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「和声」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 和声とは

2025-01-19

散文詩(書きかけ)

東京への手紙

今の私の肉体の状態を、言葉にして東京に観察させる、というのがこの本のコンセプトだ。

さあ、聞きなさい私の街。

私の肉の言葉を。

じわじわと滲む汗。

こんなに人がいて良いはずがないのであるひとつの、小さな箱型の部屋に!

それは電車という名前で呼ばれているが、羊羹箱の方が多分正しい。カステラ箱とか。

我々乗客はお行儀良く並び、スマホカステラの白い紙みたいにぴったり身体にひっつけて、何か心理的しんどいものから身を守っているつもりらしい。

いやいや、それは自傷行為だ。

こんな狭い箱に乗り込まないと、生活が成り立たないって?東京よ、あなたの上に築かれたこ都市、それはあなたとは縁深く、しかし異ななった存在だけれど、あまりにも罪なものだ。

かわいそうな都会生活者たち。

私の身体は逼迫し、今すぐここから出してくれとドンドンと我が胸を内側から殴って抗議しているようではないか。ここは、動物の居場所ではない!出せ!不当だ!扱いの改善要求するぞ!と。

いやはや身体よ、まったくその通りであるしかし我々はこの小箱に乗り込まないことには生活というものをやっていけなくてね?…と、胡乱な紳士のようなでっぷりした「運営者」なんかが、葉巻を燻らせながら私の肉体に応じるが、まったく持ってコイツの言うことなんざ聞く必要はない。往々にしてするべきこと、正しいこと、生きること、定め、そんなものはクソである。しこうして美しい。だから大抵人生クソッタレで震えるほど美しい。やるせないな。

美女電車のサイネージに現れて、私を窒息させる。微笑みは商品として完璧等級だ。

ありえないくらい憎らしい。

うそ東京、何度も言うが君の上に築かれている街は最悪の代物だよ。

そうして私は生活するための目的地に辿り着く。池袋という駅だ。降りるので筆を止める。

13:19

東京

私の思いを聞いてくれるかい

草原に吹き渡る風だ 爽快感

美しい歌を一息に歌ったあとの、胸の激しい息切れ幸せを含む苦しさ、風が冷たく汗を冷やして吹き渡る、大変、大変schönなお時間

中村先生から和声のレッスンを受けたんだ

和声体育会系なのだよ、と先生は言って、私は押忍と袂を締めて…schön!

冷たく美しい高原の風!せせらぎと同じ色の、風

schönで爽快な、たまらない快適さ 人生と言う舟はその風を帆に受けてえっちらおっちら筋肉を糧にじりじり泥臭く進んでいくべきものなのだ

頑張ろう 中村先生は言った、頑張ってくださいね

そうだ、和声体育会系なのだからね!頑張っていこう、この風はずっと吹いていてほしいな

13:29

大変不思議だ 時はなぜ移ろう

同じ駅に私は停まる 電車に、山手線に乗って

それなのに同じ時はない 一度も同じにはならない

私はもうサイネージを憎まない なぜなら和声への希望と走り出したいこの身体一心に持って電車に乗っているか

私はもう電車を厭わない なぜならもうすぐ家に帰り、教科書を開く私が滋養に満ちた笑顔こちらに微笑みを向けているからだ

同じ時はない………おや、友人からLINEだ 頑張らねば 社会生活というのはとても難しいな

2024-12-13

フランツ・リストピアノ名曲重要曲7選(後期)

 anond:20241212222723の続きである

 ヴァイマール宮廷楽長を辞任したリストは、ラテボル公に招聘され、公の弟グスタフ・ホーエンローエを通じてローマ教皇庁と接点を持つことになり、宗教音楽に取り組む意欲を持つことになる。「巡礼の年」や「詩的で宗教的な調べ」のように、前期・中期から既にリストには宗教的な要素が強い作品があったが、これ以降そのような作品さらに増えていく。一方、子どもたちが相次いで亡くなったことで大きな精神的打撃を受け、1860年には遺書まで書いている(マリーとの関係はまだ悪かったようで、マリーのことは遺書にない)。カロリーヌは夫との婚姻強制されたものであり無効であるとする枢機卿会議の決定を一旦勝ち取ることに成功するが、その後、婚姻有効であると述べる証人が新たに現れ風向きが変わってしまう。というのも、ラテボル公の実子とカロリーヌの娘が結婚することになっていたのだが、カロリーヌ結婚無効だったとするとカロリーヌの娘は私生児ということになり、大変都合が悪いわけで、グスタフが手を回して妨害させたようであるリストも後に状況を悟ったらしい)。愛する人と結ばれることに再び失敗し、重ねて精神的なショックを受けた。それでも、グスタフを初めとするローマパトロン見出しローマに腰を落ち着け宗教音楽に熱心に取り組むことになる。ところが、1869年に度重なるヴァイマールから要請宮廷楽団指導役として復帰し、さら70年代からピアノ教師としての活動も非常に活発になり(ローマでも週1ではやっていたらしい)、以降リスト曰く「三分割された生活vie trifurquée」、春はブダペストなどで音楽教師コンサート、夏はヴァイマール宮廷楽団の指揮、冬はローマ作曲ピアノのレッスンというスター時代に負けず劣らずの忙しい生活死ぬ日まで送ることになった。晩年リストのレッスンの記録をとっていた弟子アウグスト・ゲレリヒの日記翻訳あり)を見るとリスト生活ぶりが良く分かる。

1. 巡礼の年 第三年 S.163(1883年出版

 晩年リスト代表である出版も最晩年。頻繁な不協和音の利用、レチタティーヴォ風の単純な旋律、独りごちるようなモノローグが目立ち、華麗な作風からの一変を感じることができるだろう。全7曲あり、第1・4・7は明るめで、宗教的な救いを示している。前期・中期作品でいうと、「孤独の中の神の祝福」」に近い作風である。それに挟まれた2・3・5・6は、「葬送――1849年10月」などと同じで、死を嘆くエレジーで、とても暗い。

 この曲集の中で最も有名なのは第4番の「エステ荘の噴水」だろう。文字通りリストが住んでいたティヴォリエステ荘の噴水を活写したものだ(その様子はググってくれ)。晩年作品の中では例外的に明るく、輝かしい作風で、しか印象主義の先取りになっている画期的作品だ(ラヴェルの「水の戯れ」やドビュッシーの「水の反映」と比べると良い)。第2・3曲「エステ荘の糸杉にI・II」は大変暗い曲なのだが、続けて聴くと本当に救われる思いになる。絶望からの救済は、リスト本人が強く望んでいたことだ。

 第三年だけの録音というのはあまり聴かないような気がする(エステ荘の噴水の録音はたくさんあるが)。第一年なども含めた全曲録音は前期の項目で書いたが、ベルマンとロルティが良いだろう。特に美しいロルティが好き。

