廃棄在庫¶
企業の倉庫在庫にあるプロダクトに、修理可能な限度を超えた損傷や欠陥が見つかることがあります。プロダクトを修理したり、仕入先に返品することが不可能な場合、廃棄されることがあります。
Odoo 在庫 ではユーザが在庫を廃棄することができ、廃棄(またはリサイクル)するために使用できなくなった商品や販売できなくなった材料を指定することができます。
データベースで在庫を廃棄すると、物理的な在庫から廃棄プロダクトを削除し、仮想haiki ロケーション(仮想ロケーション/廃棄)に置くことで、在庫数を正確に保つことができます。
注釈
Odooの仮想ロケーションは倉庫内に実在する物理的なスペースでは ありません。仮想ロケーションとは、倉庫内の物理的なスペースではなく、物理的な在庫にカウントされない項目を追跡するためのデータベース上のロケーションです。
仮想ロケーションの詳細については、以下のドキュメントを参照して下さい ロケーションタイプ
在庫から廃棄¶
在庫プロダクトの新規廃棄オーダ (SP) を作成するには、 新規 をクリックします。新規|SP|フォームが開きます。
に移動し、プロダクト フィールドのドロップダウンメニューをクリックし、在庫から廃棄するプロダクトを選択します。数量 フィールドで、値を廃棄するプロダクトの数量に変更します(デフォルトでは、この値は 1.00
に設定されています)。
移動元ロケーション のデフォルトは、プロダクトが現在保管されている場所です。廃棄ロケーション のデフォルトは指定された廃棄ロケーション (仮想ロケーション/廃棄) です。これらのロケーションは、それぞれのドロップダウンメニューから別のロケーションを選択することで変更できます。
廃棄が特定の既存のオペレーションに関連している場合は、 移動元ドキュメント フィールドにそのオペレーションを指定します。
会社 フィールドには、このプロダクトが属する倉庫の会社が表示されます。廃棄するプロダクトに補充規則が設定されており、プロダクトを補充する必要がある場合は、 補充数量 のチェックボックスにチェックを入れます。
準備ができたら、検証 をクリックして新しい SP (廃棄オーダ)を完成させます。検証済になると、フォームの上部に プロダクト移動 スマートボタンが表示されます。スマートボタンをクリックすると、廃棄オペレーションの詳細が表示されます。
ちなみに
廃棄された品目の全ての合計数量を表示するには、 検索... バーの 内部 フィルタ上にある x (削除) ボタンをクリックし、仮想ロケーションを表示します。
に移動します。仮想ロケーション/廃棄 ロケーションを選択します。廃棄 ロケーションのフォームから、フォーム上部の 現在の在庫 スマートボタンをクリックします。
全ての廃棄プロダクトとその数量のリストが表示されます。
既存オペレーションからの廃棄¶
廃棄オーダ(SP)は、オペレーションのために在庫に入出庫する前に、入荷、配送オーダ、内部運送など、既存のオペレーションから作成すること*も*できます。
オペレーション中にプロダクトを廃棄するには、 在庫概要
から、オペレーションのタスクカード(つまり 入荷 タスクカード)の # 未処理 ボタンをクリックします。
次に、表示された既存のオーダリストから処理するオペレーションを選択すると、そのオペレーションのフォームが開きます。
(歯車) アイコンをクリックし、ドロップダウンメニューから 廃棄 を選択します。これにより プロダクト廃棄 ポップアップウィンドウが開きます。
このポップアップウィンドウから、プロダクト フィールドのドロップダウンメニューをクリックし、廃棄するプロダクトを選択します。必要に応じて 数量 フィールドの値を調整します。
選択した プロダクト がロット番号またはシリアル番号を使って追跡されている場合、 ロット/シリアル フィールドが表示されます。そのフィールドに追跡番号を指定して下さい。
必要に応じて 移動元ロケーション と 廃棄ロケーション を変更することができます。廃棄するプロダクトに補充規則が設定されており、プロダクトを補充する必要がある場合、 補充数量 のチェックボックスにチェックを入れます。
準備ができたら、 プロダクト廃棄 をクリックします。オペレーションフォームの上部に 廃棄 スマートボタンが表示されます。このスマートボタンをクリックすると、このオペレーションで作成された全ての廃棄オーダの詳細を見ることができます。