日本 RankVII 自走式対空砲 Type 93 / 高機動車 93式近距離地対空誘導弾(近SAM)装備型
概要
Update 1.99 “Starfighters”にて実装された日陸ランクVIIの地対空ミサイル車両。
91式携帯地対空誘導弾を、トヨタ自動車が開発した高機動車(通称 コウキまたは疾風)の車体に配置した車両である。
陸上自衛隊に所属する現役の対空ミサイルである。
車両情報(v1.99)
必要経費
必要研究値(RP) | 260,000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 710,000 |
乗員訓練費(SL) | 200,000 |
エキスパート化(SL) | 710,000 |
エース化(GE) | 2,100 |
エース化無料(RP) | 1,080,000 |
バックアップ(GE) | 50 |
護符(GE) | 2,800 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 9.3 / 9.3 / 9.3 |
RP倍率 | 2.32 |
SL倍率 | 1.3 / 1.4 / 1.7 |
最大修理費(SL) | 3320⇒4621 / 1930⇒2686 / 10050⇒13989 |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 88.1⇒**.* / 59.5⇒**.* |
俯角/仰角(°) | 0/70 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 19.5⇒**.* |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 二軸 / *** |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 0 / 0 / 0 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 0 / 0 / 0 |
船体崩壊 | 有 |
重量(t) | 4.2 |
エンジン出力(hp) | 213⇒*** / 133⇒*** |
3,400rpm | |
最高速度(km/h) | 136 / 125 |
実測前進~後退速度(km/h) | 85 ~ -40 / 85 ~ -40 |
視界(%) | 70 |
乗員数(人) | 3 |
レーダー
分類 | 有無 | 距離 (km) |
---|---|---|
索敵レーダー | 無 | - |
追跡レーダー | 無 | - |
光学索敵センサ | 無 | - |
光学追跡センサ | 有 | ** |
敵味方識別装置 | 無 | - |
光学装置
倍率 | 暗視装置 | 種類 | 世代 | |
---|---|---|---|---|
IR投光器 | - | 無 | - | - |
車長 | - | - | - | - |
砲手 | 6.0x-12.0x | 有 | 熱線 | 第三 |
操縦手 | 1.0x | 有 | 赤外線 | - |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
---|---|---|---|---|
主砲 | Type 91 SAM | 8 | 8 | - |
弾薬*1
名称 | 弾種 | 弾頭重量 (kg) | 弾速 (m/s) | 誘導 システム | 射程 (km) | 爆薬量 (kg) | リロード | 貫徹力(mm) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
距離10~2000m | ||||||||
Type 91 | SAM | 7.7 | 1000 | 全自動 | 7.00 | 0.648 | 無 | - |
車両改良
Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
---|---|---|---|---|
I | タイヤ | 11,000 | 17,000 | 290 |
修理キット | 3,000 | |||
砲塔駆動機構 | 11,000 | |||
NVD(暗視装置) | ||||
II | サスペンション | 13,000 | 20,000 | 340 |
ブレーキシステム | ||||
手動消火器 | 3,900 | |||
航空攻撃 | 13,000 | |||
III | フィルター | 19,000 | 30,000 | 500 |
救急セット | ||||
昇降機構 | ||||
IV | 変速機 | 15,000 | 23,000 | 400 |
エンジン | ||||
