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- 大付属肢(だいふぞくし、great appendage)は、一部の化石節足動物の捕獲用の付属肢(関節肢)を指す名称である。通常および狭義では、メガケイラ類の頭部にある、手のような造形をした付属肢を示している。 なお、この名称は一部の文献では広義に使われ、メガケイラ類だけでなく、ラディオドンタ類(アノマロカリスなど)やイソキシスなどの捕獲用の付属肢まで "大付属肢" と呼ばれていた。本項目は主に通常/狭義の方について扱い、広義の方に含まれた付属肢との関係性も取り上げて記述する。 大付属肢をもつ化石節足動物は「大付属肢節足動物」(大付属肢型節足動物、great appendage arthropod)と総称される。なお、この呼称も「大付属肢」の用法の違いにあわせて、通常/狭義(メガケイラ類のみ)と広義(ラディオドンタ類、イソキシスなどまで含まれる)の2つに分けられる。 狭義の場合、大付属肢の形態上の共通点と相同性、および大付属肢節足動物(=メガケイラ類)の分類群としての有効性は一般に認められるのに対して、広義の場合ではいずれも適切に反映されず、単に機能上の類似に基づいた便宜的なカテゴリに過ぎない。このような捕獲用の付属肢はカンブリア紀の節足動物に多く見られ、分類群によっては祖先形質の名残もしくは収斂進化の結果と考えられる。 (ja)
- 大付属肢(だいふぞくし、great appendage)は、一部の化石節足動物の捕獲用の付属肢(関節肢)を指す名称である。通常および狭義では、メガケイラ類の頭部にある、手のような造形をした付属肢を示している。 なお、この名称は一部の文献では広義に使われ、メガケイラ類だけでなく、ラディオドンタ類(アノマロカリスなど)やイソキシスなどの捕獲用の付属肢まで "大付属肢" と呼ばれていた。本項目は主に通常/狭義の方について扱い、広義の方に含まれた付属肢との関係性も取り上げて記述する。 大付属肢をもつ化石節足動物は「大付属肢節足動物」(大付属肢型節足動物、great appendage arthropod)と総称される。なお、この呼称も「大付属肢」の用法の違いにあわせて、通常/狭義(メガケイラ類のみ)と広義(ラディオドンタ類、イソキシスなどまで含まれる)の2つに分けられる。 狭義の場合、大付属肢の形態上の共通点と相同性、および大付属肢節足動物(=メガケイラ類)の分類群としての有効性は一般に認められるのに対して、広義の場合ではいずれも適切に反映されず、単に機能上の類似に基づいた便宜的なカテゴリに過ぎない。このような捕獲用の付属肢はカンブリア紀の節足動物に多く見られ、分類群によっては祖先形質の名残もしくは収斂進化の結果と考えられる。 (ja)
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- 大付属肢(だいふぞくし、great appendage)は、一部の化石節足動物の捕獲用の付属肢(関節肢)を指す名称である。通常および狭義では、メガケイラ類の頭部にある、手のような造形をした付属肢を示している。 なお、この名称は一部の文献では広義に使われ、メガケイラ類だけでなく、ラディオドンタ類(アノマロカリスなど)やイソキシスなどの捕獲用の付属肢まで "大付属肢" と呼ばれていた。本項目は主に通常/狭義の方について扱い、広義の方に含まれた付属肢との関係性も取り上げて記述する。 大付属肢をもつ化石節足動物は「大付属肢節足動物」(大付属肢型節足動物、great appendage arthropod)と総称される。なお、この呼称も「大付属肢」の用法の違いにあわせて、通常/狭義(メガケイラ類のみ)と広義(ラディオドンタ類、イソキシスなどまで含まれる)の2つに分けられる。 狭義の場合、大付属肢の形態上の共通点と相同性、および大付属肢節足動物(=メガケイラ類)の分類群としての有効性は一般に認められるのに対して、広義の場合ではいずれも適切に反映されず、単に機能上の類似に基づいた便宜的なカテゴリに過ぎない。このような捕獲用の付属肢はカンブリア紀の節足動物に多く見られ、分類群によっては祖先形質の名残もしくは収斂進化の結果と考えられる。 (ja)
- 大付属肢(だいふぞくし、great appendage)は、一部の化石節足動物の捕獲用の付属肢(関節肢)を指す名称である。通常および狭義では、メガケイラ類の頭部にある、手のような造形をした付属肢を示している。 なお、この名称は一部の文献では広義に使われ、メガケイラ類だけでなく、ラディオドンタ類(アノマロカリスなど)やイソキシスなどの捕獲用の付属肢まで "大付属肢" と呼ばれていた。本項目は主に通常/狭義の方について扱い、広義の方に含まれた付属肢との関係性も取り上げて記述する。 大付属肢をもつ化石節足動物は「大付属肢節足動物」(大付属肢型節足動物、great appendage arthropod)と総称される。なお、この呼称も「大付属肢」の用法の違いにあわせて、通常/狭義(メガケイラ類のみ)と広義(ラディオドンタ類、イソキシスなどまで含まれる)の2つに分けられる。 狭義の場合、大付属肢の形態上の共通点と相同性、および大付属肢節足動物(=メガケイラ類)の分類群としての有効性は一般に認められるのに対して、広義の場合ではいずれも適切に反映されず、単に機能上の類似に基づいた便宜的なカテゴリに過ぎない。このような捕獲用の付属肢はカンブリア紀の節足動物に多く見られ、分類群によっては祖先形質の名残もしくは収斂進化の結果と考えられる。 (ja)
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