社会資本(しゃかいしほん)とは、主として次の2つの意味で使われる。 1. * 社会学における社会関係資本(social capital、仏:capital social) - ソーシャル・キャピタルの項を参照 2. * 経済学における(social overhead capital:SOC) - インフラストラクチャーの項を参照 「社会資本」という言葉はもともと俗語であった。それに類する概念を考えていた者も19世紀頃からいたと言われるが、それを掘り下げたのがアメリカのジェームズ・コールマン、フランスのピエール・ブルデューといった社会学者であり、アメリカの政治学者、ロバート・パットナムがイタリア社会の絆にこの名前を名づけたことで、広く知られるようになったとも言われる。なお、日本語としての社会資本は、電気や水道、ガスなどの社会的なインフラストラクチャーを意味する概念として定着しており、人間関係のつながりなどソフトな意味での社会的な資本としては、ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)として理解されている。