砲撃支援 | ||||
レーザー測距儀 | ||||
強化照準器 |
カモフラージュ
既定 | |
---|---|
[添付] | |
条件 | - |
説明 | 標準カモフラージュ |
後期グリーン迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 650撃破または200GE |
説明 | 森林などで効果を発揮する。 |
ベージュグレーグリーン迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 200GE |
説明 | 砂漠系マップなど茶色系の色が目立つマップで活躍する。 |
二色迷彩グリーン | |
[添付] | |
条件 | 320撃破または200GE |
説明 | 良く知られた自衛隊の迷彩 |
多色迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 200GE |
説明 | 砂漠系マップなど茶色系の色が目立つマップで活躍する。 |
後期二色迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 200GE |
説明 | 良く知られた自衛隊の迷彩 |
冬季迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 810撃破 |
説明 | 冬季マップで効果を発揮する。 |
後期冬季迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 200GE |
説明 | 冬季マップで効果を発揮する。 |
夏迷彩(アッシュ) | |
[添付] | |
条件 | 1130撃破または200GE |
説明 | 森林などで効果を発揮する。 |
夏迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 200GE |
説明 | 森林などで効果を発揮する。 |
秋季迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 970撃破または200GE |
説明 | 砂漠系マップなど茶色系の色が目立つマップで活躍する。 |
研究ツリー
前車両 | Type 87 |
---|---|
次車両 | Type 81 (C) |
解説
誘導モードについて
この車両とType 81 (C)には従来の赤外線追尾のほかにもう一つ、画像誘導モードなるものが搭載されている。開発者のコメントは、「短SAMミサイルには、視界が良好な日中の空を背にしている場合、目標を遠距離から捕捉することが可能になるフォトコントラストモードを実装します。このモードが有効の場合、目標を捕捉する際の耐干渉性も高くなります。しかし、夜間に使用する際は、地表を背景にしている目標を捕捉することはできません。例えば、自身が地上にいて、山の傾斜面に位置する目標を捕捉しようとする場合などを挙げることができます。このフォトコントラストモードに関する詳細は、今後の開発記事で発表する予定です。」とのこと。
簡単に言うと、日中であれば、遠距離で赤外線シーカーが捕捉できなくても、画像誘導モードであればロックオンできちゃうよ!という事。これは遠距離から空対地ミサイルを撃ってくるヘリコプターや、ロックオン圏外から誘導爆弾を落としてくる戦闘機にも対処できるようになったといえよう。
画像・熱源誘導自動切替モード | 熱源誘導モード | 画像誘導モード フォトコントラストモード |
時と場合によって熱源、画像誘導を切り替える*2。 | 熱源誘導のみ | 画像誘導のみ |
なおこのミサイルにはAIM-9M/R-73と同じ系統(シーカーシャットオフ、FoV縮小)のIRCCMが搭載されている。これは、フレアなどのCM*3を検知するといったんシーカーを閉じ、一定時間後にシーカーを再起動し再補足する機能と、シーカーの視界を狭めてエンジンの排熱以外の熱源を映りにくくする機能の複合タイプ。よって、方向を変えないような単純な旋回や、フレアを用いたとしても緩い旋回だったり、進行方向を変えない場合、シーカーが再補足するため撃墜を非常に見込みやすい。ただし大量のフレアを一気に投下された場合、シーカーが徐々にずれ始めていくことがあるようだ。
特徴
【火力】
日本陸対空ツリーの最後を飾る地対空ミサイル車両。こんなのが最後?とか言わない!
Type 87との変更点は主に3つ。
①対空レーダーが無くなった代わりに光学式照準器を搭載。
②赤外線式暗視装置から、熱線暗視装置に変更。
③偵察機能がある。
お世辞にも強い・・・とは言えないが、度重なるアップデートによりかなり使えるというより今までが悲惨だっただけだが・・・車両となった。
