「一生彼のために祈るが、あなた方の愚行に対し彼の信仰を試す気はない あなた方の職業が彼を産んだ」
究極の反戦映画。爆撃により胴体と頭の一部以外をすべて失った男の話。腕も足も、目も耳も口もない。人間…
赤狩りから復活した不屈の映画人トランボが原作・脚本・監督を手掛けた猛烈なエグみのある反戦映画。手足と顔がえぐれ五体並びに五感不満足。脳は健在なるも取れる行動は芋虫のごとく蠢くのみの傷病兵の悲惨な運命…
>>続きを読む漫画『赤狩り THE RED RAT IN HOLLYWOOD』は『ローマの休日』から始まり、この『ジョニーは戦場へ行った』で終わる。
『ジョニーは戦場へ行った』は赤狩りに遭った脚本家ドルトン・ト…
戦争によってほぼ全てを失ってしまったジョニーの物語。ジョニーの思考が描かれていく。
日光を浴びる、誰かとコミュニケーションを取れる、自分で死ぬことができる。普通の人間が出来ることをほとんど失ったジ…
戦争映画 反戦映画なのに人が死なない、戦争のシーンがほぼない、武器もほぼ出てきてない?
原作は1939年の小説
原作小説の作者と監督が同じな結構珍しい作品
最後の牧師さんの言葉が本当に重い
…
四肢欠損で感覚器官も失い思考するのと頭を動かすのと頭に伝わる振動のみ感じることができる。管を繋がれて実験対象として老いて死ぬまで生かされる。情を与えてくれる人はいてもジョーの望みは殺してくれることで…
>>続きを読む72/100点
悲惨な話ではあるが、原作と同様面白い発想が見られる映画となっている。
今作の大まかな内容は、「戦争によって生きるのに必要不可欠な部位をすべて失い、生ける屍と化してしまう」という戦…
江戸川乱歩の『芋虫』を思い出した。
戦争で手足と顔面を失ったジョニー。彼は意識があることを誰にも気づかれず、考えるだけの肉塊として生きる。
戦争が何を生み出すのか。生きるとは何か。人間たらしめるもの…