2. 二つの伝説」(1865/66年出版

 1863年リストは僧籍を取得し、聖職者となっている(ずいぶんな生臭坊主生活死ぬまで続くが、リストことなので仕方がない)。丁度その頃に作曲されたらしい。ローマ引っ越しリスト教皇ピウス9世が訪ねてきた時に(下級聖職者のくせにローマ教皇に足を運ばせる男なのである)、第1曲「小鳥説教するアッシジの聖フランチェスコ」を演奏したらしい。フランチェスコ小鳥説教する様子を描く絵だったか詩だったかモチーフにした曲で、小鳥たちのさえずりを模倣したトリルがかわいらしい。明るく、聴きやす作風である

 第2曲の「波をわたるパオラの聖フランチェスコ」は、嵐の中の船出を拒絶されたフランチェスコアッシジの人とは別人)が自らのマントを船にしてメッシーナ海峡を渡ったとかい伝説モチーフにしている。波を模倣したうねるような力強いアルペッジョが印象的。出だしこそ暗いが、明るく、輝かしく、充実した展開を迎える。

 両曲とも1865年リスト自身ブダペストにおける久しぶりの公開のコンサートで初演された。サン=サーンスがいたく気に入って、オルガン編曲を作っている。

 ニコライ・デミジェンコHyperion/Helios)のCDソナタスケルツォマーチと一緒になって入っていて、よく聴く

3. BACH主題による幻想曲フーガ1870年出版

 元々はヴァイマール時代オルガン曲として作った曲だが、この時期にピアノ編曲された。BACH主題といっても、バッハの曲が引用されているのではなく、ドイツ音階BACH(シ♭・ラ・ド・シ)をモチーフにした勢いのある曲。暗い曲だが、豪壮無比な超絶技巧披露する曲であり、重苦しい感じはない。

 面白い曲なのに良い録音が中々ない。昔韓国のクン・ウー・パイクの録音を聞いた気がするが記憶に残っていない。アムラン(Hyperionソナタなどとカップリング)が良いと思う。若手だとリーズ・ド・ラ・サール(naive)の演奏は非常に録音も良く、技術的にも良い感じである(naiveは廃盤になるのが早く、入手が難しいのが困りものだが、配信あり)。(追記ハワード全集演奏も彼のヴィルトゥオーゾっぷりを味わえるものだったと思う。しかしアムランやラ・サールと比べると分が悪いか

4. クリスマスツリー S.186(1882年出版

 長女ブランディーの子ダニエラ(死んだ息子と同じ名前)のために作った曲(父は「自由帝政時代首相エミールオリヴィエ。なお産褥熱でブランディーヌは死んだ)。当時のクリスマス・キャロル編曲だが、リストオリジナルの曲も入っている。第1曲(編曲)がとても良い曲なのだが、リストお得意の左手高速オクターヴ連続があり、子どもに辛いのでは(しかもご丁寧に軽くleggieroという指示がついていてピアニストは悶絶する)。第11曲の「ハンガリー風」はおそらくリスト、第12曲の「ポーランド風」はカロリーヌを暗示しているのだと思われるが、後者は明らかにショパンマズルカ的な作風。やっぱりショパンのこと大好きなんすね~

 実はハワード全集しかいたことがない(しみじみとした良い演奏だと思います)。

5. 暗い雲 S.199(死後旧全集に収録/1881年作曲);不吉な星 S.208(死後旧全集に収録/1881年作曲);調性のないバガテルS.216a(1956年出版1885年作曲

 反則だが、リストの無調音楽代表格を一挙紹介。リストの無調音楽は、機能和声崩壊しているという意味では無調だが(その意味ではワーグナーの「トリスタン和音」も同様)、シェーンベルクの十二音技法のような意味で無調というわけではない(ドイツというよりフランスの無調音楽の先取りっぽい)。行くあてが未定まらないまま、タイトル通り曖昧な響きに終始する暗い雲、西洋音楽で不吉とされる音の組み合わせをこれでもかと盛り込んだ不吉な星は、これでも生前に既に演奏されてはいたのだが、調性のないバガテルは「無調」と銘打った音楽史上初めて(ではなかったとしても極初期)の作品で、発見されたのも20世紀後半になってからである1956年出版というのは誤記ではない)。ただ、元々メフィストワルツ第4番として作られていたので、舞曲の要素があってそこまで聞きにくい曲ではない。リスト精神状態もあって暗い感じだが、とにかくリスト前衛音楽家っぷりがよくわかる曲である

 いずれも録音はそこそこあるが、代表的な盤はあまり思いつかない。不吉な星はポリーニの録音したソナタCDカップリングされているので聴いたことがある人もいるだろう。暗い雲も入っていたと思う。調性のないバガテルはまあまあ取り上げられているが、昔カツァリスが日本で大ブレイクしていた頃に出したメフィストワルツ全集(Teldec)に入っている。

6. 悲しみのゴンドラ1886年出版

 初稿(21世紀に新発見され出版)、第2稿(悲しみのゴンドラI)、第3稿(悲しみのゴンドラII)がある。よく演奏されるのは第3稿(II)で、ヴァイオリンチェロのための編曲もある。

 ヴェネツィア所在だったワーグナー訪問した1882年作曲された。完成した曲をワーグナーに紹介する手紙を送り出した直後、ワーグナーが亡くなり、リストはこの曲を虫の知らせだったと感じたらしい。「巡礼の年」のヴェネツィアナポリと対比すると良い作品

 不安を煽るような曲だが、それほど聞きにくい曲ではない。色々なCDカップリングされているが、個人的にはブニアティシヴィリSONYソナタCD)が好きなのでよく聴く

 なお、ワーグナーの死を悼む作品リストは作っている(R. W. ――ヴェネツィア S.201とリヒャルト・ワーグナーの墓に S.135)。前者は不安を煽る曲だが(ポリーニCDに入っている)、後者敬虔な追悼音楽で、「パルジファル」の動機が使われている。ピアノより弦楽四重奏盤を聴くと良いだろう。

7. 村の居酒屋での踊り――メフィストワルツ第1番(1862年出版

 前期の曲と思いきや、実は後期の作曲作曲開始も50年代末のはず)である。やはり最後は明るく華やかな(そして生臭坊主な)リストで締めたい。着想自体は1836年に書かれたレーナウの叙事詩ファウスト」で、ファウストを連れて村の居酒屋にやってきたメフィストフェレスが、ファウストを誘惑するためにヴァイオリンを弾き出し、みんなノリノリになって踊り出し、魔法の音にあてられてファウスト女の子と一緒に森の中に消えていくというしょーもない内容である。技巧的な見せ場も多いのだが、ヴァイオリン調弦模倣した五度の音程を重ねるところ(地味に安定させるのが難しい)、中間部の重音トリル(ピアニスト泣かせ)と幅広い跳躍、終盤の怒濤の追い込み(メフィストフェレスがファウスト堕落成功してめっちゃ喜んでノリノリで弾いている様子なんだろう)が主なところである