まず、対空レーダーを装備していない点だが、これはすなわち敵対地攻撃機からの視認が極めて難しいということ。逆に言えば長年の勘と経験を頼りに索敵しなければならないのだが。
RWRで反応がないため、ミサイルの発射煙を視認→発射地点の特定→攻撃位置に着くといった行動をしなくてはならない。その間に自慢の機動性を生かして建物の陰に隠れたり、マップオブジェクトと一体化することによって、敵からの攻撃をかわしながら一方的に殴ることも可能になった。また、光学式照準器はジェット機であれば9.0km程度からロックできる性能で、熱線暗視装置と相まって、空中の索敵が大変やりやすいものとなった。
また、機動性はぶっちぎりの1位で、最高速度付近で走行すると、UCAVが放つ空対地ミサイルすら回避できるようになっている。陸上版ビーム機動
さて、武装だが、FIM-92スティンガーの日本版である91式地対空誘導弾がメインの装備。これは8発、最高機動10Gと少々控えめな性能だが、コツさえつかめばF-16やMIG-27など最高ランクの航空機すら撃破できる。
①エネルギー不足の敵を狙う
当然ながら、相手のエネルギーが有り余っている状況で発射しても命中は見込めない。なぜならば、そのエネルギーで回避行動をされてしまうからである。
旋回・上昇中や、味方航空機とのドッグファイトをしているときに狙うことで、回避すらままならないエネルギー枯渇状態の敵に一撃お見舞いできる。着弾すればほぼ致命傷となる。
②直線運動、もしくは緩い機動をしている敵を狙う
アップデートにより、ミサイルのシーカーが優秀になったほか、ロックオン距離も5-7km(ジェット機換算)に伸びた。ビーム機動も効果が薄くなったため、まっすぐ飛んでいればほぼ命中を見込める。たとえマッハだろうと、致命傷を与えることができるポテンシャルを秘めている。
ちなみに、ミサイルの発射方法だが、キーを割り振らなければいけないため、注意しよう。
使い方
その1
「設定」→「コントロール」から「地上車両」→「武装」の中の「目標をロック」を設定。
注意その下の「レーダー目標ロック」ではない。ただし使えないわけではないため設定してもよい。
その2
レーダーを積んでいないため自力で目標を見つけ設定したキーを押す。すると緑の丸が出てきて左上に「AAM PWR」と表示される。その後「AAM ACQ」になる。丸の中に目標を入れると緑の丸が赤くなり、左の文字も「AAM TRACK」となる。そして発射すると後は待つだけである。上記に書いてある通り撃ちっぱなしができるため放置してもよい。
ミサイル以外の武装はないため、慎重に撃つようにしよう。また、IRCMを装備している一部機体にはロックオンができないので、素直に隠れよう。チャットで航空機の種類や方角、距離を共有することで、友軍の対空砲からの支援も見込める。
ABではネームタグや車両情報が見えてるとはいえ、それはこちらも同じ。早撃ち勝負になるだろう。
ABでのリロードがなくなったが、代わりに弾薬箱が与えられている。
ところが再装填する際、8発すべてで1個の弾倉(のような感じ)として扱われているため、やや取り回しが悪くなっている*4。
再装填のタイミングには気をつけたいところ。間違っても航空機と対峙するときに「所持弾が0で弾を補給するゲージが出ている」ような事態にはならないようにしたい。
ミサイルが発射されない現象について
現在、発射しようとしてもうまく発射されず、リロードのような表示が繰り返し表示されることがある。これはサーバーとの同期ずれが原因でミサイルの起動が正常に行われず、「クライアント側(自分の見ている画面)ではミサイルの発射準備が完了しているのにサーバー側ではミサイルの発射準備状態にない」というのが原因である。これを解決する方法は、再度「目標をロック」を押してサーバー側のシーカーを起動(自分の画面上ではシーカーがオフになる)したうえで、サーバー側でシーカーが起動されるのを待ち(4秒)、その状態のまま適当な目標をロックして発射(通常は左クリック)することである。画面上ではシーカーはオフになっていることになっているので当然だが自分の画面上では目標をロック出来たかはわからない。しかし、目標を照準して左クリック連打していれば発射できるはずだ。
日本初の地対空ミサイル車両。しかも撃ち放し能力に加え、移動しながら照準、射撃が可能である。
ただし元が携行武器ということもあり、射程は短い。
また91式の仕様として「赤外線パッシブ誘導と可視光イメージ誘導とを併用したハイブリッド型の誘導方式」がある。結果フレアによる欺瞞に強い。
ミサイルの運動性能は非常に低く、固定翼機に真後ろから発射した場合であっても目標が軽い旋回をしただけで回避されてしまう。固定翼機相手では横や斜めから発射してもまず当たらないため、全方位ロックオンは可能ではあるが真後ろ、もしくは真正面(つまり自分をターゲットとして突っ込んでくる場面)からの発射を心がけよう。
