インド

インストール

以下のモジュールを :ref:`インストール <general/install>して、インドローカライゼーションの全ての機能を手に入れて下さい:

名称

技術名

説明

インド - 会計

l10n_in

デフォルト 会計ローカライゼーションパッケージ

インド電子請求

l10n_in_edi

インド電子請求統合

インド E-waybill

l10n_in_edi_ewaybill

インド E-way bill 統合

インド - GSTR インド 電子申告

l10n_in_reports_gstr

インド GST 申告

インド - 会計レポート

l10n_in_reports

インド税レポート

インド - 購買レポート(GST)

l10n_in_purchase

インドGST購買レポート

インド - 販売レポート(GST)

l10n_in_sale

インドGST販売レポート

インド - 在庫報告書(GST)

l10n_in_stock

Indian GST 在庫レポート

Indianローカライゼーションモジュール

電子請求書システム

Odooは**インド物品サービス税 (GST)電子請求システム**の要件に準拠しています。

セットアップ

NIC電子請求登録

**API認証情報**を取得するために :abbr:`NIC (National Informatics Centre)`電子請求ポータルに登録する必要があります。これらの認証情報は :ref:`Odoo会計アプリ<india/e-invoicing-configuration>`の設定に必要です。

  1. :guilabel:`ログイン`をクリックし、:guilabel:`ユーザ名`と:guilabel:`パスワード`を入力して、`NIC電子請求ポータル<https://einvoice1.gst.gov.in/>`_にログインします;

    注釈

    すでにNICポータルに登録されている場合は、同じログイン情報を使用できます。

    顧客請求ポータルへのOdoo ERPシステムの登録
  2. ダッシュボードから API登録 ‣ ユーザ認証情報 ‣ APIユーザ に進みます;

  3. その後、登録した携帯電話番号に OTP コードが届きます。OTPコードを入力し、:guilabel:`OTPを検証`をクリックして下さい;

  4. APIインターフェースに GSP経由 を選択し、GSPとして Tera Software Limited を設定し、API用の ユーザ名パスワード を入力します。入力が完了したら、 送信 をクリックします。

    API固有のユーザ名とパスワードを送信

Odooでの設定

Odooで電子請求書サービスを有効にするには、 会計 ‣ 設定 ‣ 管理設定 ‣ インド電子請求 に進み、APIに設定した ユーザ名パスワード を入力します。

電子請求サービスを設定する
仕訳帳

NIC電子請求書ポータルに電子請求書を自動的に送信するには、まず*販売*仕訳帳を設定する必要があります。 会計 ‣ 設定 ‣ 仕訳帳 にアクセスして*販売*仕訳帳を開き、 詳細設定 タブの 電子データ交換 の下にある 電子請求(IN) を有効にして保存します。

ワークフロー

請求書検証

顧客請求書が検証済になると、上部に確認メッセージが表示されます。検証済の請求書のJSON署名ファイルは、しばらくするとOdooが自動的にNIC電子請求ポータルにアップロードします。顧客請求書をすぐに処理したい場合は、:guilabel:`今すぐ処理`をクリックして下さい。

インド電子請求確認メッセージ

注釈

  • JSON署名ファイルはチャターの添付ファイルにあります。

  • ドキュメントの EDI ステータスは EDIドキュメント タブまたは顧客請求書の 電子請求 フィールドで確認できます。

請求書PDFレポート

検証済の請求書が送信されると、請求書PDFレポートを印刷することができます。レポートには IRNAck. No (確認番号)、 :guilabel:`Ack. Date`(確認日)、QRコード。これらは顧客請求書が検証済のドキュメントであることを証明するものです。

IRNとQRコード

電子請求取消

顧客請求書を取消したい場合は、請求書の その他情報 タブに行き、 取消理由取消コメント フィールドを入力して下さい。そして EDI 取消要求 をクリックします。guilabel:電子請求`フィールドのステータスが :guilabel:`取消 に変わります。

重要

これにより、 電子請求書E-Way bill の両方が取消されます。

取消理由とコメント

注釈

  • 顧客請求書を処理する前に取消を中止したい場合は、 :guilabel:`EDI取消を中止`をクリックして下さい。

  • 顧客請求書の取消を申請すると、Odooは自動的にJSON署名ファイルをNIC電子請求ポータルに送信します。顧客請求書をすぐに処理したい場合は、:guilabel:`今すぐ処理`をクリックして下さい。

GST電子請求検証

顧客請求書を提出した後、GST電子請求システムのウェブサイトから顧客請求書に署名されているかどうかを確認することができます。

  1. 添付ファイルからJSONファイルをダウンロードして下さい。関連する顧客請求書のチャターにあります;

