ポストモダニティ(Postmodernity, post-modernity)は、一般的に言って〔近代性〕の後に出現するとされる経済的・文化的な状態もしくは社会状況を表現するために使われる言葉である。ポストモダン状況(postmodern condition)ともいう。モダニティは20世紀後期に終焉し、ポストモダニティに置き換わった、とする考え方がある一方で、モダニティをポストモダニティが示すところの諸発展に拡大適用しようとする向きもある。 ポストモダニティは、ポストモダン社会に対する個人的反応、ある社会においてそれをポストモダンたらしめる諸条件、あるいはポストモダン社会に結びつけられる存在状況を意味することもある。ほとんどの文脈においてポストモダニティはポストモダニズムとは区別されるべき言葉として使われる。後者はポストモダン哲学や芸術・文学・社会におけるポストモダンな特徴をいう場合に意図的に採用される言葉である。