融通念仏宗(ゆうずうねんぶつしゅう)は、浄土教の宗派の十三宗の一つ。総本山は大念仏寺。 平安時代末期の永久5年5月15日(1117年6月16日)に天台宗の僧侶である聖応大師良忍が大原来迎院にて修行中、阿弥陀如来から速疾往生(阿弥陀如来から誰もが速やかに仏の道に至る方法)の偈文「一人一切人 一切人一人 一行一切行 一切行一行 十界一念 融通念仏 億百万編 功徳円満」を授かり開宗した。当初は大念仏宗(だいねんぶつしゅう)と言った。