期末決算¶
期末決算は、財務の正確性を維持し、規制を遵守し、十分な情報に基づいた意思決定を行い、報告の透明性を確保するために不可欠です。
会計年度¶
デフォルトでは、会計年度は12ヶ月で、12月31日に終了します。しかし、その期間と終了日は、文化的、管理的、経済的な考慮のために異なる場合があります。
これらの値を変更するには、 会計期間 セクションで、必要に応じて 最終日 フィールドを変更します。
に進みます。もし期間が12ヶ月 より長い または12ヶ月 未満 であれば、 会計年度 を有効にし、 保存 します。会計期間 セクションに戻り、➜会計年度 をクリックします。そこから 作成 をクリックし、 名前 と 開始日 と 終了日 を指定します。
注釈
設定した会計期間が終了すると、Odooは 最終日 フィールドで指定された値を考慮して、自動的にデフォルトの会計期間に戻ります。
期末チェックリスト¶
クローズ前¶
会計年度を閉じる前に、まず全てが正確で最新であることを確認します:
会計年度の終了¶
そして、会計年度をクローズします:
Run a tax report, and verify that all tax information is correct.
Reconcile all accounts on the balance sheet:
Odooの銀行残高を銀行明細に記載されている実際の残高に更新します。
Reconcile all transactions in the cash and bank accounts by running the aged receivables and aged payables reports.
すべての勘定科目を監査し、全取引とその性質を完全に理解し、ローンと固定資産も含まれていることを確認します。
オプションとして、支払照合 を実行し、未払いの仕入先請求書や顧客請求書とその支払を検証します。このステップはオプションですが、未払の支払と請求書を全て消込することで、システムのエラーやミスを発見できる可能性があり、年度末の決算業務の助けとなります。
次に、会計士が貸借対照表の項目と帳簿の記載を確認します:
期末手動調整、
進行中、
減価償却の仕訳、
ローン、
税調整、
その他。
会計士が期末監査の際に望む場合、Odooの残高と比較するために、貸借対照表項目(ローン、銀行口座、前払金、消費税計算書など)を全て紙で印刷することもできます。
ちなみに
上記を実施中、 仕訳帳仕訳ロック日 を前会計年度の最終日(含む)に設定すると良いでしょう。こうすることで、帳簿の監査中に誰も取引を変更しないことが確実になり、会計士も安心です。会計士 アクセスグループのユーザは、仕訳を作成、修正することができます。
で、当期収益¶
Odooでは 収益 と 費用 の差額を表示するために、**当期収益**という独自の勘定科目を使用しています。
注釈
勘定科目表にはこのタイプの勘定科目を1つだけ含めることができます。デフォルトでは 未分配利益/損失 という名前の999999の勘定科目です。
当期の利益を配分するために、雑項目を作成して任意の資本勘定に計上します。それが完了したら、貸借対照表 の当期利益が正しく残高ゼロを報告しているかどうかを確認します。もしそうであれば、 全ユーザロック日 を会計年度の最終日に設定します。
でちなみに
不可逆的なロック日 (account_lock
) モジュールをインストールして、一度設定した 全ユーザロック日 を 不可逆 にします。
注釈
特定の年末決算項目は、損益計算書 をクローズするための オプション です。レポートはリアルタイムで生成されるため、損益計算書はOdooで指定された期末日に直接一致します。 したがって、損益計算書 が生成されるたびに、開始日は 会計年度 の基準日と一致し、すべてのアカウントの残高は0でなければなりません。