予定日前引当¶
予定日前 引当は、販売オーダ(SO)に含まれるプロダクトを引当する際に、配送予定日 前 の最大日数として機能する特定の日数をユーザが選択できる引当方法です。
参考
設定¶
引当方法を 予定日前 に設定するには、 オペレーションタイプ を選択するか、 新規 をクリックして新規作成します。
に移動します。次に、設定したい概要 タブで、引当方法 フィールドを探し、予定日前 を選択します。
注釈
オペレーションタイプ フォームの オペレーションタイプ が 入荷 に変更された場合、引当方法は利用でき ません。
選択されると、下に新しい 予定日前に引当 フィールドが表示されます。このフィールドでは 日前 と 重要度の高い日までの日数 をデフォルトの 0
から変更することができます。
日前 の値を変更すると、プロダクトを予約する予定日の最大日数が変更されます。
重要度の高い日までの日数 の値を変更すると、転送が星付き(お気に入り)の場合にプロダクトが引当される予定日の最大日数が変更されます。
Example
ここでは、日前 の値を2日前、日前(星付き) の値を3日前に設定しています。
つまり、通常配送オーダは配送予定日の2日前、星付き(お気に入り)配送は配送予定日の3日前にプロダクトが予約されます。
これは、以下のワークフローに適用される設定です。
プロダクトフォームを編集¶
予定日前 引当方式を使用する前に、この方式で販売予定のプロダクトに 顧客リードタイム が追加されていることを確認して下さい。
そのためには
に移動し、設定したいプロダクトを選択します。プロダクトフォームで 在庫 タブをクリックし、 物流 セクションで 顧客リードタイム フィールドの値を変更します。
このワークフローの例では、5
日に変更します。
これは、この特定のプロダクトの予定納期を、配送オーダの作成日から5日後に設定します。
ワークフロー¶
予定日前 引当方法がどのように機能するかを見るには、
に移動して新しい SO を作成して下さい。顧客 フィールドで顧客を追加し、次に、オーダ明細 タブで、プロダクト追加 をクリックし、見積フォームに追加する 顧客リードタイム が設定されているプロダクトをドロップダウンメニューから選択します。
最後に 数量 列で、販売するプロダクトの希望する数量を調整します。
このサンプルワークフローでは、 数量 を 10
に設定します。
準備ができたら、確認 をクリックして販売オーダを確定します。
プロダクト明細の緑色の 📈(エリアグラフ) アイコンをクリックすると、プロダクトの 利用可能 ツールチップが表示されます。このツールチップには、このオーダ用の引当済単位数が表示されます。引当方法が 予定日前 に設定されているため、 引当済 の数量は 0単位
と表示されます。
しかし、その下には 利用可能な在庫
と表示されています。これは数量は入手可能であるが、このワークフローの例では予定日がオーダから5日後であるためです。
引当は配送予定日の2日前からとなるため、それまではプロダクトの引当はできません。
注釈
SO に含まれる商品の在庫が十分で ない 場合、📈(エリアグラフ) のアイコンは緑ではなく赤になります。
利用可能 ツールチップは、オーダに対して予約されたユニット数を表示する代わりに、引当済 と表示し、使用可能なユニット数を表示します。 (例: 0個
)。
さらに、セット補充か入荷中のものがない限り、赤い文字で 利用可能予定なし と表示されます。
配送 スマートボタンをクリックすると配送オーダフォームが表示されます。
配送オーダフォームの プロダクト利用可能 フィールドのステータスが、緑ではなく黄色のテキストで 利用可能
と表示されています。これは、このオーダに対して十分な在庫があるにもかかわらず、数量がまだ予約されていないためです。
プロダクト利用可能 フィールドの上にある 予定日 フィールドには、オーダ作成日から5日後の日付が表示されていることに注意して下さい。これは今日の日付から3日後(配送予定日の2日前)までプロダクトが引当されていないことを示しています。
プロダクト 行の オペレーション タブで、 需要 列と 数量 列の数字が一致していません(この場合、 需要 列には 10.00
が、 数量 列には 0
が表示されます)。
数量 列に 0
と表示されているのは、プロダクトが配送日の 2日前 まで引当されていないためです。Odooは予定日が来ると自動的にプロダクトを引当し、その時点で 需要 と 数量 列が一致します。
ちなみに
もし SO 内のプロダクトが予約予定日よりも 早く 予約されるべき場合は、予約を手動で上書きすることができます。予定よりも早くプロダクトを手動で予約するには、フォーム上部の 利用可能確認 をクリックして下さい。
これは プロダクト利用可能 フィールドの 利用可能
ステータスを緑色にし、 数量 列の数値を 需要 列と一致するように変更します。
用意ができたら、検証 をクリックします。