サードパーティ運送会社

Users can link third-party shipping carriers to Odoo databases, in order to verify carriers' delivery to specific addresses, automatically calculate shipping costs, and generate shipping labels.

Odooでは、運送会社を販売オーダ(SO)、顧客請求書、配送オーダに適用することができます。配送コネクタの設定時によくある問題を解決するヒントについては、 トラブルシューティング セクションをご覧下さい。

以下はOdooで利用可能な配送コネクタのリストです:

運送会社

利用可能地域

FedEx

全て

DHL Express*

全て

UPS

全て

US Postal Service

アメリカ合衆国

Sendcloud

EU**

Bpost

ベルギー

Easypost

北アメリカ

Shiprocket

インド

Starshipit

Australasia

重要

* Other services from DHL are not supported.

** Sendcloud currently supports shipping from Austria, Belgium, France, Germany, Italy, the Netherlands, Spain, and the United Kingdom, and to any European country.

設定

Odooでサードパーティ運送会社を正しく設定するには、以下の手順に従って下さい:

  1. 配送コネクタをインストール.

  2. 配送方法の設定

  3. 本番環境の有効化.

  4. 倉庫設定.

  5. プロダクト重量の指定.

配送コネクタをインストールする

配送コネクタをインストールするには、 在庫アプリ ‣ 設定 ‣ 管理設定  にアクセスして下さい。

配送コネクタ セクションで、サードパーティ運送会社のチェックボックスにチェックを入れてインストールします。複数のサードパーティ配送コネクタを一度に選択することができます。その後、 保存 をクリックします。

注釈

Delivery methods can also be integrated with operations in the Sales, eCommerce, and Website apps. To install, refer to the install apps and modules documentation.

Odooで利用可能な配送コネクタのオプション。

配送方法

API認証情報を設定し、運送会社を有効化するには、まず 在庫アプリ ‣ 設定 ‣ 配送方法 にアクセスし、希望する配送方法を選択します。

注釈

このリストには、同じ プロバイダ2つ の配送方法が含まれていることがあります: 1つは国際配送用、もう1つは国内配送用です。

Additional delivery methods can be created for specific purposes, such as packaging.

注釈

配送方法が ウェブサイト アプリで利用可能な場合に公開されていることを確認します。ウェブサイトで配送方法を公開するには、希望の配送方法をクリックし、未公開 スマートボタンをクリックします。スマートボタンが 公開済 に変更されます。

配送方法 ページには、以下のようなプロバイダに関する詳細が含まれています:

  • 配送方法 (必須項目): 配送方法の名前(例: FedEx USFedEx EU など)。

  • ウェブサイト: データベース内の特定のウェブサイトに接続されている eコマース ページの配送方法を設定します。ドロップダウンメニューから該当するウェブサイトを選択するか、空白のままにしておくと全てのウェブページに適用されます。

  • プロバイダ (必須フィールド): FedEx のようなサードパーティの配送サービスを選択します。プロバイダを選択すると、 統合レベル, 請求ポリシー保険パーセンテージ フィールドが利用可能になります。

  • 統合レベル: レート取得 を選択すると、SO または顧客請求書上の 見積配送費用 を取得できます。

    重要

    レートの取得と配送の作成 を選択すると、配送ラベル生成 も行われます。

  • 会社: 配送方法を特定の会社に適用する場合、ドロップダウンメニューから選択します。全てに適用する場合は空欄にして下さい。

  • 配送プロダクト (必須フィールド): SO または顧客請求書に追加される配送料金の名前。

  • Invoicing Policy: select and calculate an Estimated cost of shipping directly from the shipping carrier. If the Real cost of shipping is wanted instead, refer to Invoice real shipping costs document.

  • レートへのマージン: 手数料、パッケージング資材、為替レートなどの追加コストをカバーするために、基本配送料金に追加するパーセンテージを指定します。

  • オーダ金額が次以上で無料: 金額 フィールドに入力された金額を超えるオーダの送料を無料にします。

  • 保険パーセンテージ: 輸送中に梱包が紛失または盗難にあった場合に、送り主に払戻される配送費用のパーセンテージを指定します。

FedEx配送方法のスクリーンショット。

Shipping Method configuration page for FedEx US.

設定 タブで、API認証情報フィールド(APIキー、パスワード、アカウント番号など)を入力します。プロバイダ フィールドで選択したサードパーティ運送会社によって、設定 タブの必須項目は異なります。特定の運送会社の認証情報の設定については、以下のドキュメントを参照して下さい:

本番環境

配送方法の詳細を設定したら、テスト環境 スマートボタンをクリックして、本番環境 に設定します。

警告

配送方法を 本番 に設定すると、実際の 配送ラベルが作成され、ユーザは顧客に配送料を請求する 前に 運送会社のアカウント(UPS、FedExなど)を通じて請求されるリスクがあります。配送方法を 本番 へ起動する前に、設定が全て正しいことを確認して下さい。

"テスト環境"スマートボタンを表示します。

倉庫設定

倉庫の 住所 (郵便番号を含む)と 電話番号 が正確に入力されていることを確認します。そのためには、 在庫アプリ ‣ 設定 ‣ 倉庫 に進み、目的の倉庫を選択します。

