斉昂軽便鉄路(せいこうけいべんてつろ)は、満州国竜江省斉斉哈爾市(現在の中華人民共和国黒竜江省チチハル市)の斉斉哈爾駅から同省竜江県(現在のチチハル市)の昂昂渓駅までを結ぶ私鉄路線を運営していた鉄道事業者、およびその路線。満州で初めて列強との合弁や借款によらず、純粋中国資本のみによって敷設された鉄道であった。 なおのちに満州国鉄となる斉克鉄路の路線と見かけ上営業区間が同じであり、実際に新聞記事で斉克鉄路側の昂昂渓-斉斉哈爾間や関係路線が「斉昂鉄路」と呼ばれている例があるが、両者はあくまで全くの別路線である。