プロジェクトマイルストンの請求¶
プロジェクトのマイルストンに基づく請求書は、高額プロジェクトや大規模なプロジェクトに使用することができます。プロジェクトにおける一連のマイルストンは、プロジェクトおよび/または契約を見込通りに完了させるための作業順序を明確に示します。
このような請求方法によって、会社はプロジェクト期間を通じて一貫した資金を確保することができます。顧客はプロジェクトが進行する各段階を注意深く監視することができ、さらに、一度に多額の請求書を支払うのではなく、数回に分けて支払うことができます。
マイルストンプロダクトを作成する¶
Odooでは、プロジェクトの各マイルストンは個別のプロダクトとみなされます。
そうしたプロダクトを作成または設定するには、まず に移動します。次に、プロダクトをクリックするか、:guilabel:`新規`をクリックして新しいプロダクトを作成します。
マイルストンに基づいて請求書を発行するオプションは、特定のプロダクトタイプでのみ利用可能です。
プロダクトフォームの 一般情報 タブの下、 プロダクトタイプ フィールドを、 サービス、 イベントチケット、 イベントブース、 コース のいずれかで設定する 必要があります 。
これらの プロダクトタイプ オプションのいずれかを選択した状態で、 請求方針 ドロップダウンメニューから マイルストンに基づく を選択します。
その下に オーダで作成 フィールドがあります。
ワークフローをできるだけシームレスにするため、オーダで作成 フィールドのオプションを選択することをお勧めします。
注釈
デフォルトの なし オプションのままにしておいても、希望のワークフローに支障を来すことはありません。ただし、販売オーダフォームから直接特定のプロダクトでプロジェクトを作成する 必要があります 。プロジェクトが作成されると、マイルストンやタスクが作成・設定できるようになります。
オーダで作成 のデフォルトオプションである:guilabel:なし をクリックすると、ドロップダウンメニューが表示され、以下のオプションが表示されます:
タスク: 特定のプロダクトがオーダされると、Odooは プロジェクト アプリ内にこのマイルストンに関連するタスクを作成します。
プロジェクトタスク: 特定のプロダクトがオーダされると、Odooは プロジェクト アプリにこのマイルストンに関連するプロジェクトとタスクを作成します。
プロジェクト: 特定のプロダクトがオーダされると、Odooは プロジェクト アプリにこのマイルストンプロダクトに関連するプロジェクトを作成します。
タスク を選択すると、 プロジェクト フィールドが表示されます。このフィールドで、作成したタスクを プロジェクト アプリ内のどの既存プロジェクトに関連させるかを選択します。
When Project & Task or Project is selected, two new fields appear: Project Template and Workspace Template.
プロジェクトテンプレート フィールドは、この特定のプロダクトがオーダされたときに作成されるプロジェクトに使用するテンプレートオプションを表示します。
guilabel:ワークスペーステンプレート フィールドは、この特定のプロダクトがオーダされたときにプロジェクト用に自動生成されるワークスペース( プロジェクト アプリではなく、ドキュメント アプリ用)に使用するテンプレートオプションを提供します。
ちなみに
整理するためには、プロダクトフォームの 販売 タブをクリックし、 販売説明 フィールドにカスタム 'マイルストン' 関連の記述子を入力します。この情報は販売オーダの オーダ明細 タブの 説明 列に表示されます。
または、販売オーダの オーダ明細 タブにある 説明 フィールドを直接編集/変更して下さい。
これは必須では ありません。
マイルストンを請求する¶
注釈
以下のフローでは、プロダクトタイプ に サービス、オーダで作成 フィールドに タスク が設定されたマイルストンプロダクトを紹介します。
これらのタスクはあらかじめ存在する プロジェクト に添付され、この場合は リブランディングプロジェクト というタイトルになります。
