このレビューはネタバレを含みます
豊かな人生などなく、豊かにする人生でしかない。
反射した光や色のゆらめきバランス、シルエット、わたしも日常の中でつい見惚れて嬉しくなってしまうタイプだから共感でした。この人のこういう所が好きだ・嫌いだと思うことも、勝手であるから、好きの次に裏切られるようなことを見てしまっても、勝手にそう思ってただけである。なんとなく繋がりがあると思っていても簡単に千切れてしまうものだってある。マルバツゲームの相手、もしかして神社でよく会う長井短さんでは…と思ったけど、世界はもっと広いかもしれない。
積み上げてきたものが一瞬で崩れてしまうこともある、それでもわたしも積み上げていく人生にしたいと思った。
早朝、仕事へ向かい、いつもの神社で昼食を食べ、帰路につき明るい時間から銭湯で汗を流し、自転車でいつもの飲み屋で「おかえり!」と迎えられる。布団の上で眠たくなるまで本を読む。そして今日も眠る。
この映画を作ったのが日本の方じゃなかったことを思い出して暫くこのルーティンのことを考えていたけど、日本人的な感覚と思っていたのも結局わたしの思い込みで、ただ感覚が合わさっただけかもしれない。美しいと思ったものが同じだっただけだ。
あと何より夢の演出が秀逸!毎晩夢見てしまうタイプなので、記憶の重なり方がまさに夢だった。
よく拝見する&Premiumのモデルさん、にこちゃんだった〜