2010年アジア競技大会における陸上競技(2010ねんアジアきょうぎたいかいにおけるりくじょうきょうぎ)は大会9日目となる2010年11月21日から11月27日にかけて広東オリンピックスタジアムをメインスタジアムとして開催された。前回2006年アジア競技大会で行なわれた45種目に、男子50km競歩と女子3000メートル障害を新たに加えた47種目が実施され、16種目で大会記録が更新された。 総合成績は中華人民共和国が金13・銀15・銅8の36個のメダルを獲得して、他国を圧倒した。インドが5個、韓国が4個の金メダルを獲得し、前回ドーハ大会の獲得数1から躍進した。インドは400mに加えて、女子5000m・10000mでメダルを獲得した。韓国は男子マラソンで通算6度目の優勝を飾った。 男子200m・400mでカタールのフェミ・オグノデ、女子100m・200mでは福島千里が2種目優勝を飾った。各国際大会金メダリストの成績は明暗を分けた。男子110mハードルでは開催国・中国の劉翔が大会新記録を樹立して優勝、スタジアムに足を運んだ7万人の観客を沸かせた。一方、男子1500mではユスフ・サード・カメルが予選落ちの結果に終わった。