 有名曲なので演奏はたくさんある。今ならブニアティシヴィリSONY)が良いと思う。ソナタも悲しみのゴンドラも入っているのでお買い得自由奔放にやっちゃってるが、そのくらいの方がこの曲に合っている。映像もある(https://www.youtube.com/watch?v=n1tM9YSLYdc)。なお、評判の良いエコノム(Suoni e Colori)とルガンスキーデビュー盤(Victor)は廃盤で聴いたことがない。早く再版しろ激怒

 いかがだったろうか。リストのいずれも強烈な個性を持つ曲、もし良かったら楽しんでほしい。YouTubeに乗っている曲だけでも良い。音楽の楽しみが増えれば幸いだ。

 (※その後超絶技巧七選も作ってみました。超絶技巧すぎてかえって推薦音源が少なくなったかも→anond:20241213224533

追記

 前期のブコメに「愛の夢落選した」というのがあった。申し訳ない。3つの演奏会用練習曲をその手の曲の代表例として入れたので。あと「コンソレーション」も同様に落選させた。同じような性格の曲集なのでどれを突っ込むか迷ったのだが、結局「ため息」のある3つの演奏会用練習曲にした。文字通りため息が出るような優美な「ため息」以上に愛の夢優美で、明るく感動的な曲なのだが、実は元となっている歌曲歌詞を見ると結構説教くさくて引くというのはここだけの話

 「エステ荘の糸杉に」が好きというブコメを頂戴した。リストエレジーはどれも本当にもの悲しく、個人的にはちょっと辛い感もあるのだが、気持ちは大変よく分かる。

2024-09-13

[]現代音楽を聴こう2024.9.13

ジョン・アダムズハルモニーレーレ / ジョン・アダムズ / 東京都交響楽団

https://www.youtube.com/watch?v=wFYCISMlqfI

現代最高の作曲家の一人 ジョン・アダムズ都響 を、すなわち日本オーケストラを初めて指揮した歴史的公演より、彼の代表作として絶大な人気を誇る《ハルモニーレーレ》を 特別配信!当時の感動と興奮が色鮮やかに蘇ります

第992回定期演奏会Bシリーズより

2024年1月18日(木)サントリーホール

指揮/ジョン・アダムズ

ジョン・アダムズ(1947-)プロフィール

アメリカ合衆国が生んだ現代最高の作曲家の一人であり、指揮者としても活躍する。東海岸ニューイングランド地方で生まれ育ち、ハーヴァード大学卒業後に本拠地西海岸サンフランシスコに移す。そして1982年サンフランシスコ交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスに任命されると、《ハルモニウム》(1981)、《ハルモニーレーレ(和声学)》(1985)など斬新で華麗な管弦楽曲を次々と発表し、以来マイケル・ティルソン・トーマスサイモン・ラトルケント・ナガノ、エサ=ペッカサロネンアラン・ギルバートら著名指揮者がこぞって取り上げる人気作曲家であり続けている。

初期こそ、ライヒ、ライリー、グラスらミニマルミュージック創始者たちに続く世代旗手として注目を集めていたが、彼の音楽は当時から交響的かつ新ロマン主義的だった。そうした作風からオペラオーケストラ曲を得意としており、いずれも現代重要レパートリーとみなされている。中でも、『中国ニクソン』(1987)、『クリングホーファーの死』(1991)、『ドクター・アトミック』(2005)や、《魂の転生》(2002)など現代事件世界情勢を扱った作品は、現在でも上演のたびに物議を醸している。

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撮影編集:フォンテック

YouTube編集東京都交響楽団

2024-09-07

うるさい音楽が苦手な人は「うるさいから」嫌いで、好きな人は「うるさいから」好き→ロッキンポの話

これ、メタルが嫌いな人にも似たようなこと言われたんだけど、あくま自分はそうじゃないか

和声の美しさというか、まあ、不安になるコード、不穏になるスケールが好き、みたいなのはあるかもしれないけど

そもそも、うるさいの原因って、ギターであって、ギターをフルテンボリュームで弾いたりする文化があるからじゃないの?

