驚くような目新しい情報は特になかった。トランプの生い立ちとしてはNHKのドキュメンタリーの方がよっぽど面白い。だけどトランプを演じたセバスチャン・スタンのなりきり具合は楽しめました。後半にはもうトランプにしか見えなくなっていました。
ロイ・コーンの栄光と転落は主役のトランプよりも見応えがあったかな。
私は、この作品の面白さはトランプのはげ治療の手術シーンにあると思います。バチンバチンと頭皮を縫合していく様子はまるで『フランケンシュタイン』
現アメリカ大統領を、ロイ・コーンが作り上げた怪物だと見立てるとおもしろそうてすね。
この怪物の結末が今後リアルタイムで見届けられるという、一風変わった伝記でした。
本当は『愛を耕す人』を観に行くつもりでしたが、保護者会が長引いて間に合わなかった。これは予定外の鑑賞でしたが意外と面白かったです。