Tier 8 フランス 中戦車(課金戦車) / 略称:Lorr. 40 t / 日本語表記:ロレーヌ 40t
↑HD化に伴い、砲塔基部の予備履帯や砲塔上部の機銃などが追加されている。
砲塔後部にベトナムの伝統的な帽子ノンラーが引っ掛けられている。*1
スペック(v1.26.0)
車体
耐久値 | 1,300 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 40/30/25 |
最高速度(前/後)(km/h) | 60/23 |
重量(t) | 40.00 |
実用出力重量比(hp/t) | 21.25 |
本体価格(Cr) | 10,700G相当 8,000ボンズ |
修理費(Cr) | 7,410-14,305 |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 支援型中戦車 |
武装
名称 | 連射間隔(s) | 弾倉交換時間(s) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 弾倉合計攻撃力 | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 弾倉/総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
100 mm SA47 A | 2.5 | 36 | AP APCR HE | 232 263 50 | 300 300 400 | 1,200 | 0.38 | 2.7 | 1,000 1,250 1,000 | 4/48 | 1,030 4,000 650 | 3,000 | -8°/+15° |
---|
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Lorraine 40 t | 45/30/20 | 36 | 380 | 7,500 |
---|
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Maybach HL 235 (850) | 850 | 20 | 750 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Lorraine 40 t | 43 | 34 | 7,700 |
---|
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
SCR 508/2 | 750 | 100 |
---|
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner(Loader) | 3 | Driver |
---|
拡張パーツ
Class2 | × | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
○ | ○ | Class1 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 13.22% | 2.62% |
移動時 | 9.92% | 1.96% |
車両に関する変更履歴
v0.7.1 | Tier8通常中戦車として新規実装 |
v0.7.5 | Tier8→Tier9へ格上げ |
v0.9.15.1 | Bat.-Châtillon 25 t APに置き換えられ削除 |
v0.9.17.1 | HD化 Tier8課金中戦車として再実装 |
v1.26.0 | 車長のサブ職能(装填手)を削除 |
解説
- 概要
v0.9.17.1で再実装されたTier8フランス課金中戦車。
1950年代初期、ロレーヌ社がAMX 50の軽量版として開発した揺動砲塔の試作中戦車である。
v1.20.0よりボンズショップで販売されるようになった。
- 火力
Tier8課金戦車としては初の自動装填装置を搭載している。
俯角は-8°と十分な値であり、後述する紙装甲、低体力をカバーするためにもハルダウンは積極的に行いたい。- 100 mm SA47 A
Lorraine 40 tの史実砲。
単発火力・貫通力は同格重戦車AMX 50 100や格上中戦車Bat.-Châtillon 25 t APの100 mm SA47と同等であり、通常弾の貫通力はTier8中戦車トップである。
なお、こちらは1セット4発と弾倉火力が低下しているが、弾倉交換時間が約36秒へ短縮された事で射撃機会を逃しにくくなっている。
精度・照準時間は微妙な値だが、連射間隔は通常ツリーのフランスオートローダー車両より僅かに速くなっている。
マガジン全弾を貫通させれば同格の大半の車両を瀕死に追い込む火力を持っている、しかしローダー全般に言える事だが装填時間にまとわりつかれれば簡単に死んでしまう為、味方のフォローが望めない場所での単独行動は控えよう。
ローダーの割に単発火力も同格MT内で平均以上なので、単発撃ち逃げや障害物越しのターン制バトルでもそれなりの攻撃力を発揮する事ができる。
- 100 mm SA47 A
- 装甲
フランス戦車の例に漏れず全く頼りにならず、被弾=ダメージと考えるべきである。
同格以上の自走砲の弾が貫通する確率も高いので、自走砲回避は必須。
また車体が重戦車並に大きな箱型であり、跳弾や回避も難しい。
耐久値も1,300と低めである。
隠蔽率は見た目とは裏腹にそれほど悪くない値であり、中戦車としてはやや低め程度に収まっている。
- 機動性
Tier8中戦車トップクラスの最高速度(前進60km/h、後退23km/h)を持ち、出力重量比も上位で高水準。
