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Hz 【Hertz】 ヘルツ

概要

Hz(Hertz)とは、周期的な現象の頻度を表す単位で、1秒あたりの生起回数(毎秒何回起きるか)を示したもの。1Hzは毎秒1回を意味し、周波数や振動数の単位として用いられる。

国際単位系(SI)に定められた単位で、19世紀に電磁波の研究をしていたドイツの物理学者、ハインリヒ・ヘルツ(Heinrich Rudolf Hertz)の名に由来する。基本単位の組み合わせ(組立単位)としては秒(s:second)を用いてその逆数「/s」「s-1」で表される。

Hzは周期が一定の現象についてのみ用いられ、同じ1秒あたりの数を表していても、ランダムに起きる事象の頻度などには「/s」(毎秒)が、1秒あたりの原子核の崩壊数については「Bq」(ベクレル)が用いられる。

ITの分野では、無線電波の周波数や電子回路の同期信号(クロック信号)の周波数、音声のサンプリング周波数などの単位としてなじみ深い。が大きい場合は接頭辞をつけて、1000倍を「kHz」(キロヘルツ)、100万倍を「MHz」(メガヘルツ)、10億倍を「GHz」(ギガヘルツ)、1兆倍を「THz」(テラヘルツ)のように呼ぶ。

(2021.3.3更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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