銀行消込¶
銀行消込 とは、 顧客請求書、 仕入先請求書、 支払書 のような、 銀行取引 とビジネスの記録を照合する処理です。これは殆どの企業にとって義務であるだけでなく、財務報告におけるエラーのリスクの低減、不正行為の検出、キャッシュフロー管理の改善といった利点があります。
銀行 消込モデル を利用して、Odoo一致する仕訳を自動的に事前選択できます。
参考
銀行消込ビュー¶
銀行仕訳帳の 消込ビュー にアクセスするには、会計ダッシュボード または以下に移動して下さい:
仕訳帳名(例 銀行)をクリックすると、全ての取引が表示されます。
消込項目 ボタンをクリックすると、Odooが消込のために事前に選択した全ての取引が表示されます。検索バーから 不一致 フィルタを削除すると、過去に消込された取引が表示されます。
銀行消込ビューは、取引、相手方勘定仕訳、結果仕訳の3つの異なるセクションで構成されています。
取引を消込¶
取引は 消込モデル を使って自動的に照合することもできますし、 既存仕訳, バッチ支払, 手作業, 消込モデルボタン を使って消込することもできます。
一致しない銀行取引の中から取引を選択します。
相手方項目を定義します。相手方項目の定義にはいくつかのオプションがあります。 既存の仕訳を突合, 手作業, バッチ支払, 消込モデルボタン などがあります。
結果仕訳が完全にバランスされていない場合、別の既存の対応する仕訳を追加するか、 手動操作 でそれを書き出すことでバランスを取ります。
検証 ボタンをクリックして照合を確認し、次の取引に進みます。
ちなみに
特定の取引の照合方法がわからず、後で処理したい場合は、代わりに 未確認 ボタンを使用してください。未確認 としてマークされた全ての取引は、未確認 フィルタを使って表示することができます。
注釈
銀行取引は、消込が行われるまで 仕訳帳仮勘定 に計上されます。この時点で、消込は銀行未消込勘定を対応する売掛勘定、買掛勘定、または未消込勘定に置き換えることで、取引仕訳を修正します。
既存の仕訳を突合¶
このタブには、消込モデルに従ってOdooが自動的に事前選択した一致する仕訳が表示されます。仕訳のオーダは 消込モデル に基づき、推奨される仕訳が最初に表示されます。
ちなみに
既存の仕訳を突合 タブ内の検索バーでは、特定の仕訳帳項目を検索することができます。
バッチ支払¶
バッチ支払 を使うと、異なる支払をグループ化して消込を簡単に行うことができます。バッチ支払 タブを使用して、顧客や仕入先のバッチ支払を検索します。既存の仕訳を突合 タブと同様に、バッチ支払 タブにも検索バーがあり、特定のバッチ支払を検索することができます。
手動操作¶
選択した取引に一致する既存の仕訳がない場合は、正しい勘定科目と金額を選択して手動で取引を消込することができます。次に、関連するオプションフィールドを入力します。
ちなみに
全額支払 オプションを使用すると、部分的な支払しか受取っ ていない場合でも、支払を消込することができます。結果入力セクションに新しい行が表示され、デフォルトで売掛金に登録されている未決済残高が反映されます。結果の入力セクションの新しい行をクリックし、未決済残高を記録する 勘定科目 を選択することで、別の勘定科目を選択することができます。
注釈
消去の入力が必要な場合を除き、明細は自動的に照合され、消込ウィザードのアクションが開始されます。