プロダクトのインポート

Odoo 販売 はカテゴリとバリアントを含むプロダクトをインポートするためのテンプレートを提供しており、表計算ソフト(Microsoft Excel、OpenOffice、Google Sheetsなど)で開いて編集することができます。

このスプレッドシートに適切に記入すると、Odooデータベースに素早くアップロードすることができます。アップロードされたプロダクトは即座にプロダクトカタログに追加され、アクセス、編集が可能になります。

テンプレートのインポート

カテゴリとバリアント付きのプロダクトをインポートするためには、プロダクト用テンプレート をダウンロードする 必要があります 。一度ダウンロードすると、テンプレートを調整・カスタマイズし、Odooデータベースに再アップロードすることができます。

必要なインポートテンプレートをダウンロードするには、 販売アプリ ‣ プロダクト ‣ プロダクト に移動します。 プロダクト ページで、左上にある ⚙️ (歯車) アイコンをクリックします。そうすると、ドロップダウンメニューが表示されます。

このドロップダウンメニューから レコードをインポート オプションを選択します。

インポートオプションはOdoo販売のプロダクトページの歯車アイコンから選択できます。

レコードのインポート を選択すると、別ページに プロダクト用テンプレートをインポート をダウンロードするためのリンクが表示されます。そのリンクをクリックしてテンプレートをダウンロードして下さい。

インポートオプションはOdoo販売のプロダクトページの歯車アイコンから選択できます。

テンプレートのダウンロードが完了したら、スプレッドシートファイルを開いてカスタマイズします。

プロダクトインポートテンプレートをカスタマイズする

インポートテンプレートをダウンロードして開いたら、次はその内容を変更する番です。しかし、変更を加える前に、その過程で留意すべきいくつかの要素があります:

  • 必要ないと思われる列は自由に削除して下さい。しかし、内部参照 列は残すことを強くお勧めします。

    必須ではありませんが、各プロダクトの:guilabel:内部参照 列に一意な識別子(例:FURN_001)を設定しておくと、便利です。Odooへの移行を容易にするため、以前のソフトウェアスプレッドシートを使用することもできます。

    例えば、インポート済プロダクトを更新する際、同じファイルを重複させることなく何度もインポートすることができ、インポート済プロダクト管理を効率化・簡素化できます。

  • インポートする列のラベルを変更 しない で下さい。変更すると、Odooがそれらを認識できず、ユーザはインポート画面で手動でマッピングしなければならなくなります。

  • 必要であれば、スプレッドシートのテンプレートに新しい列を自由に追加して下さい。ただし、追加するフィールドはOdooに存在する必要があります。Odooが列名とフィールドを一致させることができない場合は、インポート処理中に手動で一致させることができます。

    完成したテンプレートのインポート処理中、Odooは新しく設定されたプロダクトテンプレートのスプレッドシートの全ての要素を ファイル列Odooフィールドコメント で区切って表示するページを表示します。

    手動で列名とOdooのフィールドを一致させるには、手動調整が必要な ファイル列 の横にある Odooフィールド ドロップダウンメニューをクリックし、そのドロップダウンメニューから適切なフィールドを選択します。

    手動で調整する必要があるフィールド列の横にあるOdooフィールドドロップダウンメニュー。

プロダクトテンプレートスプレッドシートのインポート

プロダクトテンプレートのスプレッドシートをカスタマイズした後、テンプレートのダウンロードリンクがあるOdooプロダクトインポートページに戻り、左上の ファイルをアップロード ボタンをクリックします。

Odoo販売のプロダクトインポートテンプレートダウンロードページのファイルアップロードボタン。

その後、ポップアップウィンドウが表示され、完成したプロダクトテンプレートスプレッドシートファイルを選択し、Odooにアップロードする必要があります。

その後、Odooは新しく設定したプロダクトテンプレートのスプレッドシートの全ての要素を、 ファイル列Odooフィールドコメント で区切ったページを表示します。

プロダクトテンプレートがアップロードされた後、Odoo販売のファイルのインポートページが表示されます。

ここから、必要に応じて ファイル列Odooフィールド に手動で割当てることができます。

全てが適切で、全ての列とフィールドが正確に並んでいることを確認するために、左上の テスト ボタンをクリックします。

全てが正しく並んで適用されている場合、Odooはページ上部に青いバナーを表示し、ユーザに 問題はありませんでした と知らせます。

ファイル列が正しく入力されている場合に表示される、問題はありませんでしたメッセージ。

エラーがある場合、Odooはページ上部に赤いバナーを表示し、具体的な問題の場所と修正方法を説明します。

ファイルの列がOdooのフィールドと一致しない場合に表示されるインポートエラーメッセージ。

これらのエラーが修正されたら、テスト をもう一度クリックして、必要な問題が全て適切に修正されていることを確認して下さい。

追加のプロダクトテンプレートスプレッドシートをアップロードする必要がある場合は、ファイルをロード ボタンをクリックし、必要なプロダクトテンプレートスプレッドシートを選択し、このプロセスを繰返します。

全ての準備ができたら、インポート ボタンをクリックします。

クリックすると、Odooは即座にそれらのプロダクトをインポートし、右上にポップアップメッセージと共にメインの プロダクト ページを表示します。このポップアップメッセージは正常にインポートされたプロダクトの数をユーザに知らせます。

Odoo販売でプロダクトのインポートに成功した後に表示されるポップアップウィンドウ。

この時点で、新しくインポートされたプロダクトは全て プロダクト ページからアクセスし、編集することができます。

関係項目、属性、バリアントのインポート

Odooのオブジェクトは常に他の多くのオブジェクトと関連していることに注意することが重要です。例えば、プロダクトはプロダクトカテゴリ、属性、仕入先とリンクしています。このようなリンク/つながりを関係と呼びます。

