約3200年前。トロイとスパルタで和平が結ばれた日、トロイ王子のパリスはスパルタの王妃 ヘレンと恋に落ち、彼女を一緒に連れ帰ってしまう。パリスの兄 ヘクトルは弟の行動に怒るが、弟のためだと彼を守ることを決意。トロイ王 プリアモスもヘレンを受け入れる。スパルタ王 メネラウスは激怒し、兄でミュケナイ王であるアガメムノンを頼る。アガメムノンはこれを口実にトロイを征服しようと、侵攻する。ギリシアの勇者 アキレスは忠誠心はないものの、歴史に名を残すため、アガメムノン側で参戦することにする。
トロイア戦争については知識がなかったのですが、今作は神話を基にして、人間性を強めた作品ってところでしょうか。神話との相違点も多々あるようですが、あくまで神話を元ネタにしたにすぎないみたいですね。個人的にはキチンとエンタメ作品として落とし込んでいた という印象で楽しめました。
スペクタクルものなので、規模も尋常ではないものとなっており、製作費はなんと1億7千5百万ドルにもなるんだとか。ヤベぇ⋯。人の数もハンパないし、アクションも見応えバッチシでした。
キャスト陣の豪華さも製作費に影響してるでしょうね。ブラッド・ピット、エリック・バナ、オーランド・ブルーム、ダイアン・クルーガーなどなど。みんな美男美女揃いですね。ダイアン・クルーガーがマジで美人。こりゃオーランド・ブルームも手を出したくなりますわ(笑)。ただ、その後のオーランド・ブルームがまぁ小物感満載。自分が戦の原因になったにも関わらず、決闘で怖気付いて逃げるし、でも勇敢なフリするし、ホントに癪に障るキャラでした。それとは正反対で、兄役のエリック・バナはめちゃくちゃ勇敢でかっこよかったです。ブラピもめちゃくちゃカッコいキャラで、2人とも見事に鍛え上げられた肉体美を披露してくれています。
トロイの木馬 って言葉は聞いたことあったのですが、こういうことだったんですね。戦の戦略として使ったんだぁ。
脚本はちょっとお粗末でしたが、力の入った映像が続くし、わかりやすいエンタメ作品に仕上げられていたのもあってか、2時間半超の長尺の割には、そこまで長さは感じませんでした。