単位

場合によっては、異なる単位でプロダクトを扱う必要があります。例えば、メートル法を採用している国からプロダクトを購入し、そのプロダクトをインペリアル法を採用している国で販売することがあります。その場合、単位を変換する必要があります。

単位変換のもう一つのケースは、企業がサプライヤから大きなパックでプロダクトを購入し、そのプロダクトを個々の単位で販売する場合です。

Odooでは1つのプロダクトに対して異なる 単位(UoM) を使用するように設定することができます。

設定

Odooで異なる単位を使用するには、まず 倉庫アプリ ‣ 設定 ‣ 管理設定 に進み、 プロダクト セクションで 単位 設定を有効にします。そして 保存 をクリックします。

在庫の設定で単位を有効にします。

単位カテゴリ

単位 設定を有効にした後、在庫アプリ ‣ 設定 ‣ 単位カテゴリ でデフォルトの単位カテゴリを表示します。Odooがプロダクトの単位を別の単位に変換できるのは、両方の単位が同じカテゴリに属している場合のみです。

単位カテゴリを設定します。

各単位カテゴリには参照単位があります。基準単位は 単位 ページの 単位カテゴリ 列で青くハイライトされます。Odooは新しい単位のベースとして参照単位を使用します。

新しい単位を作成するには、まず 単位カテゴリ ページから正しいカテゴリを選択します。例えば、6個入りのボックスでプロダクトを販売するには、 単位 カテゴリ明細をクリックします。次に、表示されたカテゴリページで、 単位 タブの 明細を追加 をクリックします。次に、 単位 フィールドで、6個入り箱 のように新しい単位のタイトルを付け、 タイプ フィールドで、 基準単位より大きい のように適切なサイズの参照を選択します。

該当する場合は、UNSPSCカテゴリ を入力して下さい。これは、GS1 が管理する世界的に認知された コード で、使用するには 必ず 購入する必要があります。

比率 フィールドには、新しい UoM に含まれる個々の単位がいくつであるかを入力します。例えば 6-梱包 の例では 6.00000 のように入力します(6個入りの箱は基準単位である 1.00000 の6倍 大きい ため)。

同じカテゴリに属するプロダクトであれば、あるユニットから別のユニットに変換することができます。

プロダクトの単位指定

プロダクトの単位を設定するには、まず 在庫アプリ ‣ プロダクト ‣ プロダクト に進み、プロダクトを選択してプロダクトフォームページを開きます。

一般情報 タブで、 単位 フィールドを編集し、プロダクトの販売単位を指定します。指定した単位は、プロダクトの在庫や内部運送の記録に使用される単位でもあります。

購買単位 フィールドを編集して、プロダクトの購買単位を指定します。

単位変換

プロダクトの UOM と購買 UoM が異なる場合、Odooは自動的に単位を変換します。

これは様々なシナリオで発生します:

  1. 仕入先オーダ: 購買オーダ(PO)の購買 UoM は倉庫内ドキュメントの UoM に変換されます。

  2. 自動補充: ( UoM で追跡される)プロダクトの在庫レベルが一定レベル以下になると、PO を生成します。しかし、POs は仕入 UoM を使って作成されます。

  3. プロダクト販売: 販売オーダ(SO)で異なる UoM が使用されている場合、数量は納品オーダで倉庫が希望する UoM に変換されます。

購買UOMでプロダクトを購入

購買 アプリで新規見積依頼(RFQ)を作成する際、Odooは自動的にプロダクトの購買単位を使用します。必要であれば、RFQ単位 値を手動で編集して下さい。

After the RFQ is confirmed into a PO, click the Receipt smart button at the top of the PO.

Odooは自動的に購入単位をプロダクトの販売/在庫単位に変換するため、納品書の 要求 列には変換後の数量が表示されます。

Example

プロダクトの購買 単位6個入り箱 で、販売/在庫の単位が 単位 である場合、PO には 6 箱単位の数量が表示され、入荷(およびその他の倉庫内のドキュメント)には単位単位の数量が表示されます。

購買単位を使用している購買オーダの画像。

購買 "単位": 6個入り箱 を使用して数量3のオーダがされました。

単位を表示した入荷の画像。

倉庫に入庫されると、記録された数量は社内の "単位" で表示されます:単位

補充

補充 ボタンを使ってプロダクトフォームから直接見積依頼を生成することもできます。

補充 をクリックすると、補充アシスタントボックスがポップアップ表示されます。必要であれば、購入単位を 数量 フィールドで手動で編集することができます。次に、確定 をクリックして、RFQ を作成します。

重要

PO はプロダクトフォームの 購買 タブに少なくとも 1つ の仕入先がリストされている場合にのみ自動的に生成されます。

手動で補充する場合は、補充ボタンをクリックします。

プロダクトフォームの 予測 スマートボタンをクリックして、作成された PO に移動します。予測在庫 セクションまでスクロールダウンし、見積依頼 明細で RFQ 参照番号をクリックしてドラフト RFQ を開きます。必要に応じて、購買 UoMPO 上で直接編集することができます。

異なる単位で販売

販売 アプリで新しい見積書を作成する際、Odooは自動的にプロダクトの指定単位を使用します。必要であれば、見積書上で 単位 を手動で編集することができます。

見積が顧客に送信され、販売オーダ(SO)に確定されたら、 SO の上部にある 納品 スマートボタンをクリックします。Odooは自動的に単位をプロダクトの在庫単位に変換するので、納品の 需要 列には変換後の数量が表示されます。

例えば、プロダクトの SO 上の UoM6個入り箱 に変更され、在庫の単位が 単位 であった場合、 SO は6個入りの箱の数量を表示し、納品は単位の数量を表示します。