『映画女優』(えいがじょゆう)は、1987年1月17日に公開された日本の映画。文化庁優秀映画選出。吉永小百合99本記念映画。 原作は新藤兼人の『小説 田中絹代』。女優・田中絹代の半生を映画化した作品で、監督は市川崑。製作は東宝映画・配給は東宝。 絹代をはじめとしたキャストの多くは実名が使われているが(牛原虚彦・梅村蓉子・大日方傳・栗島すみ子・鈴木伝明・林長二郎・坂東好太郎など)、主要キャストは名前の一部を変えて役名としている。また、絹代の代表作である『愛染かつら』『浪花女』が劇中劇として用いられ、上原謙と高田浩吉が本人役として出演、50年以上の時を経て吉永小百合が演じる絹代と共演している。森光子と吉永小百合の最後の共演作品で菅原文太と吉永の初共演作品でもある。