AvaTaxの使用¶

AvaTaxはOdooと統合可能なアメリカとカナダの税計算ソフトウェアです。統合設定 が完了すると、税計算が簡単かつ自動で行われます。

税計算¶

AvaTaxを使用すると、販売フロー中にドキュメントを確認することで、Odooの見積書や請求書の税金を自動的に計算できます。また、これらのドキュメントが下書きの段階で 税金の計算 ボタンをクリックして手動で税計算することもできます。

税計算は以下の 自動トリガ と 手動トリガ の状況下でトリガされます。

自動トリガ¶

• メールで送信 ボタン(ポップアップ)を使って販売担当者が見積をメールで送信する場合。

• 顧客がポータルサイトでオンライン見積書を表示する場合。

• 見積が確定し、販売オーダとなった場合。

• 顧客がポータルで顧客請求書を表示する場合。

• ドラフト顧客請求書が検証された場合。

• 顧客がポータルでサブスクリプションを表示する場合。

• サブスクリプションが顧客請求書を生成する場合。

• 顧客がeコマースのチェックアウトの最後の画面に到達した時。

手動トリガ¶

• 見積書の下にある 税を計算 ボタン。

• 見積書の上にある 税を計算 ボタン。

販売税を手動で再計算するには、これらの各ボタンを使用します。

AvaTax同期¶

Odooで 顧客請求書 が作成されると、AvaTaxと同期されます。これは販売税がAvalara(AvaTaxソフトウェア開発元)に記録されることを意味します。

販売アプリ ‣ オーダ ‣ 見積書 に移動します。リストから見積を選択します。

見積書を確認し、配送を確認したら、 顧客請求書を作成 をクリックします。 通常請求書、 前受金(パーセンテージ)、 前受金(定額) のいずれかを指定します。

次に 請求書作成・照会 をクリックします。記録された税金は、顧客請求書の 仕訳帳項目 タブで確認できます。配送先住所 の場所によって税金が異なります。

最後に 確認 ボタンを押すと、顧客請求書が完成し、AvaTaxポータルと同期されます。

定額値引¶

顧客請求書の 明細を追加 をクリックして、大切な顧客に固定価格値引を追加します。プロダクト値引を追加し、価格 にプラスまたはマイナスの値を設定します。税金を再計算するには、 税計算 をクリックします。

ログ管理¶

Avalara/AvaTax のアクションをOdooでログに記録し、さらなる分析や機能の検証を行うことができます。ログは AvaTax 設定からアクセスできます。

AvaTax アクションのログを開始するには、まず 会計アプリ ‣ 設定 ‣ 管理設定 に移動します。

次に、 税 セクションの AvaTax 設定の下で、 30分間ログを開始 をクリックします。

ログプロセスを開始すると、Odooはデータベースで実行されたAvalara/AvaTax のアクションを全てログに記録します。

ログを表示するには、30分間ログを開始 の右にある ログを表示 をクリックします。これにより、Avalara/AvaTax のアクションの詳細リストが表示されます。このリストは以下の列でソートできます:

• Created on: timestamp of the AvaTax calculation.

• 作成者: データベース内のユーザの数値。

• データベース名: データベースの名前

• タイプ: このフィールドには サーバ または 顧客 の2つの値を指定できます。

• 名前: Avalaraのサービス名。この場合、AvaTax となります。

• レベル: デフォルトでは `INFO`になります。

• パス: 計算を行うためのパスを示します。

• 明細: 計算が行われる明細を示します。

• 関数: 明細で行われる計算を示します。

ログ明細をクリックすると メッセージ という別のフィールドが現れます。

このフィールドには、Avalara AvaTax API を使用した顧客請求書の作成 (または調整) を含む取引の未編集の転記が入力されます。

取引には、発送元および発送先の住所、プロダクトやサービスの明細、税コード、税額、その他の関連情報などの詳細が含まれます。

メッセージ には、異なる管轄用に計算された税が含まれ、取引の作成(または調整)を確認します。