ギターをフルテンにしたのは、信号が歪むからであって、例えばsin波みたいなのがあっても、頭打ちしてクリップするとちょっと矩形波みたいになる、

いわゆるディストーションの音ができるからで、ギターをフルボリュームにするってのは発明だったわけだよね、まあ迷惑だけど

でも、それはアナログ回路でも作れるし、今はみんなデジタルだし、別にフルテンにしなくてもディストーションの音は出る

メタルゾーンとか挟んで小さい音で出るわけだ

あと、嫌いな人ってディストーションの音が嫌いなんじゃないか、というのはある

デスメタルが嫌いな人も、そもそもあの声が嫌い、というのはある

英語が分からない、何言ってるか分からない、というのは、個人的にはあんまり問題じゃなくて、自分なりに音が美しいか、カッコイイか、でしか考えてない

自分でもギターとかで弾いたり、耳コピして打ち込むなりして、あー、なるほどねー、みたいに思えるのが好き

メタル不快だという人がいるとしたら、そういう人に対して、こうやったら他人不快にする音が出せるのか、なるほどなー、みたいに思えるのが好き

不快、というか、不安とか不穏だと思うんだけど

そもそも自分で絵を描くとか、物語を書いてみるとか、作曲してみるとか、耳コピしてみれば、

どうすれば他人感情を絵とか音とか何かでコントロールできるか、というのが見えてくるんだよね

ただ、消費している人たちは、自分たちが感情コントロールされてることに気づかない

あー、だから自分が嫌いな曲とか、嫌いな絵とか、嫌いな何かがある、という場合は、何で嫌いなのか、不快になるのか、自己分析した方がいいと思うんだよね

それが人間の態度とか振る舞いだったら、例えば人道的に流石にどうかと思ったとか、自分にまで危険が及ぶ気がしたからとか、そういう分かりやすいのがあると思うんだけど、

絵とか、音楽だったら、自分でそれを再構築してみて、

模写するとか、耳コピするとか、とりあえずその不快ものを真似てみるとか、よく観察してみて、不快の原因はなんなのか、というのを分析した方がいい

どうしようもない楽曲でも、エモい歌詞を付けただけで売れてるんじゃないか、と思うことはよくある

そういう曲が好きな人が、それを自己分析してそう思うかは分からんけど、もしそう思えたなら、例えばボーカル消してどう思うか考えてみる

いずれにしても、音楽とか絵とか、他人感情コントロールするのが重要産業なわけで、消費者はそこを注意した方がいい

なんで自分はこの曲を聴くと元気になるのか、この曲だと不安になるのか、それはこういうスケールが、こういうコードが、こういう歌詞が、とか考えてみる

2024-08-23

音楽がつまらないのなら、無調とかどうだろう…

無調の曲なんてまったく作ったことも考えたこともないが…

ホールトースケールぐらいだったら、メタルでよく使われてるしなぁ

完全に調がない、調を意識しない、コード進行コードトーン、コード和声にとらわれない

まったく新しい音楽理論ってできないのかなぁ

ラヴクラフトっぽくて面白いと思うんだけど…

2024-05-01

[]国会図書館デジタルライブラリに追加された必読書

2024-04-10

ネット限界

池内友次郎 著 『和音構成音』の序文にはこのように書いてある。

和声法は,適宜な和音連結により,固有の調を確立しつつ,それを強唱敷衍するための手法である

この"強唱敷衍"という言葉説明できる人は今の音楽界にはほとんどいないようで、検索しても結果は帰ってこない。

2023-11-26

anond:20231126162624

全部のチャンネルをずっと追っかけてるわけではなくて、嗜好が変わってきたときに溜まった動画を見るような使い方してるからそもそも登録解除ほとんどしないんだよね

登録してるチャンネルは思いつく限りでは


国内受験数学海外数学

ExcelPythonPC教育

音楽理論系(ほぼ海外国内変拍子くらいしか再生数取れないか情報が遅い。和声とかやってるのは登録者数十人程度でも登録する)

Vtuber基本的にはにじホロ)

公式配信系(国内名探偵コナンガンダム、、東映特撮美味しんぼなど 海外クラシック音楽現代音楽配信など)

ゲーム実況解説攻略系(スプラゼルダFGO中心)

交通地理系(スーツたくみっく、もへじ、資産価値ZEROなど)

クラシック音楽ジャズ現代音楽ゲーム音楽演奏系(おもにピアノ中心)

将棋解説

・いきもの系(うごめ紀、おーちゃんねる、ヘビフロッグなど)

食事系(かねこ、SUSURU.TV、黙飯など)

ショートでよくバズってる系(わかさ生活、らくらくライフ、わくわくパーク、Labnozとか)

HIKAKIN(義務)


ざっとこんな感じ

2023-06-26

リアル脱出ゲーム最終盤男性「後はこのドミソの和声がどういう意味か分かれば…」

リアル脱出ゲーム最終盤女性「もう…(ため息が漏れる)」

男性「これはもしかしてドミソではなくもみその音か」

女性キーボードをみたらMNC…ハッ!」

男性「そうだ!マイナンバーカードだこれで脱出だ」

女性「そうね!」

脱出ゲーム運営「おめでとうございますマイナンバーカード大正解で~~す」

2023-06-01

下書き

全部谷川俊太郎ってのを今度やるんだけど、今気がついたけどオープニングが「祝婚歌」でエンディングが「世界約束」て、エグいな?!

世界約束」、喪の歌だよね配偶者を亡くした人の歌。

何で鉄腕アトムエンディングにしなかったのかと思ってたけど、そういうこと?!ええ?先生、そういうことなの?うわぁ…

これその意味を乗せて歌うの、しんどいね?メンタルにも、しんどさが伝わる演奏たりうる技術的にも〜〜〜!/

/今回は他にも夫婦パートナー?の歌があって、「木とともに 人とともに」に入ってる「空」はまだ死んでないパートナーの死を日常の中に見出して、「未来はあとどこまで続くのだろうか」って不穏なのよね

で、曲調は、不穏な和音で引っ張って揺れてんだけどフレーズの結びは和声解決してホッとする、の繰り返しなわけ。あああ〜怖い怖い怖い怖い。ホッとする日常にいつも喪失があるの…そして「天国じゃなくてあなたとは地獄で会いたい」だよ地獄だよ〜

もう、地獄に行く未来がふさわしい罪を犯しているわけ?えっ不倫なのかな?どう読めばいいの………生きてることはそれ自体が罪というキリスト教原罪しかイエスの救いなし、葬式仏教文化から…)てなはなしなんだろうか?わからぬ〜〜

2022-09-17

くるり岸田さんの文章、多くの人が反応するのがよく分かる、読み応えのある文だと思う。「ポップミュージック保守的」「新しさとは構造でなく視点」というのも音楽においては感覚的に理解できる。「良い」と感じられる音楽は、たとえ最新のものであってもどこかしらのルーツミュージック音楽史上の参照点がある。そのルーツへのアプローチの仕方、組み合わせ方が視点の違いとなるんだろう。

一方で、それを音楽以外にも普遍的適用できる話かというと違う気がする。岸田さんの指す「構造」は和声進行のことであり、楽譜にしたら古典と最新の音楽はそう変わらん、という話。これを絵に当てはめると、構造とはレイアウト・構図だろうか、それを含めたデッサンだろうか。基礎的なデッサン・構図の美しさは、古典絵画だろうと現代アートだろうと変わらない…変わるのは視点…。あっている気がしてきた。

ロックンロール

2022-06-07

anond:20220606233532

すでに知ってそうだけど

同時に音を鳴らす「和音」をいか時間的に進行させるかの考えが「和声法」

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連続する「旋律メロディ)」をいかに同時に重ねられるかの考えが「対位法

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さらカノンの話とか、ルネサンスバロック古典派の変遷とか、

パッヘルベルカノン」って3声カノンに加え通奏低音も伴ってて、そのコード現在もっとも有名なコード進行になってて

まさに上記の変遷をぴったり表してる話とかいろいろ浮かんだけど長くなりそうなのでやめた

2022-02-24

尺八についてもうちょっとだけ書かせてほしい(追記あり

anond:20220222220135

これを書いた尺八増田です。

ホルン元増田さんが追記で「ディスったつもりはない」と仰っておりますので、この議論に関してはこれ以上反論も補足もいたしません。

ただ一点、元増田さんには「あのような書き方をすれば尺八(またはマイナー民族楽器全般)がディスられたと感じる読み手が私を含め一定数居る」ということだけはご認識いただきたいです。

それより私が驚いたのは、はてなの中でどのようなきっかけであれ尺八という楽器にここまで注目していただいたということです。

特に面白い」「勉強になった」「尺八吹いてみたくなった」等のコメントは予想外で本当に涙が出るほど嬉しく、励みになりました。

これが元増田さんへのツッコミという形ではなく単発のエントリだったとしたら、たとえ同じ内容でもここまで反響を頂けなかったと思うのです。

こんなチャンスはもう二度と来ないと思うので、今回の件をきっかけに尺八に興味を持っていただいた方に向けて、もう少し書かせてください。

尺八マイナー楽器であることは十分承知していますが、少しでも楽器としての魅力をお伝えしたく、なるべく専門用語を使わずお伝えさせていただきます

尺八楽譜はどうなっているのか?

