医女(いじょ)は、李氏朝鮮に於ける両班や王族などに属する高貴な女性を診察するための婢身分の医師である。医女は全て朝鮮王朝が管理し、王朝に属した。女医とも呼ぶ。「薬房妓生」とも称されて芸道にも通じたことから、風紀が乱れて末期には妓生(売春婦)と実質的に同一化した。 医女に相当する制度は、日本に於いては『養老律令』の『養老医疾令』の中に既に見られる為、同時代の唐にもこの制度が存在したと思われる。日本においてこの制度は消滅している。また、高麗時代に医女に相当するものが存在した事を証明できないため、過去の医女制度と李氏朝鮮時代の医女制度の関係は不明である。