注釈

プロダクト関係をインポートするためには、関連したオブジェクトのレコードをリストメニューから最初にインポートする必要があります。

関係フィールド

Odooのプロダクトフォームには、いつでも変更・カスタマイズできるフィールドが多数あります。これらのフィールドはプロダクトフォームの各タブの下にあります。これらのフィールドはプロダクトフォーム上で直接編集することもできますが、プロダクトインポートで変更することもできます。

前述のとおり、このような性質の関連フィールドは、すでにデータベースに存在する場合 に**のみ**プロダクトにインポートすることができます。例えば、ユーザが プロダクトタイプ を持つプロダクトをインポートしようとした場合、それはデータベース内に存在する事前に設定済のプロダクトタイプ(例えば、在庫可能品消耗品 など)のいずれか 1 つしかインポートできません。

プロダクトインポートテンプレートのスプレッドシートに関係フ ィールドの情報をインポートするには、スプレッドシートの列名/タイトル としてフィールド名を追加します。次に、該当するプロダクト明細に、必要な関係フィールドオプションを追加します。

希望する関係フィールド情報が全て入力されたら、スプレッドシートを保存し、上記のプロセス( 販売アプリ ‣ プロダクト ‣ プロダクト ‣ ⚙️ (歯車)アイコン ‣ レコードをインポート ‣ ファイルをアップロード)に従ってデータベースにインポートします。

新しく設定したリレーションフィールド情報を含むスプレッドシートがアップロードされたら、 インポート をクリックし、Odooは プロダクト ページに戻ります。

新しく変更/修正されたプロダクトが新しい関係フィールド情報とともにインポートされ、アップロードされると、その新しい情報は プロダクト ページで見ることができます。

属性と値

Odooではユーザがプロダクトの属性や値をインポートすることも可能で、既にデータベースに存在するプロダクトやインポートしたプロダクトに使用することができます。

属性と値をインポートするには、他のプロダクトで使用する前に、属性と値専用の別のスプレッドシートまたはCSVファイルをインポートしてアップロードする**必要があります**。

属性と値のスプレッドシートの列名/タイトルは以下のようにします: 属性表示タイプ, バリアント作成モード, です。

インポート用の属性と値のスプレッドシートのテンプレート。
  • 属性: 属性の名前 (例: サイズ)。

  • 表示タイプ: プロダクトコンフィギュレータで使用される表示タイプです。表示タイプには3つのオプションがあります:

    • ラジオ: ラジオボタンとして表示される値

    • 選択: 選択リストに表示される値

    • : 色の選択として示される値

  • バリアント作成モード: プロダクトに適用されたときにバリアントがどのように作成されるか。バリアント作成モードには3つのオプションがあります:

    • プロダクトに追加後: その属性とその値がプロダクトに追加されると同時に、全ての可能なバリエーションが作成されます。

    • 販売オーダに追加後: 各バリアントは、対応する属性と値が販売オーダに追加された時 のみ 作成されます。

    • 作成しない: 属性にバリアントが作成されることは ありません

      注釈

      バリアント作成モード 属性は、少なくとも1つのプロダクトで使用されると、変更することは できません

  • : 対応する属性に関連する値。同じ属性に複数の値がある場合、値はスプレッドシート上の個々の明細にある必要があります。

必要な属性と値を入力しスプレッドシートに保存したら、Odooにインポートしてアップロードします。そのためには :menuselection:`販売アプリ --> 設定 --> 属性 --> ⚙️ (歯車) アイコン --> レコードをインポート --> ファイルをアップロード`に移動します。

新しく属性と値を設定したスプレッドシートがアップロードされたら、 インポート をクリックし、Odooは 属性 ページに戻ります。ここで新しく追加された属性と値を確認し、必要に応じて編集することができます。

前述したように、属性と値がOdooデータベースに追加されると、既存またはインポートされたプロダクトに使用することができます。

プロダクトバリアント

プロダクト属性と値がデータベースで設定されると、プロダクトインポートスプレッドシートで使用することができ、インポートされるプロダクトに詳細な情報と詳細を追加することができます。

プロダクト属性と値を含むプロダクトをインポートするには、プロダクトインポートテンプレートのスプレッドシートに特定の プロダクト属性 / 属性プロダクト属性 / 値名前 列を設定する必要があります。

他の列もあるかもしれませんが、これらの列は特定のバリアントを持つプロダクトを適切にインポートするために 必須 です。

インポート用のプロダクト属性とバリアントを含むプロダクトバリアントスプレッドシート。
  • 名前: プロダクト名

  • プロダクト属性 / 属性: 属性の名前

  • プロダクト属性 / 属性: 該当する属性に関連する値。

ちなみに

複数の値をインポートするには、プロダクトインポートテンプレートのスプレッドシートで、カンマの後にスペースを入れるのではなく、カンマだけで区切って下さい (例:家具,ソファ,家 )。

必要なプロダクトとプロダクトバリエーションが入力され、スプレッドシートに保存されたら、Odooにインポートしてアップロードします。そのためには 販売アプリ ‣ プロダクト ‣ プロダクト ‣ ⚙️ (歯車) アイコン ‣ レコードをインポート ‣ ファイルをアップロード に移動します。

新しく設定したプロダクトとプロダクトバリエーションのスプレッドシートがアップロードされたら、 インポート をクリックし、Odooは プロダクト ページに戻ります。そこに新しく追加されたプロダクトが表示されます。

任意のプロダクトの属性とバリアントを表示、変更するには、 プロダクト ページから目的のプロダクトを選択し、 属性 タブをクリックします。

参考

バリアント