軍道(ぐんどう)は、アメリカ施政権下の沖縄において、米国民政府が設置し、維持管理を行っていた道路。軍用道路とも呼ばれた。日本本土における国道に相当したが、軍用車両も通行できるなど軍事的観点から全線が舗装されており、管理と補修は米軍によって行われた(1号線(現国道58号)は一部米軍機の非常用滑走路の役割も備えていた)。本土復帰直前にそのほとんどが琉球政府に移管されて政府道となり、復帰と同時に国道または県道に移行した。 軍道は、米軍基地内を通る純軍道と基地外を通る一般の軍道に分かれた。さらに政府道に近いが、管理と補修を米軍が行う軍営繕道もあった。