対ヘリコプターであればそれなりの命中可能性を見込むことが出来る。しかし、高ランクヘリはIRサプレッサーを装備していることが多く、実際のロックオン可能距離は3キロ程度になってしまうため、RBの試合後半で出てくるような遠距離からATGMを使って攻撃してくるヘリには手も足もでないことが多い。また、自分に対して接近する方向の斜めの機動に弱く、全速力で前線に向かって突撃するABキルストヘリには当たらないことも多い。
簡潔に言えば、固定翼機にはまず当たらず、遠距離からATGMを撃ってくるヘリにはそもそも反撃できず、戦場上空に現れるヘリコプターのみがこの車両で現実的に落とすことが可能な目標である。これを踏まえると、この車両で積極的にキルスコアを稼ぎたければ陸ABのキルストがヘリの戦場で使用するべき、ということになる。
対空目標をロックしての射撃しかできないため、やけくそで対地攻撃をすることすらできない。
アップデートによりミサイルしか積んでいない対空ミサイル車両は偵察とキルストに便乗できる奴が研究できるようになった。ゲーム内最速を活かして偵察していこう。
使い方
その1
「設定」→「コントロール」から「地上車両」→「武装」の中の「目標をロック」を設定。
注意その下の「レーダー目標ロック」ではない。ただし使えないわけではないため設定してもよい。
その2
レーダーを積んでいないため自力で目標を見つけ設定したキーを押す。すると緑の丸が出てきて左上に「AAM PWR」と表示される。その後「AAM ACQ」になる。丸の中に目標を入れると緑の丸が赤くなり、左の文字も「AAM TRACK」となる。そして発射すると後は待つだけである。上記に書いてある通り撃ちっぱなしができるため放置してもよい。
その他
目標を画面の中心に入れ「レーダー目標ロック」の方のキーを押すと勝手に追尾してくれる。他の地対空ミサイル車両では必須な挙動である。
【防御】
そんなものは無い。
5ミリの構造用鋼で構成されているため、強く体当たりした日には崩壊待ったなしである。
テストドライブ等に存在する破壊可能な木製のバリケード(×型のアレ)にも、それなりの速度でぶつからなければ破壊できない程。
実験した結果50km/hが境の模様。そのため最高後退速度の40km/hでは破壊できない。頭に入れておこう。
また、衝突によりパーツにダメージが蓄積されやすい。そのため、普通の戦車なら問題にならないような、壊せるオブジェクトの多い場所を突っ切るようなプレイスタイルでは、無料修理があっという間になくなってしまうだろう。
【機動性】
ゲーム内最速。
南アのルーイカットを2~3km/hの差で上回り、出力重量比もブッチギリのゲーム内1位である。
ただし装輪車両のため、不整地ではスピードが大きく低下する。
【総評】
ABでも活躍できるが、ミサイル車両の無限リロードがなくなった今はRBの方が向いているだろうか。どちらにせよ、今までの銃砲とは違い撃ちっ放しが可能であるので撃ったら隠れることを意識したい。
史実
93式近距離地対空誘導弾とは自衛隊の近距離防空用のミサイルシステムである。自衛隊では"近SAM"と呼ばれている。
L-90高射機関砲の後継として開発され、主にヘリや低空侵入してきた航空機を撃墜する為に高い機動性と追尾性能を持つが、射程が短くレーダーを持たないので探知性能も低いという欠点を持つ。
以下ゲーム内wikiの説明文
1990年、機動性の高い93式近距離地対空誘導弾のSAM(地対空ミサイル)プラットフォームの開発が開始されました。
防衛省は、すでに運用していた軍用のトヨタ・メガクルーザー(BXD10)を改造するよう、東芝インフラシステムズ株式会社に要請しました。これは、高射機関砲を搭載した従来のSPAA(対空自走砲)より現代的な代替車両を開発し、91式携帯地対空誘導弾を搭載することを目的としていました。
必要なすべての構成部品が多少なりともすぐに利用可能であったため、新しい車両の開発に要した期間は非常に短いものでした。その結果、1990年に要請を受けてまもなく、93式近距離地対空誘導弾の試作車両が製造され試験も成功に終わりました。
1993年にはこの車両は正式に陸上自衛隊で運用されることになり、大量生産も開始されました。1993年から2008年の間に、合計で113セットの93式近距離地対空誘導弾が製造され、そのすべての車両は現在も陸上自衛隊によって運用されています。
「DMM.WarThunder」の「93式近距離地対空誘導弾(近SAM):機体と壁を破る」の「歴史」から引用
以下は高機動車の説明文
