル役の映画だと思ってた笑 そもそも人種違い過ぎるしホワイトウォッシュにも程があるよなと思い避けてきたんだよ。>>続きを読む

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

4.3

このクラスの監督が亡くなれば平均的な映画好きは追悼で何か観たくなるよな。
何を観ようと思った時に真っ先に浮かんだのは『ワイルド・アット・ハート』だったんだけど、これはどちらかと言うとケイジ映画として好
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PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.6

このキーアートが印象に残っていて気になってた作品。

薄着で血塗れの不憫なティーン女子高生から『キャリー』の太目バージョンを予想していた。それは大枠で当たっていた。ルッキズムが加速された現代が舞台だか
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どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

4.7

話題のドキュメンタリー。

内容が内容なんで覚悟はしてたんだけど映し出される事実が覚悟の想定を大幅に上回ってた。なので打ちのめされ過ぎて木っ端微塵になったよ。
重い現実だけじゃなく「どうすればよかった
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ジェイルブレイク: 愛の逃避行(2024年製作の映画)

4.2

看守のおばさんが年下の囚人と恋仲になって囚人を脱走させて2人で愛の逃避行。下世話な好奇心をビンビン刺激する事件。一報だけは耳に入れててその後どうなったのか気になってたからドキュメンタリー発見して即鑑賞>>続きを読む

地獄の謝肉祭(1980年製作の映画)

3.5

メネンデス兄弟の事件後常軌を逸したショッピングをしたのは罪の重さと逮捕への不安からだって供述、嘘だって言う人多いけどおれは本当だと思うよ。罪ではないが現在大きな不安に苛まれるおれも不安から目を背けるた>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.5

新年1発目の映画はこれ。再鑑賞だよ。本年もよろしくね😘

末期の脳腫瘍のマーチンと末期の骨肉腫のルディがくだばるのを待つだけなら残りの時間好きなことをやろうと意気投合し病院を脱走して見たことがない海を
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エンジェル(1983年製作の映画)

3.5

昼間は成績優秀な女子高生モリーは夜になるとハリウッド・ブルーバードに立つ娼婦エンジェルになる。
優等生の少女が夜は街角に立つ娼婦になる、この設定かなりというか思いっ切りAVチックだから初めて観た時はエ
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.0

極稀に真っ当な映画観たくなるんだよ。真っ当てのはこの場合しっかりと人の心の機微や人生の悲哀、生きることのを虚しさと尊さを手堅い手法で描いたヒューマンドラマのこと。
なんて言うといかにも自分で情報を精査
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アシュラ(2012年製作の映画)

1.0

どうせ生ぬるいのであろうと思ってスルーしてきたんだよ。戦乱が続き荒廃した中世のリアルである食料難から親が子を売り果ては人肉を食らう凄絶な史実を発狂した母に身体を焼かれ捨てられた孤児アシュラを起点に容赦>>続きを読む

殺人美容師 頭の皮を剥ぎ取ります(2020年製作の映画)

3.8

タイトルがふざけてるからコメディ・ホラーなのかと思ったらニューロティックなサイコホラーだった。

美容師のクレアは孤独感と世界への隔絶感に苛まれている。その不安定な精神が極に達すると、自分が憧れる客を
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.5

公開時に現代アメリカの深刻な思想的分断を風刺したと話題になり気になってたはいたがその手の風刺やメタファーに飽き飽きしていたのでスルーしていたやつ。

富裕層が貧乏人を拐って人間狩り(マンハント)の標的
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8番目の男(2018年製作の映画)

3.5

けっこう久しぶりの韓国映画。図らずも紀州のドンファンの元妻無罪判決の日に“疑わしきは被告人の利益に”という司法の原則を訴える法廷映画だよ。

韓国初の日本でいう裁判員裁判を導入した実際の事件とその裁判
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

2.9

アメリカ大統領選の最中に公開ということで、トランプ派と反トランプ派の埋め難い溝が顕在化した状況と重なってスマッシュヒットした本作だけど作品自体は現代のアメリカをベースにしたわけではない。風刺映画的なも>>続きを読む

テリファー 聖夜の悪夢(2024年製作の映画)

4.5

再びシエナ(姉)とジョナサン(弟)の前にあいつ🤡が現れた。今度はクリスマスに。アート・ザ・クラウン🤡もサンタコスだぜ🎅

前作の話運びがもっちゃりしてぎこちなかったのがけっこう不満だったから観るか迷っ
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メネンデス兄弟(2024年製作の映画)

4.1

何で今さらメネンデス兄弟?て古参のシリアル・キラー・マニアはなったと思うよ。おれもまさにそう。
メネンデス兄弟は日本では今となってはディアゴスティーニの黒歴史であろう『マーダーズ・ケース・ブック』で紹
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カラー・ミー・ブラッド・レッド(1965年製作の映画)

3.5

ゴッドファーザー・オブ・ゴア/スプラッターH・G ルイスの比較的知名度の高いやつ。
こんなもんね、おれぐらいになってくると数回は観てて飽き飽きなんだけど、アマプラ開いたら30時間後に配信終了の通知があ
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