マイルストンを請求するには、マイルストンプロダクトで販売オーダを作成します。そのためには に進みます。そうすると空白の見積書フォームが表示されます。
この見積フォームから 顧客 を追加します。次に、 オーダ明細 タブの プロダクト追加 をクリックします。次に、オーダ明細 タブにマイルストンプロダクトを追加します。
対応するマイルストンプロダクトが追加されたら、確認 をクリックしてオーダを確認すると、見積が販売オーダに変わります。
オーダーが確認されると、プロダクトフォームの オーダで作成 フィールドで選択された内容に基づいて、販売オーダの上部に新しいスマートボタンが表示されます。
販売オーダから マイルストン スマートボタンをクリックします。空白の マイルストン ページが表示されます。新規 をクリックしてマイルストンを追加します。
マイルストンの 名前 を入力します。次に、対応する 販売オーダ項目 に適用します。最後に、必要であればマイルストンに 期日 を割当てます。
マイルストンの販売オーダ項目全てについて、このプロセスを繰り返します。
次に、パンくずリストを使って販売オーダに戻ります。販売オーダから タスク スマートボタンをクリックします。そうすると、 タスク ページが表示され、 オーダで作成 フィールドにそのオプションが指定されている各販売オーダ項目のタスクが表示されます。
設定されたマイルストンを手動でタスクに割当てるには、目的のタスクをクリックするとタスクフォームが表示されます。タスクフォームの マイルストン フィールドで、このタスクが接続されるべき適切なマイルストンを選択します。
マイルストンのタスク全てについてこのプロセスを繰返します。
これらのタスクが適切に設定されると、従業員はタスクに関連するメモを追加するだけでなく、タスクに取り組んでいる進捗状況を記録します。
そして、そのタスクが完了すれば、マイルストンに到達したことになります。その時点が、そのマイルストンを請求する時です。
マイルストンに請求書を発行するには、まず販売オーダに戻ります - パンくずリンクから、または に移動し、該当する販売オーダを選択します。
販売オーダフォームに戻って、マイルストン スマートボタンをクリックし、その特定のタスクの 到達済 列のボックスにチェックを入れます。
次に、販売オーダに戻ります。 マイルストン ページの 販売オーダを見る をクリックするか、パンくずリンクを使用して下さい。
販売オーダに戻ると、マイルストンに到達した明細項目の 配送済 列が埋まっています。これはマイルストンが達成され、配送されたためです。
左上の 請求書作成 をクリックします。そうすると 請求書作成 ポップアップウィンドウが表示されます。
請求書作成 ポップアップウィンドウで、 請求書作成 オプションをデフォルトの 通常請求書 選択のままにしておき、 ドラフト請求書作成 ボタンをクリックします。
ドラフト請求書作成 をクリックすると、Odooは 顧客請求書ドラフト を表示し、達成したマイルストン のみ を:guilabel:請求明細 タブに表示します。
この請求書ページから、確認 ボタンをクリックして請求書を確認します。そして、顧客がこのマイルストンの支払を完了したら、 支払登録 をクリックします。
guilabel:`支払登録`をクリックすると、:guilabel:`支払登録`ポップアップウィンドウが表示されます。
このポップアップウィンドウで、自動入力されたフィールドの内容が正確であることを確認し、 支払作成 をクリックします。
クリックするとポップアップウィンドウは消え、Odooはそのマイルストンの請求書に戻り、右上に緑色の 支払中 バナーが表示されます。このバナーは請求書が支払われたことを意味します。
次に、パンくずリンクから販売オーダに戻ります。販売オーダに戻り、オーダ明細 タブで、請求と支払が完了したマイルストンの 請求済 列が埋まっています。
また、販売オーダの上部に新しい:guilabel:請求書 スマートボタンがあります。これをクリックすると、この販売オーダに関連する全ての請求書が表示されます。
マイルストーンごとに上記のプロセスを繰返し、完了させて下さい。
プロジェクト全体が完了し、各マイルストンに請求書が発行され、オーダ全体が全額支払われるまで、このプロセスを続けます。
参考