倉庫の設定ページで、会社 フィールドをクリックして倉庫の連絡先ページを開きます。

"会社"フィールドを強調します。

住所電話番号 が正しいことを確認して下さい。配送コネクタが正しく動作するために必要です。

会社住所と電話番号を表示します。

プロダクト重量

運送会社との統合を適切に行うには、 在庫アプリ ‣ プロダクト ‣ プロダクト でプロダクトの重量を指定し、必要なプロダクトを選択して下さい。

次に 在庫 タブに切り替え、 ロジスティクス セクションでプロダクトの 重量 を定義します。

プロダクトフォームの在庫タブに"重量"フィールドを表示します。

サードパーティ運送会社を適用する

運送会社は、SO、顧客請求書、配送オーダに適用できます。

Odooでサードパーティ運送会社の 配送方法 を設定した後、 販売アプリ ‣ オーダ ‣ 見積 で見積を作成または表示します。

販売オーダ

サードパーティ運送会社を割当て、送料の見積を取得するには、まず 販売アプリ ‣ オーダ ‣ 見積 を開きます。guilabel:オーダ明細 タブの右下にある:guilabel:配送方法を追加 ボタンをクリックして、見積を作成するか既存の見積を選択し、サードパーティ運送会社を利用した配送費用を見積に追加します。

見積の下部に"配送方法を追加"ボタンを表示します。

表示された 配送方法を追加 ポップアップウィンドウで、 配送方法 ドロップダウンメニューから目的の運送会社を選択します。原価 フィールドは、以下の内容に基づいて自動的に入力されます:

  • オーダ重量合計 フィールドで指定された量(指定されなかった場合は、オーダ内の プロダクト重量 の合計が使用されます)。

  • 倉庫の 配送元住所 から顧客住所までの距離。

配送方法 フィールドでサードパーティプロバイダを選択した後、配送方法を追加 ポップアップウィンドウで:guilabel:レート取得 をクリックし、配送コネクタを通して見積費用を取得します。その後、追加 ボタンをクリックして、配送料を SO または顧客請求書に追加します。

配送オーダ

販売 アプリをインストールせずに配送を行うユーザは、まず 在庫 アプリで配送オーダに運送会社を割当てます。次に、 在庫概要 ダッシュボードから 配送オーダ オペレーションタイプを選択し、 完了済 または 取消済 としてマークされていない配送オーダを選択します。

追加情報 タブで、 運送会社 フィールドを希望するサードパーティ運送会社に設定します。配送方法を 本番モード に設定すると、 追跡参照 が提供されます。

配送オーダの "追加情報"タブを表示します。

トラブルシューティング

配送コネクタの設定は複雑な場合があるため、ここでは期待どおりに動作しない場合には以下のチェック項目を試してみて下さい:

  1. Odooの 倉庫情報 (例:住所や電話番号)が正しいか、配送プロバイダのウェブサイトに保存されているレコードと一致しているか確認して下さい。

  2. 梱包タイプ とパラメータが運送会社で有効であることを確認して下さい。確認するには、運送会社のウェブサイトで配送を直接作成できることを確認して下さい。

  3. Odooの見積費用とプロバイダの料金に不一致がある場合、まず配送方法が 本番環境 に設定されていることを確認して下さい。

    その後、運送会社のウェブサイトとOdooの両方で配送を作成し、Odoo、運送会社、デバッグログ で価格が同じであることを確認します。

    Example

    デバッグログで価格の不一致をチェックする際、リクエストでは梱包の重量が6kgであるにもかかわらず、FedExからのレスポンスでは梱包の重量が7kgである場合、問題はFedEx側にあると結論づけられます。

デバッグログ

デバッグログを有効化して配送データの不整合を追跡します。そのためには、配送方法の設定ページ (在庫アプリ ‣ 設定 ‣ 配送方法) に移動し、希望する配送方法を選択します。デバッグなし スマートボタンをクリックして デバッグ要求 を有効化します。

デバッグなし"スマートボタンを表示します。

デバッグ要求 を有効化すると、送料コネクタが送料の見積に使用されるたびに、 :guilabel:ロギング` レポートにレコードが保存されます。このレポートにアクセスするには 開発者モード をオンにし、 設定アプリ ‣ 技術設定 ‣ データベース構成セクション ‣ ロギング に進みます。

注釈

SO(販売オーダ)`や顧客請求書で :ref:`レート取得 <inventory/shipping_receiving/third-party-rate> ボタンがクリックされる度に、および 顧客が ウェブサイト アプリでオーダに運送会社を追加する度に、配送方法に対してログが作成されます。

 "技術設定"メニューから"ロギング"オプションを見つける方法を提示します。

HTTPリクエスト 明細項目をクリックして詳細ページを開き、正しい情報がOdooから運送会社に送信されていることを確認します。HTTPレスポンス で、同じ情報が受信されていることを確認します。

管理設定 > 技術設定 > ロギングでデバッグエスト履歴を表示します。