  2. NIC電子請求ポータル を開き、 検索 ‣ 署名済請求書を確認 に移動します;

  3. JSONファイルを選択し、送信します;

    顧客請求書を確認するJSONファイルを選択します

    ファイルが署名されると、確認メッセージが表示されます。

    確認済電子請求書

E-Way bill

セットアップ

Odooは**インド商品およびサービス税 (GST) E-waybillシステム**の要件に準拠しています。

NIC E-Way billでのAPI登録

**API認証情報**を作成するには、 NIC 電子請求書ポータルに登録する必要があります。これらの認証情報は :ref:`Odoo会計アプリ<india/e-waybill-configuration>`の設定に必要です。

  1. :guilabel:`ログイン`をクリックし、:guilabel:`ユーザ名`と:guilabel:`パスワード`を入力して`NIC E-Way仕入先請求書ポータル<https://ewaybillgst.gov.in/>`_にログインします;

  2. ダッシュボードから 登録 ‣ GSP用 に進みます;

  3. OTPを送信`をクリックします。登録した携帯電話番号にコードが届いたら、それを入力して :guilabel:`OTPを検証 をクリックします;

  4. Tera Software Limited が登録済のGSP/ERPリストにあるかどうかを確認します。登録されている場合は、NICポータルへのログインに使用したユーザ名とパスワードを使用します。そうでない場合は、次の手順に従って下さい;

    登録済GSP/ERPのE-Way billリスト
  5. 追加/新規`を選択し、GSP名として :guilabel:`Tera Software Limited を選択し、API用の :guilabel:`ユーザ名`と :guilabel:`パスワード`を作成し、 :guilabel:`追加`をクリックします。

    GSP API登録情報の送信

Odooでの設定

E-Way billサービスを設定するには、 会計 ‣ 設定 ‣ 管理設定 ‣ インド電子WayBill ‣ E-Way billを設定`に進み、 :guilabel:`ユーザ名パスワード を入力して下さい。

E-way bill 設定 Odoo

ワークフロー

E-Way billを送信

E-Way billを送信`をクリックすると、手動でE-Way billを送ることができます。顧客請求書や請求書が確定したときに自動的に E-Way billを送信するには、 :ref:`販売または購買請求書 <india/e-invoicing-journals>E-Way bill (IN) を有効にします。

顧客請求書のE-waybill送信ボタン

請求書検証

:guilabel:`E-Way billの送信`で顧客請求書が発行・送信されると、確認メッセージが表示されます。

インドe-Way bill確認メッセージ

注釈

  • JSON署名ファイルはチャターの添付ファイルにあります。

  • しばらくすると、Odooは自動的にJSON署名ファイルを政府ポータルにアップロードします。顧客請求書をすぐに処理したい場合は、:guilabel:`今すぐ処理`をクリックして下さい。

請求書PDFレポート

E-Way billを提出すると、顧客請求書PDFレポートを印刷することができます。レポートには**E-Way bill番号**と**E-Way bill 有効期限日付**が含まれます。

E-way bill確認番号と日付

E-Way bill取消

E-Way請求書を取消したい場合は、関連する顧客請求書の E-Way bill タブに行き、 取消理由取消コメント フィールドに記入します。次に EDI取消を要求 をクリックします。

重要

これにより、電子顧客請求書 (該当する場合)と E-Way bill の両方が取消されます。

取消理由とコメント

注釈

  • 顧客請求書を処理する前に取消を中止したい場合は、:guilabel:`EDI取消を中止`をクリックして下さい。

  •  E-Way billの取消を申請すると、Odooは自動的にJSON署名ファイルを政府ポータルに送信します。顧客請求書をすぐに処理したい場合は、:guilabel:`今すぐ処理`をクリックします。

インドGST申告

APIアクセスを有効にする

OdooでGST申告を行うには、まずGSTポータルでAPIアクセスを有効にする必要があります。

  1. :guilabel:`ユーザ名`と:guilabel:`パスワード`を入力して`GSTポータル<https://services.gst.gov.in/services/login>`_にログインし、**プロフィールメニュー**の:guilabel:`自分のプロフィール`にアクセスして下さい;

    プロフィールから自分のプロフィールをクリック
  2. APIアクセス管理 を選択し、APIアクセスを有効にするために はい をクリックします;

    はいをクリック
  3. そうすると 期間 ドロップダウンメニューが表示されます。お好みの 期間 を選択し、確認 をクリックします。

OdooでのインドGSTサービス

GSTポータルで APIアクセス を有効にすると、Odooで インドGSTサービス を設定することができます。

:menuselection:`会計 --> 設定 --> 管理設定 --> インドGSTサービス`に進み、 :guilabel:`GST ユーザ名`を入力します。guilabel:`OTPを送信`をクリックしてコードを入力し、最後に:guilabel:`検証`をクリックします。

GSTポータルのユーザ名をユーザ名として入力して下さい。

GST申告記入

:guilabel:`インドGSTサービス`が設定されると、GST申告を行うことができます。:menuselection:`会計 --> レポーティング --> インド --> GST申告期間`に移動し、**GST 申告期間**が存在しない場合は新規作成します。GST申告はOdooでは**3つのステップ**で行います:

注釈

**納税申告期間**はユーザのニーズに応じて<../accounting/reporting/tax_returns>`に設定することができます。

GSTR-1を送信する

  1. ユーザは、**GSTポータル**にアップロードする前に、 GSTR-1 レポートを GSTR-1レポート をクリックして確認することができます;

  2. ユーザは、:guilabel:`生成`をクリックすることで、**スプレッドシートビュー**で**GSTR-1**に提出する詳細を取得することもできます;

    GSTR-1 生成 GSTR-1 スプレッドシートビュー
  3. **GSTR-1**レポートが正しければ、それを**GSTポータル**に送信するために GSTNへプッシュ をクリックします。GSTR-1`レポートのステータスが :guilabel:`送信 に変わります;

    送信ステータス内のGSTR-1
  4. 数秒後、**GSTR-1**レポートのステータスが ステータス待機 に変わります。これは、**GSTR-1**レポートが GSTポータル に送信され、 GSTポータル で検証中であることを意味します;

    ステータス待機でのGSTR-1
  5. さらに数秒後、ステータスが 送信 または 顧客請求書エラー に変わります。ステータスが 顧客請求書エラー の場合は、**GSTポータル**で検証済の請求書の一部が正しく記入されていないことを示しています;

    • **GSTR-1**の状態が:guilabel:`送信済`の場合、**GSTR-1**レポートは**GSTポータル**に提出する準備ができていることを意味します。

      GSTR-1送信済
    • **GSTR-1**の状態が 顧客請求書エラー の場合、顧客請求書にエラーがないか ログメモ で確認することができます。問題が解決されると、ユーザは GSTNへプッシュ をクリックして、**GSTポータル**でファイルを再送信することができます。

      顧客請求書GSTR-1エラー
    顧客請求書ログGSTR-1エラー
  6. **GSTポータル**で**GSTR-1**レポートを提出した後、提出済としてマーク`をクリックして下さい。報告書のステータスが**Odoo**の :guilabel:`提出済 に変わります。

    提出済ステータスGSTR-1

GSTR-2B受信

ユーザは**GSTポータル**から**GSTR-2Bレポート**を取得することができます。これにより、**GSTR-2B**レポートとOdooの仕入先請求書が自動的に消込されます;

  1. GSTR-2B概要を取得`をクリックすると、**GSTR-2B**概要が取得されます。数秒後、レポートのステータスが :guilabel:`受信待ち に変わります。これはOdooが**GSTポータル**から**GSTR-2B**レポートを受信しようとしていることを意味します;

    GSTR-2B受信待ち
  2. さらに、数秒後、**GSTR-2B**のステータスが 処理中 に変わります。これはOdooが**GSTR-2B**レポートと仕入先請求書を消込していることを意味します;

    GSTR-2B受信待ち
  3. それが完了すると、**GSTR-2B**レポートのステータスは 一致 または 部分一致 のいずれかに変わります;

    • ステータスが 照合済 の場合:

      GSTR-2B照合済
    • ステータスが 一部照合済 の場合、消込済顧客請求書を見る をクリックして仕入先請求書を変更することができます。それが完了したら、 再照合 をクリックします。

      GSTR-2B一部照合済 GSTR-2B消込済仕入先請求書

GSTR-3レポート

GSTR-3 レポートは、**販売**と**購買**の月次概要です。このレポートは**GSTR-1**と**GSTR-2**から情報を抽出して自動生成されます。

  1. ユーザは、:guilabel:`GSTR-3レポート`をクリックすることで、**GSTR-3**レポートを**GSTポータル**で利用可能な**GSTR-3**レポートと比較し、一致するかどうかを確認することができます;

  2. ユーザが**GSTR-3**レポートを検証した後、**GSTポータル**で税額納付を完了します。税額納付が完了したら、:guilabel:`決算仕訳`をクリックしてレポートを**終了**することができます。

    GSTR-3
  3. guilabel:決算仕訳 に、GSTポータル でChallanを使用して支払った税額を追加し、 記帳 をクリックして 決算仕訳 を記帳します;

    GSTR-3仕訳記帳
  4. 記帳済になると、**GSTR-3**レポートのステータスは 提出済 に変わります。

    GSTR-3 提出済

税レポート

GSTR-1レポート

GSTR-1`レポートはセクションに分かれています。各セクションの :guilabel:`基本 金額、 CGSTSGSTIGSTCESS が表示されます。

GSTR-1 レポート

GSTR-3レポート

The GSTR-3 report contains different sections:

  • **リバースチャージ**が適用される対内・対外供給の詳細;

  • 対象 ITC;

  • 非課税無税*非GST**対内供給の値;

  • **未登録**者への州間供給の詳細。

    GSTR-3 レポート