炭素12(たんそ12、Carbon-12、12C)は、炭素全体の約98.89%と最も豊富に存在する炭素の安定同位体である。6個の陽子と6個の中性子、6個の電子から構成される。 炭素12は、全ての核種の質量の標準として用いられているという意味で特に重要である。統一原子質量単位は、炭素12の質量の1/12であり、元素の原子量は、炭素12の質量を12としたときの相対質量である。また2019年までは、モルの定義にも用いられていた。