流派によって多少の違いがありますが、基本的カタカナ縦書き表記されます

基本となる音は5種類で、順に「ロ、ツ、レ、チ、ハ(リ)」となっています

このカタカナ音程ではなく指使いを表していますギターでいうところのTAB譜に近い表記です。ですので同じ音程でも指使いが違えば表記も変わりますし、逆に表記が同じでも尺八の長さが変われば出てくる音の高さも変わります

音の種類は替え指や特殊奏法を全部カウントするとおよそ30種類です。殆ど全ての音が西洋音楽12音に対応していますが、中には五線譜では表現できない替え指や特殊奏法もあります

足を使わないと出せない音がある

尺八の音域はおよそ2オクターブ半ですが、ホルンと同じく音域の高い音は正確に当てるのが難しいです。

しかも、高い音の中にたった一つだけ、なんと足(正確には太もも)を使わないと演奏できない音が存在するのです!足を使わなくても音自体は鳴ることは鳴るのですが、ピッチが上ずってしまい使い物にならないのです。

指使いや首振りだけではこのピッチのずれをカバーしきれないので、太もも尺八最下部の息の出る穴を塞いでしまい、首振りのくだりでご説明した「開口端補正」を利用してピッチを適正な所まで下げているのです!

指孔が5個以上の尺八もある

繰り返しになりますが、基本の尺八は指孔が5個しかありません。これによる最大のデメリットは「細かいパッセージが吹けない」ということです。

基本の音だけで構成されたパッセージなら吹けなくもないですが、半音特殊音が混じってくると、かなり厳しいです。そう考えると5孔で平然とジャズを吹きこなすZac Zinger氏はマジで化け物です。

このデメリットを克服するために、指孔を増やした尺八存在します。まとめて「多孔尺八」と呼んでいますが、メジャーものは6孔と7孔で、多いもので9孔があります

指孔が増えることで、本来であれば「首振り」や「指孔を少しだけ開ける」などの細かい動作必要とする音も指孔の開閉だけで出すことが可能になります

この多孔尺八を「邪道だ」と毛嫌いする奏者もいますが、私はこれにより尺八音楽表現の幅が広がるのであれば良いのではないかと考えます

プロ尺八奏者はどれくらいいるのか?

プロ定義曖昧なので何とも言えませんが、メディア複数回登場したり、CDを出したり、定期的にリサイタルを開催している奏者に限定すれば、国内で100~150人くらいではないでしょうか。

最近活躍している若手プロはその多くが東京藝大の尺八邦楽尺八専攻出身です。https://hougaku.geidai.ac.jp/

そんな中、メディアへの登場頻度が図抜けて高い現役プロ尺八奏者が2人存在します。一人は「和楽器貴公子」こと藤原道山氏、もう一人は「美人すぎる尺八奏者」こと辻本好美氏です。

辻本好美氏の演奏は、実は某テレビ番組で毎週必ず、それも何回も使われています。正解は以下の動画の1:55あたりから

https://www.youtube.com/watch?v=2NfBpCQ5VYQ

お二人とも人気実力ともに申し分ないですが、私が個人的に一番好きなプロ尺八奏者は小湊昭尚氏です。彼の演奏きっかけで尺八世界に興味を持ったと言っても過言ではありません。

小湊さんがYOASOBIの「夜に駆ける」を尺八カバーした動画は超絶オススメなので是非皆さんにご覧いただきたいです。先ほど紹介した「足を使わないと出せない音」や「首振り」も速いパッセージの中でバンバン使っていて、言葉がありません。

https://www.youtube.com/watch?v=LI0nzOKtTuk

ブヒョ〜」という尺八独特の荒々しい音はどうやって鳴らしているのか?

尺八と聞いて多くの方がイメージされる「ブヒョ〜」という荒々しい音ですが、あれは口腔内や唇の形状を変えることで敢えて乱気流を発生させ雑音を含ませていて、専門用語で「ムラ息」と呼んでいます

やり方は奏者によって様々ですが、基本的には舌の先端を下の歯の付け根あたりに巻き込んで通常より強めの息で吹き込むことで鳴らすことができます

このムラ息、曲中であまり多用しすぎるとうるさい演奏になってしまますので、ベースは綺麗な音で演奏し、ここぞという時に使用しています。ちなみに上記紹介の「夜に駆ける」動画の中では3:06あたりで使用されています

最後

本当はもっともっとお伝えしたいことがあるのですが、長すぎると逆に興ざめになってしまいそうなのでここまでにします。

ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました

尺八に関する質問があればトラバブコメにお寄せください!可能な限り追記で回答いたしますので。

尺八の魅力、もっと広がってくれ!

2/26 追記

皆様ありがとうござます。これまでに頂いたブコメからいくつか回答いたします。

尺八を始める時に必要な物は?

兎にも角にもまず楽器が無いと始まらないのですが、これには明確な回答がございます

ズバリ、「プラスチック尺八 悠」の一択です。初心者用の尺八としてはこれ以外の選択肢は無いと言っていいでしょう。価格は約16,000円です(昔はもうちょっと安かったんだけどなぁ…)。

https://www.amazon.co.jp/dp/B00P2FXKRS/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_VR20JYRNZ0YEQJ2QWS28

ヤフオクメルカリなどで中古竹製尺八が売られていますが、初心者には高確率地雷となりますので絶対に手を出さないでください。実家の押入れに眠っていた尺八も避けた方が無難です。

理由として、竹製は太さがまちまちで本人の口に合わない場合があること、手入れがされておらず割れていたり調律されていない場合があること、作者がわからないのでクオリティ玉石混淆なこと、などが挙げられます

その点「プラスチック尺八 悠」はその名の通りプラスチック製なので太さ、仕上がりが均一で、乾燥などによって割れ心配がなく、プロ尺八奏者による監修もされております

もし竹製尺八が欲しくなっても絶対に一人判断して買わず、信頼できる師匠尺八奏者、製管師と一緒に選んでください。

尺八選びを間違えたために最初の段階でつまづき、「私には無理だ」「やっぱり尺八は難しい」と思い込んでリタイヤする人の何と多いことか。残念でなりません。

楽器以外に必要なのは譜面台、チューナー、露切り(管楽器でいうところのスワブ)、テキストくらいでしょうか。

譜面台は尺八用をお勧めします。蛇腹式で横に広がるので主に縦書き尺八楽譜を置くのに適しています

https://www.amazon.co.jp/dp/B000WMCB94/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_HKHG69Q886CJS94SFZAP

チューナー一般的ものであれば何でも構いません。スマホアプリでも大丈夫です。

露切りは購入すれば間違いないですが、自作手ぬぐいハンカチに紐とおもりを結びつけた物でも大丈夫です。

テキストについては後述します。

プラスチック尺八であれば楽器メンテナンス不要です。

練習後に露切りで尺八内部に付着した水分を拭き取って終わりです。簡単ですね。これも尺八の魅力です。

尺八の独学は可能なのか?

