福音派(ふくいんは、英語: Evangelical、エヴァンジェリカル)、福音主義(ふくいんしゅぎ、英語: Evangelicalism)、福音派プロテスタントは、キリスト教のプロテスタントを神学や信仰の姿勢によって比較分類する際に用いられる用語である。米国・英国をはじめとする英語圏を中心として、自由主義神学に対抗して近現代に勃興した、聖書信仰を軸とする神学的・社会的に保守派のムーブメントを指す。 福音派自身による簡潔な定義は、「福音に献身する者」である。より詳細には、「聖書は神の霊感によって書かれ、誤り無い神のことばであるという、聖書の十全霊感(聖書信仰)を信じるすべての教会」と定義されている。この聖書信仰は「福音派全体の恵みの絆」と呼ばれる。 組織としては、世界福音同盟、日本福音同盟、日本プロテスタント聖書信仰同盟などが代表的であるが、無所属単立の福音派教会も存在する。 現在、世界的に福音派の教条として広く認められているのは「ローザンヌ誓約」である。