税務申告書(VAT申告)

VAT 番号(登録番号)を登録した企業は、売上高と登録規則に応じて、月次または四半期ごとに 納税申告書 を提出しなければなりません。納税申告書またはVAT申告書は、税務当局に会社が行った課税取引に関する情報を提供するものです。アウトプットタックス は、企業が販売した商品やサービスの数に対して課され、インプットタックス は、商品やサービスを購入する際に価格に上乗せされる税金です。これらの値に基づいて、企業は納付または還付される税額を計算することができます。

注釈

VATとその仕組みに関する追加情報は、欧州委員会の以下のページでご覧頂けます: "VATとは ?"

前提条件

納税申告周期

納税申告期間 を設定することで、Odooは納税申告を正しく計算し、納税申告期限に遅れないようにリマインダを送信します。

これを行うには、 会計 ‣ 設定 ‣ 管理設定 に進みます。納税申告周期 で設定できます:

  • 周期: ここで確定申告書を月次で提出するのか、四半期ごとに提出するのかを定義します;

  • リマインダ: Odooがいつ納税申告書の提出を促すかを定義します;

  • 仕訳帳: 確定申告を記録する仕訳を選択します。

Odoo会計で納税申告の頻度を設定します

注釈

これは通常、アプリの初期セットアップ の際に設定されます。

税グリッド

Odooは税に設定された 税グリット 設定に基づいて税レポートを作成します。そのため、記録された全ての取引で正しい税が使用されていることを確認することが重要です。仕訳帳項目 タブを開くと、 税グリッド を確認することができます。

Odoo会計で取引を記録するためにどの税グリッドが使用されているかを見る

税グリッドを設定するには、 会計 ‣ 設定 ‣ 税 に行き、変更したい税を開きます。そこで、仕入先請求書やクレジットノートを記録するために使用される税グリッドとともに、税設定を編集することができます。

Odoo会計で税とそのグリッドを設定する

注釈

データベースの作成時に選択した国に応じて、 会計ローカリゼーションパッケージ がインストールされます。

課税期間のクローズ

税のロック日

税ロック日 より前の会計日を持つ新しい取引は、その税額が次に開いている税期間に移動します。これは、期間が終了したレポートを変更できないようにするのに便利です。

そのため、 決算整理仕訳 を作成する前に課税日をロックすることをお勧めします。こうすることで、他のユーザが 決算整理仕訳 に影響を与えるような取引を修正・追加することができなくなり、申告ミスを防ぐことができます。

現在の 税ロック日 を確認、または編集するには 会計 ‣ アクション: ロック日 を参照して下さい。

Odoo会計で特定の期間の税をロックする

税レポート

報告したい期間の税を含む取引がすべて計上されたら、 会計 ‣ レポート ‣ 監査レポート: 税レポート税レポート を開きます。日付フィルタを使用して、申告したい正しい期間を選択して下さい。このビューから、'PDF' や 'XLSX' など、税レポートのさまざまなフォーマットに簡単にアクセスすることができます。これらには、税務当局に報告する全ての値と、納付または還付しなければならない金額が含まれています。

Odoo会計で税レポートのPDFをダウンロード

注釈

If you forgot to lock your tax date before clicking on Closing Journal Entry, then Odoo automatically locks your fiscal period on the same date as the accounting date of your entry. This safety mechanism can prevent some fiscal errors, but it is advised to lock your tax date manually before, as described above.