大夫(たいふ、だいぶ、たゆう)とは、本来古代中国における身分呼称のひとつ。日本では太夫(たゆう)とも表記し、律令制では太政官においては三位以上、寮においては四位以上、中国以下の国司においては五位以上の官吏の称とされたが、やがて時代が下ると五位の通称となり、さらに転じて身分のある者への呼びかけ、人物の呼称として色々な意味を持つようになった。