部分→全体もしくは全体→部分といくから、我々は声のありかや位置関係を自然と
認識できるわけであって、そういったことを意図も容易く、涼しい顔で壊してくるのは脱帽以外の何物でもない。
内に溜まるものの発露。
映画館の光には感動を覚えました。
普通は車も列車も通り過ぎる辺鄙な土地。
だからこその出会いと別れと出会い。
冒頭のカクカク、スローでの魔法瓶。
例えば花火ど船が重なるところや自転車の広瀬すずさんといったハッとする場面が他にも観られた。
振り返ると冒頭の白さの不気味さ。
基本会話調。決して逆張りでは無いが、最新作よりも出来栄えはいい方だと思う。
正確には数えていないが、ラスト10数ショットの高尚さと美しさ。
二人を見守る木々、仏様。
「ブレードランナー2049」の看板みたいなシーン。ピンクの服。ナターシャの身体性は「まわり道」を彷彿とさせる。中盤のドンチャン。窓の使い方。
ゆったりとしたカメラ移動。
一人だけ花火をしない、月を仰ぎ見ない。
扇風機の首が動かない。
このレビューはネタバレを含みます
絶対に失敗しないこと。そのためには手段を選ばないことの一貫性。
何だかんだで手術シーンの緊迫感。
しっかりとした映画仕様。
過去が余り明らかにならずに安堵。大門には過去も未来もなく、あるのは目の前の患>>続きを読む
空、誰もいない廊下、ミラー、メール画面の挿入。モザイク消せるワタナベとウェルテル懐かしい。
カクカク、ビル群、ヘリコプター、時間、場所、衛星からのアングル。
盗聴シーンがカンバセーション。そしてハックマンさえも。
あるものではなく無いものを描く。
低重心固定ショットによる奥行き。
もくもく、軍艦マーチ、鏡、階段、同窓会。この作品最大の出来事であるはずの娘の結婚が意外とさらりとしている。