行順寺(ぎょうじゅんじ)は、三重県いなべ市北勢町南中津原にある真宗大谷派(東本願寺)の寺院。正しくは蓮華山(れんげさん)二階堂行順寺。本尊は阿弥陀如来。蓮如の御旧跡寺院で、北伊勢の浄土真宗の中心寺院。現在の本堂は延享2年(1745年)の再建。毎年4月下旬に蓮如忌が勤められ、宝物を開帳し、多くの参詣人で賑う。同市北勢町其原及び北勢町麻生田に二カ寺の道場(支坊)を持つ。 現在の住職は、仏教学者の田代俊孝(第十八世)である。作家の連城三紀彦は住職に師事し、衆徒(所属僧)になっていたが、2013年10月に亡くなった。