不可能とは言いませんが、できれば信頼できる尺八奏者から直に教わってほしいですね。

オンラインレッスンを開講しているプロ奏者も何人かいらっしゃいます。レッスン料は講師によって千差万別です。

流派師範などの肩書を持った方もいらっしゃいますが、師範プロではないので注意して下さい。実際にその人の演奏を聴いたり体験レッスンを受けたうえで決めた方が良いでしょう。

最近プロ奏者がYoutube解説してくれている動画もありますので参考になるかと思います

https://www.youtube.com/channel/UCzD1bRWJ6o9ECnHRUVGctMw/videos

初心者用のテキストですが、個人的オススメは「鳴るほどザ尺八」です。

https://www.amazon.co.jp/dp/4991014433/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Q2V39NSKQTAXAGBANXCG

著者の菅原仁義氏は現役のトッププロ奏者で、多くの若手プロ奏者を育成した実績もお持ちです。

もしあなた大学生であれば、「和楽器サークル」または「尺八サークル」に入会してください。懇切丁寧に教えてくれるはずです。

もし自分の通う大学にそうしたサークル存在しない場合、近所の大学サークル相談するのも手です。

社会人になってから尺八出会った私としては、同年代が集まって切磋琢磨できる環境練習時間がある大学生が羨ましくて羨ましくて仕方ありません。

一緒に練習できる仲間って、本当にかけがえのない存在です。小中高の吹奏楽部での経験があるからこそ、尚更そう思います

尺八人口はどれくらいなのか?

ホルン知名度のくだりでも少し話題になりましたが、国内唯一の和楽器専門誌「邦楽ジャーナル」によれば、現在尺八人口国内におよそ2万人とのことです。

他の楽器人口がわからないので、この数字が多いのか少ないのか、私には判断できません。詳しい方いらっしゃいましたら教えてください。

「夜に駆ける」動画尺八を持ち替えているのは何故か?

想像の通り、曲の調や音域に合わせて随時最適な尺八選択しているからです。そのため、曲の中で転調があると動画のような持ち替えが発生します。

尺八は一寸刻みで長さの違うものがあり、一寸長くなると出る音が全体的に半音低くなります

最も一般的な長さは一尺八寸(D管)で、次いで良く使われるのは一尺六寸(E管)、二尺三寸(A管)となります

ちなみにこの「一尺八寸」が「尺八」という名の由来になっているといわれています(諸説あり)。

足で塞ぐのは大甲のツの音であってるかな?

そうです。大甲のツです。

「夜に駆ける」動画では結構な頻度で使われていましたがこれは極めてレアケースで、通常の曲で使われることはほぼ無いのでご安心ください。

なんで和声とか発達せんかったのだろ?

尺八合奏用の「楽器」として使われ始めたのは明治時代以降で、それまでは禅宗の一派である普化宗虚無僧修行の一環として使う「法器」でした。

そのため、他の楽器合奏することが禁じられていたのが原因と思われます事実虚無僧が吹いていた曲はそのほぼ全てが独奏曲となっております

箏と三味線尺八合奏する曲がありますが、あの編成が成立したのも明治以降で、それ以前は胡弓という楽器が今の尺八パートを担っておりました。

さらに、当時の尺八現代尺八とは違い管の内部が漆で整えられておらず細かい凹凸があったため、音程や音量が不安定そもそも合奏に不向きだったことも原因かもしれません。

2021-11-13

これはパッヘルベルカノンです

Masdaが採譜したメロディーを書き出してみる

ミーソ/レードシ/ドーミ/シーラソ/ラード/ソーファミ/ファード/レー

スラッシュ小節区切り、太字は各小節の中で3/4以上を占める長い音、普通の字はそうでない音を表している。

これを見ると8小節あるメロディーの内、全ての小節にその小節の3/4以上を占める長い音が入っていることがわかる。

普段耳にする曲でここまでロングトーンが頻発することはあまりなく、このメロディーは割と異質である

このメロディーロングトーンな部分だけを見てみよう

ミー/レー/ドー/シー/ラー/ソー/ファー/レー

お分かりいただけただろうか。

7小節目までミからファへと一音ずつ階段状に下がっている。それがどうかしたかと思うかもしれないが、これがこの曲がパッヘルベルカノンたる所以である

カノン進行

パッヘルベルカノンを元にしたコード進行を俗にカノン進行と言う。

コードとは簡単に言うと3つ以上の音の組み合わせのことであり、コード進行はそのコードの種類の並び順のことだ。

カノン進行は、ハ長調では以下のようになる。

C - G - Am - Em - F - C - F - G

これだけでは何を言っているのかさっぱり分からないので、それぞれのコードドレミファソラシの組み合わせで表記してみる。

C:ド、ミ、ソ

G:ソ、シ、レ

Am:ラ、ド、ミ

Em:ミ、ソ、シ

F:ファ、ラ、ド

C:ド、ミ、ソ

F:ファ、ラ、ド

G:ソ、シ、レ

Masdaメロディーとの比較

これでカノン進行がどんな音から成っているのかがわかった。ここで、その構成音をよく観察してみよう。

C:ド、、ソ

G:ソ、シ、

Am:ラ、、ミ

Em:ミ、ソ、

F:ファ、、ド

C:ド、ミ、

F:ファ、ラ、ド

G:ソ、シ、レ

Masdaのメロディーと同じく、一音ずつ下がっていくメロディーが現れた。

ミー/レー/ドー/シー/ラー/ソー/ファー/レー

そう、このメロディーカノン進行の一部だったのだ。

和声音(NCT

ここまでメロディーの長い部分しか見てこなかったが、元のメロディー小節が切り替わるタイミングコード構成音ではない音がある。これを非和声音(NCT)、あるいは装飾音と言う。

装飾音の名の通り、これはメロディーに動きを与えもう眠くなってきたので割愛

まぁとにかくMasdaのメロディーは、パッヘルベルカノンからできてて、その一部に装飾音を挟んだものなんちゃう?知らんけど

anond:20211113012556

2021-09-06

anond:20210906030850

そこらへんのボカロP程度ならアウトかなあ

作曲家などと僭称するくらいなら最低限和声対位法管弦楽法マスターしてからにしてほしい

2021-08-07

anond:20210807201145

それ、不器用からじゃなくて独学だからじゃね?

