TC-90は、ビーチクラフト キングエアC90を計器飛行など航法訓練用の練習機として改造した機体。 海上自衛隊の第202教育航空隊に28機配備されている。初期に導入された機体から退役が始まっているが、現在も調達が続いている。また海上自衛隊では多用機として派生型のLC-90を配備している。かつては連絡輸送機として海上自衛隊の各航空基地に1機ずつ計5機配備されていたが、2008年までに第61航空隊に集中配備されている。 かつては回転翼機課程に進んだ訓練生も航法訓練はTC-90で行っていたが、計器飛行に対応したTH-135の導入によりTC-90での訓練課程を廃止している。 アメリカ海軍でもキングエアC90をベースにしたT-44を大型機パイロットの訓練用として配備している。