領邦(りょうほう、独: Territorium)は、中世ヨーロッパに成立した君主を中心とする半自立の支配圏。ドイツでは領邦が徐々に自立を進めて国家の体裁を整えていき(領邦国家、独: Territorialstaat, Landesstaat)、17世紀半ばに一応の国家主権が認められた。19世紀後半にドイツ統一が果たされると国家主権は失われ、その後もドイツ帝国を構成する諸邦としての地位を認められたが、その地位も1918年のドイツ革命によって完全に否定されることになる。