ピアノ教室通えよ

和声勉強すればすぐ理解できる

2021-07-27

言語化絶対音感から学べ

波動の様子を切り取りドレミファソラシ、それ以外の枠に収める

複数の音のまとまり和声構成要素に分解できる

これは卓越した言語化能力と言える

2021-05-29

エンジン

無音がいかんのはプリウスで分かるが

もっと愉快にならんかね

和声が出ると快い

化粧力だ時代

anond:20210528185238

ゲームオペラをやる必然性がないからでしょ

どこからオペラの話が出てきたの?

それにオペラをすっ飛ばしたところにあるゲームならではのクラシカルポップスからこそ面白くて評価されてんでしょ

違うよ。ドラクエ音楽クラシカルポップスではないよ。「面白くて評価されてる」はまあ雑に言えばそのとおりだけど。

んー、ドラクエ知ってんの?

すぎやまこういちだけ知ってて実はドラクエは興味ないんじゃない?

TUSHIMA云々言ってた増田といい、玄人ぶった分かりにくく新規性だけを求める、ある意味薄っぺら感性のほうが問題あるわ

外部に頼んだほうがいいっていうのはすぎやまこういちゲーム音楽作曲家ではなく、もともと劇伴でも実績があるから

すぎやまこういち自身外野だったの。


まずあなたクラシックやらクラシカルポップスやらオペラやら、用語理解が雑。

和声コード進行持ち出した程度で玄人になれるんなら仕事に困らないよ。

2021-05-28

anond:20210528000642

厳密に言うとクラシックですらない

すぎやんのオケ曲は和声進行ではなくコード進行で考えてある

かといって楽器法に明るくないポップス上がりの作曲家が作れる曲でもない

後継者探すなら売れてるゲーム音楽作曲家じゃなくて劇伴から連れてきたほうがいい

2021-02-10

クラシックガイド増田) を見やすくしたよ。

 anond:20210210062305 (クラシックガイド) を見やすくしたよ。

 はてな記法で、分類表示した。テキストは変えていません。

 

   §1600年代前半

イタリア

ドイツ

 

   §1600年代後半

イタリア

おフランス

ドイツ

イギリス

 

   §1700年代前半

イタリア

フランス

ドイツ

イギリス

以上1600~1750年が「バロック音楽」の時代

 

   §1700年代後半

古典派音楽」の時代

イタリア

フランス

  • ゴセック  (日本では「ガヴォット」だけが有名)

ドイツ

オーストリア

 

   §1800年代前半  (晩期古典から初期ロマン派

イタリア

オーストリア

ドイツ

 

   §1800年代中盤  (盛期ロマン派

ドイツ

イタリア

フランス

ポーランドフランス

ハンガリー

ロシア

 

   §1800年代後半

イタリア

オーストリア

ドイツ

フランス

チェコ

ロシア

北欧

 

   §1800年代終盤から1900年代初頭  (後期ロマン派印象派音楽

イタリア

オーストリア

ドイツ

フランス

チェコ

ポーランド

ロシア

イギリス

北欧

 

   §1900年代中盤以降  (第一次大戦終了によってロマン主義印象主義が古くなった時代に真価を発揮した作曲家たち)

ドイツ

オーストリア

フランス

いわゆる「6人組」の時代現在でも有名なのは

現代音楽私的により重要なのは

ハンガリー

チェコ

イギリス

ソ連

間違いだらけのクラシック音楽史の表を修正してみた

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1664833

↑このブコメ賞賛されている表がかなりデタラメなので修正してみた。

とりあえず同じように1600年代から始めます。「オケゲムマショーパレストリーナジョスカン・デ・プレがないぞ」とかい意見もあるようですが、それはもっと以前だから書いていないだけです。

作曲家の「生まれた年」ではなく「主に活躍した時代」で書きます。これに文句を言っている方もおられるようですが、何故かと言うと例えば生まれは1600年代終盤だけれど音楽家として活躍し世に認められたのは1700年代になってから、といったような例があるからです。

「あれは記憶だけで描いてるから素晴らしい」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、これも資料などは参照せず、ほぼ脳内情報だけで書いております

1600年代前半

イタリア

モンテヴェルディ(みんな知ってる「私を死なせて」)、カッチーニ(「アヴェ・マリア」が有名だが実はソ連音楽学者ヴァヴィロフの贋作。真作で有名なのはアマリッリ」)

ドイツ

シュッツ(「ドイツ音楽の父」として有名)、シャインシャイト(以上3名は「ドイツ三大S」として有名)

1600年代後半

イタリア

コレッリ(「ラ・フォリア」が有名)

おフランス

リュリバロックフランスオペラ第一人者

ドイツ

パッヘルバル(「カノン」だけが有名)

イギリス

パーセルオペラ「ディドーとエネアス」が有名)

1700年代前半

イタリア

ヴィヴァルディ(「四季」の人)、アルビノーニ(「アルビノーニアダージョ」が有名だが贋作。真作で一般に有名な曲は無い)、ペルゴレージ(「スターバト・マーテル」が有名)

フランス

クープランチェンバロ曲で有名)、ラモー音楽理論とオペラ

ドイツ

バッハ名曲多数)、ヘンデル日本では「音楽の母」などと呼ばれたが女性ではない。「メサイア」「オンブラ・マイ・フ」「水上の音楽」など)、テレマン(「食卓音楽」で有名)

イギリス

ヘンデル帰化

以上1600~1750年が「バロック音楽」の時代欧州における「絶対王政」の時代とほぼ重なるという見解があります

1700年代後半

古典派音楽」の時代啓蒙思想によって理性が重視され、それが音楽に影響を及ぼした時代です。

イタリア

チマローザオペラ秘密結婚」)、パイジェッロ(「うつろな心」)、ボッケリーニ(「女ハイドン」の異名を持つが男性)、サリエリオペラ巨匠

フランス

ゴセック(日本では「ガヴォット」だけが有名)

ドイツ

グルックオペラオルフェオとエウリディーチェ」)

オーストリア

モーツァルトハイドン兄弟

1800年代序盤(晩期古典から初期ロマン派

音楽における「ロマン主義」は文学絵画よりも遅れて1800年代になってから現れます。この時期は古典派音楽からロマン派音楽への過渡期です。

イタリア

ロッシーニオペラウィリアム・テル」「セビリアの理髪師」など)、ベッリーニオペラノルマ」など)、ドニゼッティオペラ愛の妙薬」など)

ドイツ

ベートーヴェンヴェーバーオペラ魔弾の射手」など)

オーストリア

シューベルト未完成交響曲 D 579、歌曲集「冬の旅」など)

1800年代中盤(盛期ロマン派

音楽におけるロマン主義成熟し花開いた時代

ドイツ

メンデルスゾーンシューマン世代的にはワーグナーもここに入る(この時期はオペラ「リエンツィ」「タンホイザー」「ローエングリン」など)