車体の旋回速度は遅く、履帯性能のせいかスペック値より若干もたつく感じはあるが、同格内では優秀な機動力を持ち、自慢の瞬間火力を生かすために必要な陣地転換も十分行える。
- 総論
装甲を犠牲に瞬間火力・機動力を重視した、典型的なフランスの高Tierオートローダー中戦車である。
Tier9通常戦車時代から色々と性能が変更されているが、基本的な特徴はそのまま継承されている。
最前線を張れる車両ではない為、自慢の火力と足で味方を支援していこう。
オートローダーの基本に忠実な立ち回りを徹底する事で真価を発揮できるだろう。
尚、通常弾でも貫通力は十分であり、クレジット稼ぎには最適な課金戦車の一つと言える。
- 概要
v0.7.1アップデートで追加されたTier9フランス中戦車。
v0.7.5でTier8から9へ格上げされた。
v0.9.15.1アップデートでBat.-Châtillon 25 t APに置き換えられ削除された。
Lorr. 40tがエリート化されていれば、B-C 25 t APもエリート化される。
v0.9.17でHD化された(削除されているが)(おそらくテスト中のTier8課金戦車verをHD化したと思われる)。
- 火力
AMX13系軽戦車から中戦車にカテゴリが変わり、ここから攻撃面が充実する。
新たに追加された100mm SA47は貫通と威力のバランスが良く、自動装填装置も6発装填という優秀砲である。
砲自体の精度も良いが、揺動砲塔は安定性が悪く、少しの機動や旋回でもレティクルが大きく開くのが欠点。
因みに初期状態では90mm F3を装備しているが、Tier9中戦車としては貫通力と精度が不十分である。
それを補うために重戦車ルートで先に開発しておくと乗り出しが楽になる。履帯の換装は拡張パーツ重量50kg以内に抑えれば後回しに出来る。
- 装甲
一方、Panther系中戦車を思わせる車体はAMX 13 90から格段に大型化しており、中戦車としては隠蔽率が低い。それでいて装甲は最大40mmと極めて薄く、傾斜を加味しても防御面は全く頼りにならない。
この特性故に、それまでの軽戦車ルートの戦い方を応用すると瞬く間に撃破され、全く戦果が挙がらないだろう。本車の性能を出し切るためには、これまで進めて来た軽戦車ルートの戦い方を大きく変える必要がある。フランス重戦車ルートを進めている場合、むしろそちらの戦い方のほうが参考になるだろう。
- 機動性
機動性は加速、旋回性、最高速の全てが優秀で、非の打ち所がないハイバランスである。特に車体旋回は高性能で、最終エンジンと最終履帯ならばB-C 25 tより回頭が速い。初期エンジンでもかなりの出力を誇るため、素早い陣地転換が可能である。
- 総論
隠蔽率が大幅に低下している等、運用はより癖が強くなっている。しかし、装甲の薄さから正面きっての打ち合いは不得手なものの、機動性と攻撃性能の高さはそれを補って余りある。砲の精度も良い為、遠距離からの狙撃もある程度はこなせるなど、正面戦闘以外は多彩な戦い方が可能だ。
史実
Lorraine 40 tは、ロレーヌ社が開発した揺動式砲塔の試作中戦車である。
1940年代後半、AMX社(イシィ・レ・ムリノー工廠)を中心にM4計画からAMX 50が開発されていた時、ロレーヌ社はJagdpanzer IVと類似した試作対戦車自走砲を開発し、試験を行っていた。
これはCanon D'Assaut Lorraineと呼ばれ、重量25トン、主砲は100 mm SA47を搭載し、最高速度60km/hで移動可能であった。
この車両の特徴は、転輪を鋼製ではなく空気圧式ゴムタイヤを搭載し、車重を軽減していた事である。
この車両をベースにLorraine 40 tやLorraine試作自走砲などが開発された。
↑Canon D'Assaut Lorraine
1952年、ロレーヌ社はAMX 50の軽量版の開発を要求された。
ロレーヌ社はゴムタイヤを採用していたCanon D'Assaut Lorraineの車体に揺動砲塔と100 mm SA47を搭載し、AMX 50から装甲を削減する事で軽量化を達成した。
揺動砲塔は、主砲の俯仰角を作る上部と砲塔を旋回させる下部の計2つのパーツから構成されており、-8°/+15°の範囲で主砲を可動できた。
車内の弾薬庫には50発の砲弾を積載し、ドラム式自動装填装置が導入されていた。
↑仰角をとるLorraine 40 t
エンジンにはAMX 50用のMaybach HL 295(850馬力)*2が使用され、元の車両よりも軽量であった事から良好な加速性能を有していた。
IS-3の影響から車体正面には楔型装甲も取り入れられていたが、軽量化の為に徹底的に装甲を削っていたので効果は限定的であった。
ロレーヌ社の努力により、AMX 50の搭載砲を維持しつつ、53.7トンから39.7トンまで重量を削減できていた。
↑メンテナンス中のLorraine 40 t
しかし、アメリカから(朝鮮戦争の終結により余剰となっていた)M47 Pattonがフランスに供与されると、それらの導入・整備が高コストであった事から、AMX 50系列を新たに開発・量産する余力が無くなり、まとめて開発中止となってしまった。
同様にLorraine 40 tの開発も1953~1954年に試作段階で中止となった。
なお、ロレーヌ社自体も1950年代後半にアメリカの企業に買収されている。
フランスが国産の主力戦車開発へ再び舵を切る事になるのは、のちにドイツと主力戦車の共同開発が提案された時であった。
↑試験時のLorraine 40 t
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