高機動車は陸上自衛隊が運用する現役の人員輸送用車両。防衛省略称はHMVである。災害派遣等で73式大型、中型トラックとともに出動することが多く目にしたことがある人も多いではないだろうか。90年代初頭に陸自が開発にかかわったトヨタメガクルーザーをベースとしており全ての普通科連隊に装備されている。陸上自衛隊の車両の中でも派生型が非常に多い。マイクロバスとトラックを合わせ持つ車であり主に73式中型トラックや73式大型トラックとともに人員輸送をよく行っている。シャーシは73式中型トラックと共通化させておりその点以外は通常の車と大差はなく非装甲車両であるがロールバーを装備しておりそのロールバーに5.56mm機関銃MINIMIを付け射撃可能。またランフラットタイヤを採用しその強度はたとえ被弾しても空気調整機能を最大限使用すれば一般道の法定速度が可能なレベルを維持できる優れ物。駆動方式は後輪も操舵可能な4WSであり任意でデフロックもできる。非装甲車両であるが実際の戦闘面においても活躍を見せており持ち前の機動力と軽量さを活かし航空機から突撃し歩兵を輸送したり、偵察場面においても高機動車が用いられている。現在も調達が続けられており初期調達車両を置き換えて活躍を続けており今後も陸上自衛隊を支え続けるだろう。
2024年(令和6年)度予算において、近SAMの廃止が盛り込まれた。無念。
小ネタ
上記の通りWar Thunder最速の車輌である。
日本の地対空ミサイル車両を待っていた我々には、何とも言いがたい車両ではあるのだが、海外兄貴たちのなかには、本車両の実装をテクニカル(普通の車に機銃や砲を載せた物)や似たような車両の実装の前座とみている人たちがいる。
トップ画像の右から車長、無線手、操縦手なのだが無線手は体育座りをしている。では、バグなのかといえば、そうではなく実車もこのような感じである。
車体のベースである高機動車は後輪にも操舵装置を持っている4WS(=四輪操舵)であるため、最小回転半径が抑えられ小回りが利くようになっている。
類似車両として、未実装ではあるがアベンジャーシステムというものがアメリカに存在し、そちらはM3P 12.7mm重機関銃を装備しているが、本車両には装備されない。
現在、ミサイルが地面などに当たることがあるがこれはミサイル発射機のモデリングミスが原因である。見ればわかると思うが、現状では発射機の中央部にある照準機が目標に向いておらず、ミサイルは目標に対してまっすぐ撃ち出される。その結果、目の前の障害物に当たってしまうのであるが、本来であれば照準機が目標を真正面に捉え、発射機自体は斜め上を向くはずなのでミサイルは少し上向きに撃ち出され、最低限の高度を確保するはずなのである。ちなみに、このことは実装直後から報告されているが修正される気配がない。
91式は地対空ミサイルなので本来はSAMなのだが、ゲームシステム的にはAAM(空対空ミサイル)として扱われている。
いまでこそ本実装から長らく産廃の烙印を押されていた91式地対空ミサイルだが、Dev鯖時代には今よりずっと高性能だった。当時はフレアにこそ騙されたものの、弾頭の炸薬量も多くミサイルの運動性も高かった。そのため、超音速機相手でも真正面か真後ろから撃てばほぼ確実に撃墜することが可能だった(さすがに側面かつ数キロ離れた目標相手では振り切られてしまったが)。当時は、「まあそこまで強くないけどこの性能なら対空は十分にこなせそうだな」と思っていたのである…
しかし、第2回Dev鯖終了後のデータマイニングで、91式のデータが変更されたことが確認された。内容は、「炸薬量の大幅減*5・運動性能低下*6・ミサイルのモデルをミストラルからスティンガーに」というものだった。そして本実装され、我々が目にしたのは「固定翼機相手に真後ろから撃っても当たらず、ヘリに撃てば手前の山に当たり、ヘリに当たってもダメージが与えられない」ミサイルだった… 現在でこそ画像誘導や偵察機能を得たり、ベースとなったスティンガーミサイル自体のFM変更などが重なり有用な対空車両となった現在と異なり当初は偵察機能もなかったので本当に初手CAP専用の車だったのである。
なお、Youtubeで「Type 93 Dev」などと調べると当時の動画が数本見つかる。その中でミラージュやドラケン、ファントムを撃墜しているのを見ることが出来る。
防衛省での愛称はクローズドアローとされており、自衛隊では近SAMとも呼ばれている。
高機動車に採用されているタイヤはブリジストンのマッドデューラーというブランドらしい。
また、寒冷地に配備されている車両はブリザックを採用しているとのこと。
次のサイトで紹介されている(外部サイトにつきURLを確認してアクセスしてください)。
参考URL(ソース):「タイヤ市場」のブログより
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。
- ルクレールのAPFSDSが窓ガラスを貫通しただけで船体崩壊とかまじ? -- 2020-06-23 (火) 23:26:49