Analytic budgets

予算管理は企業経営に欠かせません。予算を立てることでより意図的に経費を使い、財務目標を達成するために仕事を整理し、優先順位をつけることができます。予算は望ましい財務結果を計画し、計画に対する実際のパフォーマンスを測定します。Odooは 一般勘定分析勘定 の両方を使って予算を管理します。

設定

会計 ‣ 設定 ‣ 管理設定 ‣ 分析セクション に行き、 予算管理 を有効化します。

予算ポジション

予算ポジションは、予算を管理したい勘定科目のリストです(典型的には、費用勘定または収益勘定) 。

予算ポジションを定義するには、 会計 ‣ 設定 ‣ 管理:予算ポジション を定義するには 会計 ‣ 設定 ‣ 管理: 予算 と進み 新規 を選択すします。予算ポジションに 名前 を追加し、適用する 会社 を選択します。明細の追加 をクリックして、1つ以上の勘定科目を追加します。

注釈

各予算ポジションは、勘定表の勘定科目をいくつでも持つことができますが、少なくとも1つは持つ必要があります。

使用例

例を挙げて説明しましょう。

Smith&Co でプロジェクトを開始したばかりで、そのプロジェクトの収入と支出を予算化したいと考えています。私たちの収益目標は1000であり、700を超える支出はしたくありません。

まず、プロジェクトの経費に関連する勘定科目を定義する必要があります。会計 ‣ 設定 ‣ 管理: 予算ポジション を追加するには 新規 をクリックします。経費を計上する勘定科目を追加します。

Smith and Co経費を表示

このステップを繰り返して、収入を反映した予算ポジションを作成しましょう。

Smith and Co収益を表示

分析勘定

上記の一般勘定は様々なプロジェクトで使用される可能性があるため、Odooは、特定の予算にどのような費用や支出が関連付けられているか知る必要があります。 会計 ‣ 設定 ‣ 分析会計: 分析勘定 に移動し、新規作成 をクリックして、Smith & Co という新しい 分析アカウント を追加します。

計画 フィールドに記入する必要があります。計画は複数の分析勘定をグループ化し、ビジネスパフォーマンスを分析するために原価と利益を分配します。分析計画会計 ‣ 設定 ‣ 分析会計: 分析計画 で作成または設定できます。

新しい顧客請求書や仕入先請求書を作成する際には、この分析アカウントを参照する必要があります。

新しい顧客請求書または仕入先請求書に分析勘定を追加します。

予算の定義

目標を設定しましょう。このプロジェクトで1,000を稼ぐと予測し、700以上の出費はしない決めました。会計‣予算管理 に移動し、新規作成 をクリックして、Smith & Co プロジェクトの新しい予算を作成します。

まず、 予算名 を入力します。次に、その予算が適用される 期間 を選択します。次に、追跡したい 予算ポジション を追加し、関連する 分析勘定 を定義し、 予定金額 を追加します。

予算明細表示

注釈

費用に関する予定額を計上する場合、その金額はマイナスでなければなりません。

予算を確認

会計 ‣ 管理:予算 から、Smith & Co プロジェクトを見つけて、関連する分析勘定の費用または収入に応じてどのように変化するかを見ます。

実額 は、分析アカウントに関連する新しい仕訳や予算ポジションからの仕訳が作成されると変動します。

理論額 は、その日付に基づいて理論上使うことができた、あるいは受取ることができたはずの金額を表します。例えば、予算が12ヶ月(1月から12月まで)で1200、今日が1月31日だとします。この場合、実際に得ることができたはずの金額として、理論額は100になります。