このレビューはネタバレを含みます
1973年に韓国の民主化推進の政治家・金大中が日本国内で拉致された事件の映画化。
韓国映画が強い韓国近現代史モノ…ではなくこれは日本映画。2002年公開だが、当時の映像作品ってこんなに古くさい感じだっけ？と思うほど映像は粗い。また音楽の入れ方も古くバタくさい印象。
一方で自動車や街の様子、人々のファッションなどで70年代は良く再現されていると思う。道路のシーンなどはメインの自動車以外も当時のもので揃えていて驚いた。
韓国俳優の出ているシーンは総じて緊張感のあるつくりになっていたと思う。
日本人の役者も韓国人役で出演している。
また佐藤浩市をはじめとした自衛隊チームも悪くないとは思うのだが、普段見慣れていないからリアルに見えているだけかもしれないが韓国KCIAチームに比べると演技が軽く見えてしまった。
変な間や変な音楽の入り方が多くていまいちノリきれない。当時の日本映画特有？でもなく監督の演出によるものだと思うが、要所要所で間延びする印象。
現代の韓国映画のパワーで再映画化してほしい題材！