イタリア

ヴェルディ前期(オペラマクベス」「リゴレット」)

フランス

ベルリオーズ幻想交響曲

ポーランドフランス

ショパン

ハンガリー

リスト(本人はハンガリー人を自認したが実際はドイツオーストリア人で本来ハンガリー民族要素は無いのでドイツオーストリア音楽として捉えるのが正しい)

ロシア

グリンカオペラルスランとリュドミラ」)、ダルゴムイシスキーオペラ「石の客」)

1800年代後半

1848年革命の失敗により、ヨーロッパ音楽雰囲気も暗くなって参ります

イタリア

ヴェルディ後期(オペラ椿姫」「アイーダ」「オテロ」「ファルスタッフ」など)

オーストリア

ブルックナー交響曲では4番と7番、8番が有名だが初心者に聞きやすいのはむしろ1番と6番だと思う)

ドイツ

ブラームスブルッフヴァイオリン協奏曲第1番が有名)、ワーグナー後期(楽劇トリスタンとイゾルデ」「ニーベルングの指環」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」)

フランス

オッフェンバックオペレッタ天国と地獄」など。実はドイツ人)、グノー(オペラファウスト」)マスネ(オペラタイス」など。「タイス瞑想曲」)、サン=サーンス長生きしたので今年没後100年)、フランクバッハ対位法ベートーヴェンの劇的構成ワーグナー和声を融合した究極の交響曲作曲したが実はベルギー人)、フォーレ(「レクイエム」「幻想水平線」)

チェコ

スメタナ連作交響詩「我が祖国」その中の一曲が「モルダウ」)、ドヴォジャーク(「新世界交響曲」e-moll op.95 など)

ロシア

ボロディンオペライーゴリ公」、交響詩中央アジアの草原にて」、交響曲第2番など)、バラキレフ東洋幻想曲「イスラメイ」)、ムソルグスキーオペラボリス・ゴドノフ」、ピアノ組曲展覧会の絵」)、リムスキー=コルサコフ(交響組曲「シェヘラザード」など)、チーコフスキーバレエ白鳥の湖」、交響曲第6番「悲愴」など)

北欧

グリーグピアノ協奏曲、劇判音楽ペール・ギュント」、ピアノ曲「抒情小品集」、歌曲最後の春」など)

1800年代終盤から1900年代初頭(後期ロマン派印象派音楽

イタリア

プッチーニオペラトスカ(星は光りぬ)」「蝶々夫人(ある晴れた日に)」「トゥーランドット(誰も寝てはいかん)」など)、マスカーニ(オペラカヴァレリア・ルスティカーナ」映画ゴッドファーザー PART III」のあれ)、レスピーギ交響詩ローマの松」などローマ三部作

オーストリア

マーラー11曲の交響曲歌曲)、ヴォルフドイツ歌曲の頂点として非常に有名)

ドイツ

リヒャルト・シュトラウス交響詩ツァラトストラはかく語りき」〈映画2001年宇宙の旅」のあれ〉オペラサロメ」〈裸踊りで有名〉「薔薇の騎士」〈少女漫画オペラ〉)、レーガー(変奏曲と室内楽の達人。歌曲も秀逸)

フランス

ダンディ(「フランス山人の歌による交響曲」は初音ミクが歌った冨田勲の「イーハトーヴ交響曲」の元ネタ)、ショーソン(「詩曲」、フランクの影響を受けた1曲だけの交響曲など)、ドビュッシーオペラペレアスとメリザンド」、交響詩「海」など)、ラヴェルバレエ音楽「ダフニスクロエ」、ピアノ協奏曲ト長調など)

チェコ

フェルステル、ヤナーチェクオペラ利口な女狐の物語」、村上春樹のせいで何故か有名になった「シンフォニエッタ」)、スーク(アスラエル交響曲などが有名)

ポーランド

シマノフスキ(「スターバト・マーテル」など)

ロシア

グラズノフロシア浪漫交響曲集大成した作曲家として有名)、ラフマニノフ無伴奏合唱曲「晩祷」で非常に有名)、スクリャービン神智学に陶酔した交響曲第4番「エクスタシー」と、「神秘和音」を駆使した妄想ピアノソナタで非常に有名)

イギリス

エルガー(「威風堂々」が有名だが真の傑作は交響曲第2番)、ディーリアス(「春始めての郭公を聴いて」は英語圏では誰もが知る名曲)、ヴォーン・ウィリアムズ(「田園交響曲(3番)」と「南極交響曲(7番)」が有名だが5番も捨て難い)

北欧

シベリウスニールセン交響曲第4番「不滅」が有名)

1900年代中盤以降(第一次大戦終了によってロマン主義印象主義が古くなった時代に真価を発揮した作曲家たち)

ドイツ

ヒンデミットオペラ画家マティス」と、その音楽をまとめた交響曲が有名)

オーストリア

シェーンベルク(無調音楽12音楽創始者。彼が最初12音楽による楽曲を完成したのが1921年なので今年はシェーンベルク12音楽100周年。まず聴くばきは「ピアノ協奏曲」「ヴァイオリン協奏曲」「弦楽四重奏曲第3番、第4番」)、ベルク(無調音楽12音楽調性音楽的要素を取り入れて聴きやすくした人。オペラヴォツェック」「ルル」、器楽曲では「ヴァイオリン協奏曲」が有名)、ヴェーベルン12音楽の究極として有名)。以上の3人は「シン・ヴィーン楽派」として20世紀音楽を語る上で非常に重要です。

フランス

いわゆる「6人組」の時代現在でも有名なのはプーランクミヨーオネゲル交響曲第2番と第3番はカラヤン盤もあるので聴いて下さい。このほかオラトリオ火刑台上のジャンヌ・ダルク」も泣けます。実はスイス人)。現代音楽史的により重要なのはメシアン(「トゥーランガリラ交響曲」「世の終わりのための四重奏曲」「彼方の閃光オペラアッシジの聖フランチェスコ」などが非常に有名)。

ハンガリー

バルトーク、コダーイ

チェコ

マルチヌーなど

イギリス

ブリテン(とりあえず「戦争レクイエム」は聴いておくべき)

ソ連

プロコフィエフ大人は「ピーターと狼」みたいなガキ向けの曲は聴かず「交響曲第2番」の暴力的激しさにヒャッハーしましょう)、ハチャトリアン(「剣の舞」とかいう曲は子供の頃運動会で聴いたでしょうから、そんなものより「交響曲第2番」でファシストとの激しい戦いを体感しましょう)、ショスタコーヴィチ世間一般では交響曲第5番が知られていますが、高く評価されているのは4番、8番、10番、14番など偶数番号の交響曲です。真髄はオペラ弦楽四重奏曲です)

20世紀後半以降は省略。

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