会計と請求

Odoo請求 は請求書を作成し、顧客に送信し、支払いを管理するためのスタンドアロン請求書作成アプリです。

Odoo会計 はフル機能の会計アプリです。AIによる請求書認識、銀行口座との同期、スマート照合提案などの機能により、会計担当者の生産性向上を核に開発されています。

複式簿記

Odooは全ての会計取引(例:顧客請求書、仕入先請求書、POSオーダ、経費、在庫評価など)の基礎となるあらゆる仕訳を自動的に作成します。

Odooは複式簿記システムを採用しており、全ての入力項目は対応する別の勘定科目に対応する反対の入力項目が必要です。これにより、全ての取引が正確かつ一貫して記録され、勘定科目が常に確実に均衡状態を保ちます。

発生主義と現金主義

Odooでは発生主義会計と現金主義会計の両方がサポートされています。このため、取引が発生した時点発(発生主義)または支払が行われた時点または支払を受けた時点(現金主義)のいずれかで収益と経費を報告することができます。

参考

現金主義

複数会社

複数の会社を同じデータベース内で管理することができます。各会社は 勘定科目一覧表 を持っており、連結レポートを作成するのにも便利です。ユーザは複数の会社にアクセスできますが、一度に作業できるのは一つの会社の会計のみです。

複数通貨環境

複数通貨 環境では、国際取引を容易にする自動為替レートがOdooで利用できます。全ての取引は会社のデフォルト通貨で記録され、他の通貨で発生した取引については、Odooは会社の通貨価値と取引の通貨価値の両方を保存します。Odooは仕訳項目を調整した後、為替差損益を生成します。

支店管理

複数会社階層により、複数の支店を管理することができます。これにより、各支店に仕訳を転記したり、本社が管理する共通のロック日を設定することができます。

国際基準

Odoo会計は70カ国以上をサポートしています。全ての国に共通する中心的な標準や仕組を提供し、国別モジュールで地域の要件を満たすことができます。会計ポジションは、勘定科目表、税、その他の要件など地域特有の必要事項に対応するために存在します。

売掛金と買掛金

デフォルトでは、売掛金と買掛金の勘定科目は1つずつです。取引は 連絡先 にリンクされているので、顧客、仕入先、サプライヤーごとにレポートを実行できます。

取引先元帳 レポートは、取引先と仕入先の残高を表示します。これは 会計 ‣ レポーティング ‣ 取引先元帳 から利用できます。

レポーティング

以下の財務 レポート が利用可能で、リアルタイムで更新されます:

財務レポート

取引明細書

貸借対照表

損益

キャッシュ・フロー計算書

税レポート

ES販売リスト

監査

総勘定元帳

試算表

仕訳帳レポート

Intrastatレポート

登録を確認

取引先

取引先元帳

長期滞留債権

長期滞留債務

マネジメント

請求書分析

未実現為替差損益

減価償却予定

損金不算入費用

予算分析

プロダクトマージン

1099レポート

ちなみに

レポートを作成・カスタマイズ Odooのレポートエンジンを使用

税レポート

Odooは特定の課税期間の全ての会計取引を計算し、その合計を納税義務の計算に使用します。

重要

ある期間の税レポートが作成されると、Odooはそのレポートをロックし、VATを含む新しい仕訳を作成できないようにします。顧客請求書や仕入先請求書の修正は、次の期間に記録する必要があります。

注釈

国のローカリゼーションに応じて、XML版の税レポートを作成し、関連する税務当局のVATプラットフォームにアップロードすることができます。

銀行同期

銀行同期システムは、お客様の銀行機関と直接接続し、全ての取引をお客様のデータベースに自動的にインポートします。オンラインバンキングシステムにログインしたり、紙の銀行明細書を待つことなく、キャッシュフローの概要を把握することができます。

参考

銀行同期

在庫評価

Odooでは定期的(手動)および恒久的(自動)な在庫評価がサポートされています。利用可能な評価方法は標準価格、平均価格、 LIFOFIFO です。

利益剰余金

利益余剰金とは企業が留保する利益のことです。Odooはリアルタイムで当期利益を計算するため、期末仕訳や繰越は不要です。損益残高は自動的に貸借対照表レポートに報告されます。

受託者

モード 会計事務所 は以下から有効化できます 会計 ‣ 設定 ‣ 管理設定 ‣ 会計事務所モード。 有効化された時:

  • ドキュメントの付番は、全てのドキュメントで編集可能になります。

  • 合計(税込) フィールドにより、適正な勘定科目と税額で明細の作成を自動化することで、エンコードの迅速化とコントロールを行います。

  • 顧客請求日仕入先請求日 は取引明細書をエンコードする際に予め入力されます。

  • クイックエンコーディング オプションが顧客請求書と仕入先請求書に利用できます。